2025年9月19日金曜日

これ海外上映したら絶対大ヒットだと思う映画「国宝」

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!





最後に映画館で映画を見たのって何年前だったかな?しかも日本ではそれこそ何十年ぶりのか映画館で義妹に誘われて「国宝」を観てきました。母が日本舞踊をやっているので歌舞伎にも興味がありましたが、そうでない人でもその映像の美しさと、ストーリー自体はそれほど複雑ではないのに構成がいいのか全く飽きず、3時間という長時間にも関わらずあっという間に時間が過ぎました。海外で上映されたら大ヒット間違いない!案外大きな賞も狙えるんじゃないかと思ったぐらいです。



義妹はすでにこの映画を観ているのですが、もう1回観てもいい、それぐらいよかった、という事で私も行ってみた気持ちになりました。実は母も日本舞踊を長らくやっているので、お仲間とすでに観ていて、その話を帰国直後にしていたのですが、その時は「おばあさんが観たい映画なのかな。」とあまり興味を持たなかったのです。でも私よりもうんと若い義妹が「あと数回観たい。」というぐらい感動する映画って、どんなもんなのかな?と思い、俄然興味がわいたのです。

事前に義妹がオンラインでチケットを取っておいてくれました。水曜日に行くとチケットが安いということで水曜日の朝一の回で行きました。実家から車で20分ぐらいで行ける場所なのですが、早めに出かけちゃったので到着した時は、まだショッピングセンター内の映画館に近い方の入り口が開いてないぐらいでした。にもかかわらず、すでに入場を待つ行列が少しできていたぐらい。さすがお安い日、みなさんこの日を狙って来ているんですね。

何十年ぶりかの日本の映画館は、オーストラリアの映画館と同じ感じでした。オーストラリアでも映画館といえば、シドニーの中心地にあるものをのぞいて、ほぼどこでも大型ショッピングセンターに隣接していたり、ゲームセンターと一緒になっていたりします。一つ違うな、と思ったのは、売店エリア。オーストラリアの映画館は売店でチケットを買うので、売店カウンターがでかいのです。事前予約をしていると、優先的にチケット発行をするエリアがありますが、それも売店のレジカウンターと同じカウンタ―にあります。ちなみにオーストラリアは火曜日がムービーデーなので割引きです。
「国宝」が上映されていたのは、奥の方の11番シアターでした。

お客さんの入りは座席の半分弱程度で空席の方が多いぐらいかな。でも驚いたのは客層。なんと私たちが一番若いんじゃないの?と思うぐらい、圧倒的に他のお客さん達は60代後半以降でうちの両親と同年代と思われる人たちもかなりいました。それと女性客が9割。

観ている最中ずっと思っていたのは「これって海外でも上映されるのかな?」ということ。上映されたら、絶対主人の親戚一同全員にお勧めしようと思いました。歌舞伎になじみがない外国人にも絶対受けると思ったからです。

ふき替え無で字幕なのにネットフリックスで大人気になった「将軍」、私たちはすでに地中海に引っ越しした後だったので、この番組の事は知らなかったのですが、イタリアであった主人の従弟夫妻からその番組の事を聞いたんですよ。彼らはすごくはまっていたので、私にドラマ内のストーリーは事実にどれだけ近いのかいろいろ質問してきたんですよね。「うん、そういういうこと、歴史の時間に習ったよ。」と言ったら「やっぱり!!あれは本当にあったことだったんだね。とにかく面白いんだよ。」と夢中になっていました。外国映画とかドラマはネットフリックスでも以前から見れてましたが、吹替さられたもので字幕ものは敬遠されがちだったんです。しかもアメリカ製にもかかわらず、字幕で放映された「将軍」が賞を取ったぐらい人気になったので、日本の映画とか番組に対して興味が湧いているタイミング。さらに海外からの観光客が爆発的に増えている今、海外からの観光客にとって歌舞伎というのは日本の象徴だと思うんです。さらに「国宝」のいいところは、ストーリー自体は非常に単純でわかりやすいんですよね。しかも歌舞伎や踊りの場面が沢山あるので、もともとセリフがない部分も沢山あります。そんな部分も、役者さんの顔の表情でちゃんとストーリーが伝わってきて、踊りの内容を理解していなくても感情が伝わってくる名演技のオンパレード。映像自体も非常に美しく、絵画を眺めてるような気分になります。

観終わってから早速主人にその話をしたら、主人もすごく興味しんしんで、いつか英語字幕で観れる日があるといいな、という気持ちになりました。

3時間という長い映画なのに、全くその長さが気にならず、3時間全く注意がそれることなく引き込まれていました。かといって手に汗握る!という感じでもなかったので「気持ちが疲れる」ということもなかったんです。義妹が「あと3回ぐらい観たい。」と言った気持ちがよくわかりました。映画というより、観劇やコンサートの方に近くて、大好きなお芝居はストーリーを知っていても何回も観ちゃう感覚なんだろうな、と思いました。

とっても満足な時間の後はランチ。映画館から車で10分ぐらいの場所にあるおしゃれなパン屋さんでランチとなりました。ここも義妹お勧め。

外から見ると普通の和風家屋です。


店内で飲食できますが、カウンター席で8席ぐらいしかなく、主にテイクアウトのお店みたいでした。


カウンターのすぐ隣でパンを焼いています。

外にはこんなお庭が広がっていて、カウンターは窓際なので、お庭を眺めながらパンをいただけます。外にもベンチがあり食べられる場所はありますが、ちょっとこの時期まだ外は暑いな。

なかなかいいサイズなので2つで十分お腹が膨れます。クルミカマンベールパンと塩メロンパンを選びましたが、どちらもすごく美味しくて、帰りにまた買っていこうかと思ったら、食べ終わってからもおしゃべりしていて結構時間が過ぎていたので、帰り際には売り切れてました。



同じ敷地に住建屋さんがあり、ちょっとしたショールームがあるというので覗いてみることに。


木工作業場もありました。
入り口を入ると、おしゃれな食器などが並べてある店舗スペースだった。



これはこの会社の自社製品ではなく、この会社が作る住宅のムードにあうような食器類や雑貨類をいろんなメーカーから選んで展示(多分販売も)されていたんです。すごいなぁ~インテリアからそこに配置するものまで全て雰囲気が統一できるようにご提案されているわけですね。

ショールームスぺ―スには、キッチンエリア(DK)だけのものと、LDKのものと2つありました。こちらはキッチンだけ。戸棚や引き出しを全部開けてじっくり観察。今風の取っ手がなくて軽く押すと引き出しが開くタイプ。主人の実家も改装した時に、そういうタイプにかえました。
薪ストーブも展示されていました。

そしてその隣にLDKのショールームスペースがありました。
クライアントと打ち合わせの時、実際にこのテーブルで打ち合わせを行い、このキッチンを使ってお茶を出すそうです。

置かれていた食洗器はドイツのMieleのもので、コーヒーメーカーはイタリアのDelongiだった!MieleもDelongiもオーストラリアでもとっても有名で、Delongiなんかはコーヒーメーカー以外にもトースターなんかもあります。私もDelongiのトースターと電気ポットの赤いのがとってもおしゃれで可愛かったので、シドニーに住んでいた時に使っていました。今でも大事にとってあって、またシドニーに戻ったら使えるように主人の実家の倉庫に保管してあります。




之なんだと思います?ストーブなんです。この丸い部分から炎が出てくるストーブで下にある薪は飾りなので薪を燃やすわけではないんですが、燃費がすごくいい黒煙が出ないガスに火をつけて暖房するそうです。こんなに小さいのに、ショールームの20畳ぐらいあると思われるLDKが全て暖まるそうです。

実際に火をつけるので、この耐熱ガラスで囲まれているわけです。コンセプトは素晴らしいと思ったけど、このガラスの枠がねぇ~・・・今一つな気がしました。

観終わった映画の感想から始まり、私の両親の最近の様子やお互いの相方への愚痴なんかも女同士話のネタは尽きることなく、気が付いたら夕方4時近くになっていて、驚きました。でも誘ってもらって本当に良かった!この映画こそ、大画面の映画館で観る価値充分でした。


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