2025年12月27日土曜日

久々にメインセールも出して本気セーリングでChichime Caysへ

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!




ボクシング・デーの26日は15マイルほど先のChichime Caysに移動しました。クリスマスを過ごすためにやってきたSwimming Poolでは4日も滞在したので、そろそろ移動したくなってました。風向きも強さも最高のセーリング日和で、角度的にこれまでより横からよりになるので久しぶりにメインセールをフルで上げました。同じ方角に進む船が何隻かあったのですが、後から来たSATOMI号はどんどん追いつき追い越しの本気セーリングでした。

12月26日朝ご飯を終えてから10時ごろ、Swimming Poolの泊地を出発。
まずは南に向かうので、アンカーを上げて方向転換してからすぐにジェノアだけ出してエンジンを止めてセーリング走行開始です。


10時20分、進行方向が西に変わるので、メインセールを上げました。前に出した時はリーフィングしていたので、久しぶりのフルメインです。ジェノアも目一杯だして、久しぶりにちゃんとしたセーリングができます。両方のセールが目一杯出ているのを見るのは本当に気持ちがいい。
まだリーフ群の内側にいるので、ウネリとか波がなくとってもスムーズセーリングでした。サン・ブラス諸島は沢山の大小の島々があり、オーストラリアのクィーンランド州にあるウィットサンディー諸島を思い起こさせます。

こんな感じで進んでいきます。

ディンギーをけん引していますが、最低6.5ノットぐらいのスピードで快調でした。

同じ方向に進む船がいるとどうしてもレースしている気分になってしまいます。AISで他の船のスピードがチェックできるのですが、SATOMI号はどの船よりも1ノットぐらい速いスピードで進んでいるので、すぐ追いつくと思います。

キャタマランはヘッドセールしか出していないので6ノットが最高スピードみたい。その後から近づいていたケッチは3つのセールを全部出してい走っていますが、それでも7ノットのスピードは出ていないよう。
ケッチは方向転換してSATOMI号のバウを横切る航路になりました。
ヘッドセールだけのキャタマランもケッチと同じ航路のようでしたが、私たちが追い越す形になったので、SATOMI号のスターンを通過する形で進路変更していきました。


まだ前方に数隻の船がいますね。この頃には最低速度が7ノットの快速でした。

あとでわかったのですが、私たちはリーフの外側を一直線に進み、タックして泊地に戻ってくる航路をとったんですが、他の船はほとんどリーフの内側からChichimeに向かったようでした。おそらく途中でエンジン走行になったと思いますが、その方が波とかウネリガ少ないので海面が穏やかです。
8ノット越えで、突風時は9ノットまで行ったので、もう楽しくて仕方がなく、このままノンストップでもっと先まで行っちゃおうかなと思ったぐらい。


私たちの左側を真下に進んでいるBig Lostは私たちよりも先に泊地についていました。やっぱ内側からリーフの合間をエンジン走行した方が速いのかも、ですが、1回しかタックしないでリーフの外側をお気楽にセーリングしたのは楽しかったので、悔いはなし。

リーフの外に出るとウネリは必然的に大きくなりましたが、パナマ海域に入るまでの航海はいつも最低3メートルのウネリに揺さぶられまくっていたので、それと比べたら全然ましでした。

12時20分ごろ、タックして泊地の方に向かいます。

あちらがリーフの囲まれた泊地で風からはふきさらしの場所。すでに沢山の船がいますね。あそこにはもう場所がないかな?

タックしたあとは、ほんの10分ぐらいセール走行しましたが、すぐにセールを下ろして泊地に入る準備となりました。

最初は外の方のアンカーマークの場所に行こうと思ったんですが、海面は乱れてなくても風からは直撃。それとすでに10隻以上がアンカリングしていており、みなさん結構チェーンを長く出していると思われるので(水深は8メートル平均ぐらいらしいですが、海流が強いのと風が強いので)、そちらに行くのは最初からあきらめました。で、ハートマークの方、島の陰にちょっと隠れれる場所に落ち着きました。ここにも20隻ぐらいいますけど、こちらの方が広々しています。ただし、水深は12メートルぐらいなんで、SATOMI号も50メートルのチェーンを出しており、お隣さんは皆さん結構距離を保っています。

顔写真マークの所にアンカリングしています。

サン・ブラス諸島の端っこまできました。

到着してしばらくしてから午後2時ぐらいに上陸。お腹が空いていランチをしにいきます。宿泊施設があるので、レストランやバーも数軒あります。



ランチをやっているのはここだけでした。

最初ランチはフィッシュしかない、と言われたんですが私がう~ンという顔をしたら「あ、チキンがいいですか?チキンもあります。」となりました。で私はチキンで、主人がフィッシュをお選びました。

衣がとっても美味しくてでっかすぎるかな、と思ったけど完食したチキン。ライスやサラダは残っちゃったけど。

主人のフィッシュもおそらく同じ衣であげてありました。こちらも美味しく主人も完食していました。

食後、島をぐるっとお散歩。

こちら側は最初に来ようと思った吹きさらしの泊地の方。ここはかなり端っこの方です。風向きと海流によって、場所によってはスターンが陸地の浅地にかなり近くなってしまってる船もいました。なんとか隙間を見つけられそうな気もしましたが、海流が強いので、実際にアンカーを下ろすと周りの船に凄く近くなっちゃったりするんですよね。前の二つの島のアンカレッジでそれを学んだので、ここでは最初から広い方に行くことにしました。


あれは難破船です。大きな漁船みたいで、かなり遠くから見えていたのですがAIS上に乗ってこなかったから変だなぁと思っていたんですよ。動いてないから当たり前だった。まだ新しい感じだったので、最近座礁しちゃったみたいでした。

私たちがアンカリングしている側と反対側には宿泊エリアがありました。

真っ白い砂地のビーチはお決まり。


ここにはトイレとかシャワー、そしてリサイクリングのゴミ箱もあったのですが、施設使用料として一人3ドルかかります。ゴミは結構溜まっているんですが生ごみは毎回海に捨てているので、臭いはきにならいのでプラスティックや缶のゴミはずっと貯めています。マリーナに着いたら一気に捨てようと思っています。コロンビアを出てからそろそろ2週間以上たっていますが、そこそこ大きいサイズのゴミ袋がまだ一杯にはなっていません。プラスティックボトルや缶はなるべく潰しているので。あと食品はジップロックバッグに入れて冷凍しているので、再利用するのでサランラップゴミが出ないのです。

ウッドキャビンの宿泊施設。奥にはテントもあったので、キャンプもできるよう。私たちはヨットで生活しているので、離島に来るのはそれほどめずらしいことではありませんが、そうでなかったら、こんな場所に飛行機やボートを乗り着いてやってきたら、きっと南国パラダイスに来たような気分になるでしょうね。私たちでだって十分パラダイス気分ですから。

ペリカンが浮かんでいた!

ぐるっと回ってディンギーを付けた側に戻ってきました。ココナッツを手にポーズをとっていた主人。

ここはバーだけみたい。夜は食事もできるみたいですが。

ということで、ここには27日も泊まります。シュノーケリングお勧め場所が何か所かあるので、行ってみようと思います。この後はサン・ブラス諸島エリアを離れてシェルターベイに向かうことになるので、海で泳げるのは今年最後となるかな。


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