2025年12月18日木曜日

スコールの中海上に浮かぶ家々Puerto Escosesへイルカと共にGOGO!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!






12月16日は11マイルほど先にあるPuerto Escosesに移動しました。Puerto Escosesは湾の中に数軒家が建っている面白い場所。お天気はサンダーストームの予報でしたが雨に降られながらもエンジン走行で最短距離で移動しました。途中イルカがやってきて結構長い間SATOMI号の周りでイルカショーを繰り広げてくれました。到着した時には雨は小雨になっていましたが、なんと清水給水パンプが壊れて水が出なくなった!やばい、直らなかったらマリーナに直行しなけれあば!と一時はかなり焦りました。

イルカがSATOMI号のバウウェーブで波乗りショーを見せてくれました。

12月17日(水):この日はお昼ごろまでサンダーストームがあるかも、という予報でしたが予定どおり次の目的地Puerto Escosesへ向かいました。最初はセーリングで大きくタックしていく予定だったのですが、出てみたら雨のためか風がほとんどなかったり、あっちこっちから吹いてきたりしたので、あきらめて一直線でエンジン走行で行くことに。10時半すぎに出港。あっという間に雨が降ってきました。
しかもかなりしっかりな量。こんなにざーざー雨はトリニダードを出てから久しぶりです。コロンビアにいた間SATOMI号はほこりまるけだったので雨が洗い流してくれるでしょう。

11時の時点。目的地は画像真ん中あたりのちょっとでっぱった小さな半島の内側です。なので外からのウネリの影響がないい泊地です。

視界が悪くなるほどの大雨。後方では雷もなっていてちょっと怖かったですが、稲光はなかったので主人は全く心配していないみたいでした。

波じゃなくて、これは雨が吹き込んできて濡れています。



前方の空はちょっと明るくなっていますね。
11半ぐらい、ジェノアをちょっぴり出してスピードアップはかります。インジェクター詰まりで燃費が悪い状態なので、少しでもエンジンの負担を軽くしたいのです。

お昼ちょっと前、雨はほとんど止んできたと思ったら、近くでイルカがジャンプするのが見えました。あっという間にSATOMI号の方に近寄ってきて、バウウェーブで波乗り遊びをはじめました。最初は2頭しか見えなかったのですが、そのうち数匹またジョイントして最終的には5頭ぐらいの群れがあっちにいったりこっちにいったりして遊んでいました。

体長1メートルにもいかない子供イルカが2頭ぐらいて、ジャンプを繰り返していました。近くに大き目のイルカもいたのでお母さんかな?

直ぐ近くに寄ってくるので、キャーキャー声をだしたら、チラッと見た気がする。


SATOMI号が時どき傾くと海面に触れそうなぐらい近づくので、イルカともかなり接近します。

ジャンプ姿を撮ることができました!


30分ぐらいイルカたちは伴走してくれました。雨降りで退屈なエンジン走行でしたが、イルカたちのお陰であっという間に時間がたって、12時半には目的地のPuerto Escosesの入り口に到達。すでにここでウネリがかなり収まったのがわかりました。


あ、海に浮かぶ小屋が見えた。

全部で10軒もないぐらいですが、木造の小屋が立っています。
午後1時ちょっと前、水深8メートルぐらいの場所にアンカリングしました。アンカーはすぐに効きました。
ここにおります。

湾の反対側の方の奥に1隻います。

私たちのスターボード側にももう1隻。多分あの船、Obaldiaで見た船だと思う。

私たちがアンカリングしたのは、海の上に建てられた家に近い方。高床式ですね。人の姿はあまり見えなかったのですが、1軒からは煙が立っていたので誰がいるのは確か。なんとなく常駐している感じではなく、漁のために泊っている小屋かなっていう印象。


湾に入ってきた時、反対側の方にカヌーがみえたのですが、早速おじさんが近寄ってきました。アンカリング料徴収です。泊地アプリで、この辺りに住んでいない若者がお金を取りに来るので、ちゃんと領収書をもらうように、というのがあったので、スペイン語で「領収書はありますか?」という言い方を調べておきました。おじさんは「ないけど、写真を撮って。」と言ったんだなとジェスチャーでわかったのと、主人が「領収書の代わりに写真を撮るっていうコメントを読んだよ。」と言ったのでUS10ドル払いました。いつものことみたいで、おじさんは携帯を向けると自らお金を見せて、「徴収しました」ポーズをしてくれました。

ま、こういう手作りカヌーに乗っている人たちは、地元に人でしょうね。外海から来れる感じじゃいないから。おじさんにロブスターはないの?と聞いたら、欲しいの?じゃもってくるっといったので待っていたんですが、これから取りに行くのかもしれないな、としばらくしてから気が付きました。
おじさんは小屋の方にもどっていきました。

で、ロブスターは来ないかもしれないな、と思い遅いランチの支度をすることに。お皿を洗っていた時は全く問題なかったんですが、料理を始めたら、なんか水道の出方がおかしいんですよ。水タンクが空になってきた時のように、出たり止まったりしかも水量が少ない。バックタンクまだまだ3/4も残っているので、水がないわけではありません。ということは、給水ポンプに異常があるということ。主人に伝えるとすぐにポンプの様子を見に行って、蛇口を止めてもポンプが止まっていないことを確認しました。

やばい!!!2年ぐらい前だったかな、給水ポンプが壊れてしまい水を吸い上げなくなったことがあったんです。その時新しいポンプのモーターを買ったんですが、なんと同じ仕様のはずなのに、新しい方は吸引力が弱く、SATOMI号のタンクの深さだと吸い上げてくれなかったんですね。で、仕方なく古いポンプの壊れていた部品だけを新しいポンプの部品と取り換えて修理しました。なので、取替え部品がないことはにないんですよ。

確認したら、透明なプラスティックのカバーの部分にヒビが入っていて、そのため圧力が漏れてしまい吸引力が落ちていたようです。最初は亀裂部分だけカバーすればいいと思ったのでサランラップでくるんでみたんですが、うまく作動したかと思ったら、今度は蛇口を止めてもポンプが止まらないんですよね。う~ンだめかぁ。

予備のパーツは全く同じサイズではないのでそのまま取りかえるのは無理みたい。そこで、そのカバーが付いていたパーツ全体を取り換えることにしたみたいですが、ご覧のとおり若干サイズが違うので、取り付けパイプの接続部分も交換する必要があります。私は最初、「これが直らなかったら、このまま一気にマリーナまで行かないといけないよねぇ。取り合えず水ボトルで10リッターあるのでそれまではなんとかなるな。」と思っていました。でも主人は「ちょっと考えないといけないけど、直せると思うよ。」と案外余裕でした。

すでに遅めのランチを準備し始めていて、水を使う必要がなかったのでそのまま料理を続けました。2時ちょっと過ぎ、作業にめどがついた主人も手とをめてサーモングリルを堪能。すごく美味しいと言ってくれるてよかった。作業は楽しいはずはないから、私ができることは主人が美味しいと思う料理を作りことぐらいですから。

食後、1時間スターンロッカーから出たり入ったりしていたと思ったら、「ポンプのスチッチ付けて見ず出してみて。」という声がきこえたので、指示通りにしたら水は無事いつも通り出るようになりました。ポンプも蛇口を止めたらちゃんと止まりました。今度は成功!!
今日は午後からは上陸もせず、ゆっくりする予定だったので主人はまたしても修理が発生して本当にご苦労さまでした。これ自分で直せなかったら、本当にこのままマリーナに一直線で楽しみにしていたサン・ブラス諸島でのシュノーケリングもあきらめることになっていました。こういうことが主人が自分でできるからこそ、大西洋横断や太平洋横断も安心してできるんです。主人は「どうやって直そうか考えるのは大変だけど、時々こうやって修理が発生すると脳が活性化するからいいんじゃない。」とけろっとしていました。


その後はお昼寝したり、ネットをみたりしてくつろぎました。相変わらず雨がチだったので、涼しくて良かった。

昼間ガッツリ食べたので夜はスナック程度。ローストビーフとトマトにクラッカーが最近お気に入りです。

Puerto Escosesでは上陸せず、一泊だけにして先を急ぎます。次はいよいよ島のアンカレッジに挑戦!近くにシュノーケリングできるリーフもあるみたいなので、楽しみです。

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