2024年11月20日水曜日

バヒア宮殿で直してよかった!マラケシュメディーナは予想以上の規模

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!



マラケッシュ滞在3日目は前日入れなかったバヒア宮殿にリベンジ。規模こそアルハンブラ宮殿より小さいですが、本家本元、天井の装飾やアラベスク模様の美しさは最高でした。午後にはメディーナに行ったのですが、前日にちょこっとかじった部分はほんの一部でどこまでも続く迷路のような路地に吸い込まれてしまいました。

色とりどりのスパイスで描かれたサイン

9時開場なので、それに合わせて早めに出ましたが現地到着は9時半。すでにツアー団体客がいましたが、それでもまだ空いていたほうでした。

「宮殿」ってことなので王家の御屋敷かと思いきや、実は出身は黒人奴隷の子孫だったのが当時のサルタンに使えた後ぐんぐん出世して政府の要職につき裕福になった人の御屋敷でした。お屋敷の形式としては何か所かある庭を囲むように大小の部屋があり、それが迷路のような廊下で繋がっているという感じでした。150部屋あるそうですが、全部は見れるようになっていません。

最初のお庭の周りがすでにすごい。例によって美しい彫刻がなされたウッドやお馴染みモザイクタイル模様。

外に面している渡り廊下の天井でこの美しさ。


長方形なので、細長い部屋が2つと短い部屋が2つという構成です。



それぞれの天井は全て違う模様でした。











次のお庭はタイル張りで真ん中に噴水がありました。


噴水の中にはバラの花びらが一面に。

「小さい中庭」とのことですが、それほど小さくないです。4つのうちの一つの部屋は1898年にフランス政府から寄贈のガラス窓で飾られていたそうです。1912年からはモロッコを支配していたフランス政府の要人の住居となっていたそうです。










ドアのウッド細工模様が本当に美しくて妙に心が惹かれます。

首が痛くなってくるぐらい「ガン見」しちゃう。

当時の暮らしぶりを再現するかのように家具が置かれた部屋もありました。絨毯いいよねぇ。小さいのでいいからモロッコ滞在中に買いたい。でも船の中に敷くスペースはないな。


そして本来ならこの大広場がこの宮殿の最大のみどろこんなんですが、残念ながら現在修復中。ネットとかでこの宮殿が紹介される時は決まってこの広場の写真が載っているんですけど、それは合成というか、完成予想図なのですよ。

これがその画像です。正直ちょっと騙された感はありましたが、他のお部屋の美しさも見ごたえがあるので来た価値は十分ありましたけどね。この周囲にはきっと結構な数のお部屋が並んでいた事でしょう。


実際のお庭の一部。

その次のお庭は植物が植わっているお庭でした。

門の天井なのに、こんな装飾がされているんなんて、なんと贅沢。



ここは水道?それとも室内プチ噴水?




このお庭も大半が修復中で、タイルがきっちり貼られていたのはこの部分だけでした。

その奥は女性の部屋らしきエリアでした。ここは衣裳部屋?




朝ご飯も食べずに宮殿直行したので、見終わった時には10時すぎでした。まずは何か食べようとメディーナ(旧市街)に行くことに。徒歩10分ぐらいでメディーナエリアに到着です。といってもメディーナ自体の範囲が広いので30分以上歩くことにはなりそう。
行ってみて気が付いたのですが、前日歩いていた範囲はほんの半分ぐらいのエリアで、その先にどんどン続いていたのです。こんな素敵なカフェもあった!このインテリアもろ好みだなぁ。カラーコンビネーションが最高!


ラバットのメディ―ナと比べると確かにお値段は多少高いのですが、デザイン的にセンスがいいというかおしゃれ度が高いものが目につきました。結局スカーフとカフタンドレスにハーレムパンツみたいなの買っちゃった!気候的にカナリヤ諸島に着いてから着るのに丁度よさそう。


それとですねぇ~船に置くクッションカバーも買いました。帰ってから配置するのが楽しみだ。

メディ―ナの端かな?という場所までたどり着いた時には11時。1時間ぐらいさまよっていたのだ。それぐらい広い。それでも全部の路地をみたわけではないので、半日ぐらいかるく時間が潰せます。

例のジャマ・エル・フナ広場に戻ってきました。この広場はメディーナの中心みたいな場所にあります。

その近くのカフェで朝食兼、ランチを取ることに。普通のお店かと思ったらルーフトップがあるお店でどんどん上の階に通されました。ここは2階。

屋上の席に通されました。


ここから例の広場が見渡せます。この辺りところどころにルーフトップ席があるお店があります。一番有名なお店は広場に面したところなんですが、そこはいつも混んでいるんですけど、食べ物は今一だそうです。


相変わらずタジン。これはチキンでございます。

主人はビーフタジン。タジン料理、飽きてきた・・・・と思いつつメニューを見るとやっぱり食べたくなっちゃうんですよね。特にジャガイモやニンジンが本当に美味しいのです。

歩き疲れた足を癒し、お腹も満たしお買い物もしたので大満足。広場を通過して駐車場に向かいます。地図をみなくても位置関係がわかってきました。

これこれ、このお店がルーフトップ席が有名なお店。予約しないといけないそうですが、味は今一とのこと。食事代は場所代ってことですね。

この後、お宿に戻りぐったりしてました。マラケシュ街の観光はこれで終了で、当初の予定では月曜日18日にカサブランカに向かうはずだったのですが、せっかくここまで来たんだから、ということで18日から一泊二日で「砂漠ツアー」に申し込んだのです。

マラケシュ早朝発で19日火曜日に戻って来た時には夕方遅い時間になっているので、その間の車をどうするか、帰って来てからのお宿はどうするか、の手配を午後にやっていました。
一番いいのは3泊した場所の駐車場に車だけ置かせてもらって、帰って来てからまた同じ場所に泊れるのがベスト。大家さんに直接聞いたところ、残念ながら次の予約が入っていたのです。でも大家さんには別物件もあって、来る前数分移動した場所でしかも最初の場所より安い部屋が空いてるよ、とのこと。車も置く場所がある、ということだったので決定!

ツアーを申し込むことにしました。朝7時20分に次に泊まるアパート前でバスがお迎えに来るのですが、最初のアパートの支払いは出発時だったので、ツアーに行く前の早朝7時に新しいアパートの前でチェックインの時に来てくれた男性と待ち合わせ。彼に最初のアパートの支払いを済ませ新しいアパートでの駐車場所を教えてもらう、という段取りです。出発までに20分しかないから絶対私たちは遅れるわけにはいかず、6時に起きてすぐに新しいアパートに向かうことにしました。

ということで、次は「一泊二日サハラ砂漠テント泊ツアー」のレポートです。

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