2017年ラストの日・・・・という事は「スタンパレイタス予約受付」最終日です。本日午後3時50分をもって、「スタンパレイタス予約終了」
さて、いつもはペーパクラフト作品紹介がメインのこのブログ・・・あまり私個人の事は、時々シドニー生活の模様をお知らせする程度でしたけど・・・今日は、2017年最後の日という事で、私自身の1年の締めくくりと共にスタンピン・アップと私のここまでの道のりについて改めてお話ししたいなぁ、と思いました。
私のブログをしばらくフォローされている方ならご存知だと思いますが・・・長いですよ今日の記事。それも多分いつもより!
カードメーキングを始めたのはすでに10何年も前の事。自分の結婚式の招待状を手作りしようと決めたのがきっかけでした。当時はまだスタンピン・アップの存在を知らず・・・勿論アメリカではすでにその20年近く前からスタンピン・アップは存在していましたけどね。当時シドニーに住んでいました。週末に行われていたマーケットにペーパー関係のお店が出ていて、招待状のデザインをお店の方に相談したら、「Your're Invited」のスタンプをゴールドエンボスパウダーでヒートエンボスしてくれたんですね!目の前で盛り上がったエンボスパウダー!もういっぺんに虜になりました。これが私とスタンプ、カードメーキングとの出会い。当時はペーパーをスコアリングする事すら知りませんでした。今から思えば、結婚式の招待状だっていうのに、なんともお粗末な手作りかん満載のカードでしたが、私はとっても満足。それから、結婚式の写真をスクラップブッキングしようと思い、半年に1度行われていたクラフトショーに行きました。もう、見る物なんでも欲しくなってしまい、使い方もわからず、買いまくったんですよねぇ。
そんなこんなで、ペーパークラフトに俄然興味が湧くと、今まで気づかなかったけれどクラフト雑誌って沢山あったんですよ。片っ端から買いまくると同時に、クラフトショーやクラフトショップに行きまくり、わけもわからずスタンプやインク、ペーパーを買いまくっていました。少しづつ雑誌をみながらカードを作りはじめ、家族へのお誕生日カードは全て手作りするようになりましたよ。これがペーパークラフトとの出会い2年目ぐらいかな?「手作りしたの?」って驚かれてはいましたが、喜んでもらえたけれど、ま、その辺どまり。今思えば恥ずかしくなるような幼稚なデザインだったし、材料もバラバラのものを使っていたので、「子供の工作」の域を出ていませんでした。
毎月何冊ものクラフト雑誌を買いあさっている中、いつも特定のデザインに目が行く事に気づきました・・・よく見ると「Stampin'Up!」というメーカーの材料を使ったもの。2006年にオーストラリアにスタンピン・アップがやってきたんですよね。何に魅かれたかというと・・・
①スタンプがデザインのメイン
②エンベリッシュメントをスタンプで自作している
③他にはない独特な色合い
というのは、当時ペーパークラフトといえばスクラップブッキング全盛期で、各メーカーがペーパーとコーディネートしたエンベリッシュメントを出していて、カード作りにもその市販のエンベリッシュメントを使ったデザインが、雑誌の中身の大半を占めていました。でも、私自身は、どうしてもそれがなじめず・・・だって、市販のエンベリッシュメントだったら、それを使ってしまったらお終い。毎回また買い足さないといけないじゃなにですか。私的には、手持ちのリボンとかボタンとかを使ってエンベリッシュメント自体を手作りしたい気持ちが強くて・・・完成されたスティッカーを貼っただけっていうのに凄く抵抗があったんです。
でもスタンピン・アップを使ったカードは、スタンプしたものを切り取ったりしてエンベリッシュメントにしているのが、すごく私の中で「共鳴」したんですね。だって、自分の好きな色でパターンペーパーを作ったり、メインのイメージに合わせてエンベリッシュメントを作ったりできるんだから、自由自在、しかも何回使ってもなくならない、スタンプセットを1回買えばいいだけなんです。(当時はまだダイカットマシーンがオーストラリアではそれほど広まっていませんでした。だから何でもハサミでチョキチョキ)
次のクラフトショーで、スタンピン・アップのデモンストレーターさんが参加されているのを知り、ドキドキしながら「Make&Take」に参加することにしました。
実は・・・私の第1回目のスタンピン・アップ体験の印象はあまり良くなかったんです。
というのは、その有名デモンストレーターさんと、相性が合わなかったのかなぁ。(現在その方はデモンストレーターをされていません。)朝一番で、多分私が最初の参加者だったから気分がのっていなかったのかもしれません。でも、Make&Tak中むっつりとしていて、気もそぞろな感じ。隣の席の参加者に対応したデモンストレーターさんは、とても朗らかで楽しそうにやっていました。確かに有名人の方で、私も心の中で(わあ~誰々さんを生で見た!)とドキドキしていましたので、私自身の反応があまりなかったので、彼女も気分がのらなかったのかもしれませんが・・・で、終了後いきなり「これと同じものを作りたかったら、これだけ必要で全部で120ドルです。」って言われたんです。当時でも120ドルは結構な金額だったし、あまり楽しくなかったにもかかわらずいきなりビジネスになってしまったので・・・嫌な気分になってしまいました。その日は、カタログだけ購入して帰ってきましたよ。
それからさらに1年がたち・・・もっともっと雑誌で取り上げられるようになり、どうしてもスタンピン・アップが気になっていて・・・2008年の年末に主人が「そんなに気になっているんだったらワークショップに来てもらったら?クリスマスプレゼントとして何でも欲しいもの買っていいから」って言ってくれたんです。そこで、会社の同僚でクラフト好きな人を誘い、一番近所のデモンストレーターさんに、家に来てもらいました!
その方は、とても優しくって、とにかくペーパークラフトが大好きっていうのが、すごく伝わってきました。「実は、知らない人にワークショップするの、あなたが初めてなの!今までは自分の母とか従妹の知り合いとかにしかやったことがないのよぉ。」って明るく言い放っていたのも気持ちが良かったです。で、初めてのワークショップで、これまで夢見ていたスタンピン・アップを実際に手に取り、益々その良さを実感。作成したデザインはそれほど凝ったものではなく、かなりシンプルなもの。スタンプしてブレンダ―ペンで着色したり、当時はやっていたチョークを使って着色したものをカードベースに貼って、リボンを結んだ程度だったかな。でも凄く楽しかったんです。全体のバランスが取れていて、我ながら「おお~!!」と納得できる仕上がりになりました。もう、あれもこれも全部欲しくなっちゃったんですよねぇ。
そしたらその方、ナタリーさんというんですが「あら~だったら、いっそ自分で登録した方が安いわよ。」って教えてくれました。すると、同席した同僚も「あなたがやるなら、私お客さんになるよ!」と励ましてくれたんです。まだまだ、カードメーキングは初心者。訳も分からず道具だけ買っていて実際にはどう使ったらいいかわからない状態だったんです。でも、自分用購入が割引になるっていう事だけが魅力で、その場で登録を決意!!これが私がデモンストレーターになった第一歩でした!
それから、会社の同僚や別の同僚が自分の友人を集めてくれてワークショップをやったり・・・ワークショップといっても「こんなのがあるんだよ。こんなことできるんだよ。」ってカタログを見て実物を触って・・・とワークショップとしての構成は何もなく、一緒にクラフトを楽しむっていう感じでした。でも参加してくれた方がみんな「わ~!!何これ?!可愛い。欲しい~!」となって・・・ほんの一握りでしたがお客様ができました。
スタンピンアップに出会ってから、カード作りにものすごい変化が現れました。相変わらず、カタログの見本を真似したり、雑誌のデザインを真似したり・・・の日々でしたが、周りの反応が変わったんです。それまでの「ふ~ん手作りなんだ」から「え?これ作ったの?自分で?お店で売ってるカードみたい。売ってるのより素敵!!」に変わっていきました。さらに、友人や主人の親類から「カード作って、お金払うから。」というリクエストをもらうようになったんです。理由としては多分、基本的なデザインはそれまで作っていたものとあまり変わりがなくても、カードストックの品質がいい事で完成度が上がり、カラーコーディネートが完璧になったことで全体のバランスや良くなったからじゃないかなぁと思います。そんな風に反応されると、益々楽しくなっちゃいますよね。
その後分け合って、2009年の4月、シドニーを離れることになりました。住んでいたマンションを売却して、ヨットに移り住みオーストラリア中を航海して回ったんです。その間も行く先々で出会ったクラフト好きな方からのオーダーと、シドニーの元同僚から「ペーパーがなくなった!新しいクリスマスセットが欲しい!」とかのお知らせで、2011年12月までデモンストレーターを、細々と続けていました。勿論自分用も沢山買っちゃいましたよ。次に移動する港町の郵便局留めやマリーナ宛に郵送して受け取りました!
ヨット生活は2011年6月に終えてシドニーに戻りました。ヨットを売却したら主人ともども日本に長期一時帰国をすることにしていたので、引っ越しと共にスタンピン・アップは辞めました。引っ越し前に当分困らないよう、大量にペーパーとかインクパッドなど買い込みましたけどね!
2012年1月から日本での新たな生活スタート。主人もはじめての海外生活でしたがとても日本を気に入って楽しんでくれました。この年、初めて「Let's Make a Card~手作りカードの世界」(初代)というブログをスタートしたんですね。当時は日本で、ペーパークラフトを楽しむ人がいるっていう事すら知らず・・・多分その1年後ぐらいに「日本ブログ村」なるものの存在知り、初めて同じ趣味を持つ人がいるってわかったんです。
当時のブログにもスタンピン・アップの事をいつも語っていました。もうSUマニアといってもいいぐらいデモンストレーターを辞めても「追っかけ」てましたから。
ブログを通じてメールのやり取りが始まった方が「スタンピン・アップが日本に来るらしい」と教えてくれました。日本でブログを始めた時から「いつかスタンピン・アップが日本に来たら、絶対に登録して、私が初めてスタンピンアップに出会った時の感動とその後のカードメーカーとしての成長の喜びを、沢山の人に味わってもらうぞ!って意気込んでいたので、「ついにその時が来た!」って感じでした。
で、2014年になってSUジャパン発足の正式告知を知って、すぐにコンタクトしました。「愛知県では説明会をしますか?」って。なんとその質問をしたのは私が一番だったそうです。オーストラリアでデモンストレーターをやっていたことをお知らせしていたので、直接お電話でお返事をいただきました!
そして、いよいよ名古屋での説明会の当日、運命の出会い!?殆どの方はお友達同士で参加されていましたが、私は日本でのクラフト仲間がいなかったので、一人で参加。一番前の席に座っていると、後から来られたスリムでメガネかけたショートカットの方が、私の斜め後ろに一人で着席。「ここに来る人はきっとSU大好きにに決まっている!」と思い、振り返って「お一人ですか?良かったら隣に座りませんか?」って声をかけたのです・・・この方が、「ポンとしてグー」のクロさんだったんですよ。私とクロさんのSU繋がりは、この時からスタートしました!
その後は・・・もういうまでもなく、SUマニア熱爆発したまま今に至っております。
主人の両親が高齢の上、2014年11月に予期せず主人の兄が癌で他界。おまけにその後義父に認知症の兆しが見え始めた事から、2015年12月にオーストラリアに戻ることを決意。引っ越してもSUジャパンのデモンストレーターを続けられることがわかり、シドニーに来てから早2年目の今もずっとデモンストレーター活動をしています。
2017年が特に私にとって印象深いのは、私のデモンストレーター活動に対する意識が大きく変わった年だったから。
引っ越しても引き続き私をデモンストレーターとしてオンラインオーダーをし続けてくださっている皆さまとの交流。引っ越してから新しく私を発見してくださった方々との、新たな交流。メールを通してだけなのに、とても親しく「クラフト仲間」として交流していただき、そこからその方たちの何人かがデモンストレーター登録をされてSYSLSのチームメンバーになっていただいた事。
2017年は私の3年間のデモンストレーター活動の中で、一番チームメンバーが増えた年でした。カードメーキングの楽しさを共に味わえる仲間が、どんどん増えて行ったんですよね。SYSLSチームが大きく成長した年でした。まだ会ったこともない方けれどライン電話でお話しして、まるで前から知っていたかのような親しみを感じたり、日本にいた頃から仲間だった方達とビデオ電話やライブーミーティングでお話しして、距離を全く感じなくなったり、新しく参加した方とこれまでのメンバーとの交流が広がっていたったり。デモンストレーターをやっていなかったら、おそよ出会うはずがなかった、生活環境も年齢も違う仲間たち。この、「仲間が増える喜び」という部分が、「スタンピンアップの良さを知ってもらえる事の喜び」と同じぐらい、またはそれ以上に比重が大きくなっていったんです
2月にはFacebookでスタンプスクールをスタートし、4月からはオンライクラスを開始。それまでやったことがなかった事を、沢山スタートさせた年でもありました。
自分へのチャレンジを沢山なげかけた一年だったんです。その結果が・・・「仲間が増える喜び」につながりました。
7月にはブログをFC2からBloggerに変更。英語ブログを立ち上げた時にBlogger を知り、カスタマイズできる部分に魅力を感じるとともに、海外デモンストレーターさん達のとのブログホップがしやすい環境になりました。そして、それまで悶々としいた、「英語ブログとの両立」にもきっぱり答えを出しました。2つの違うマーケットを対象にしたブログをほぼ毎日のように維持していくのは、本当に大変で、英語ブログがおざなりになっていく事がとても心苦しかったんです。それも7月をもって英語ブログはお休みする決意をし、SUジャパンだけに集中して活動していく事に決めたんです。今でもSUオーストラリアのデモンストレーターですが、昨年と比べたらその活動は本当に最小限に減らしました。
新しいことを始めるのは、不安がつきものです。でも、先がわからないからこそ、ワクワクします。最初から上手くいくかどうかの保証は全くなくても、とりあえずやってみる事で、思わぬ結果が生まれて・・・今に至りました。
それもこれも、デモンストレーターをやっていたからこその経験。チームメンバーが増えて責任を感じる一方、メンバーの方たちが、登録前には思いもしなかった経験をされるのを目の当たりにしたり、お客様がスタンピン・アップを知ったことでクラフトライフがますます充実して毎日の生活が変わってきた!っていうお話しを聞くたび、変化へのお手伝いやきっかけの一部に自分がなれた瞬間、本当にデモンストレーターをやっていて良かったなぁ、スタンピン・アップの良さをお伝えできて良かったなぁと痛感します。
私自身にも、デモンストレーターになる前には想像もつかなかった「現在の私」があります。最初から期待して始めたわけではありません。当時の私ではそんな未来を想像する力がなかったと思います。
そんな、まだ見ぬワクワクする「未来」を一人でも沢山の方に味わっていただけるといいなぁと思います。私としては、スタンピン・アップファンの方なら、全員一度はデモンストレターになってみるのがいいんじゃないかって思っているぐらいなんですよ!!
2018年も、今年以上にスタンピン・アップで「誰かの何かを変える一役」となれるように、前進し続けたいと思います!
長々とお付き合いありがとうございました!そして来年もよろしくお願い致します。
Happy Crafting in 2018!
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