本日予定より一日早くオスティアのテビレ川から出航することなりました!
2ヶ月半近く整備にかかったSATOMI号がついに動きました!日本時間午後4時半にマリーナの方がSATOMI号に係留されている外側2隻の船を移動してくれることになっています。そうしたら自由に動き回れるSATOMI号川の下流を目指いして一気に進みますよ。
先週半ばからさらなるラストスパートで、室内に保管していたメインセールをマストに取り付けたり・・・
セールを挙げた時に形を保つために「バトン」という骨組みがあるんですが、それが前のヨットとは形が違ったし形式が違うバトンが何個あって、どれがどれだかわからない分もありました。セールメーカーの人に聞いたら、みんな「フランチーニ製」のヨットに興味があったのか、お店tのスタッフが総動員でかけつけてくれました。
その後、今度はエンジンに燃料を送り込むポンプが壊れていたのがわかりエンジンがすぐ止まってしまうっていう問題点、バウスラスターといって船を横移動させる装備がバッテリーがダメになっていたのを交換・・・など出発ギリギリまでドキドキハラハラの毎日でした。
永久に出られないんじゃないのって悲観的になったことも!
基本超能天気なウェラードですが、さすがにこの一週間ぐらいは精神的にとてもつらかったです。次々発生する重要問題とその対処が遅々として進まないイライラに、私以上に主人が精神的にも肉体的にも疲労がたまっているのがわかり本当に心配でした。でも無事本日出航することができて本当にほっとしましたよ。励ましのコメント、お便りをくださった皆さんありがとうございました。
さて、出航してもずっと航行し続けるのではなく夜は碇をおろして泊まるんですですが、陸地には当分上陸できない、または上陸できても食料品の買い物はできないだろうということで出発前の大事な準備の一つが「買い出し」!だいたい3週間ぐらいは買い物しなくていい量を買い溜めしておきます。
さらにお洗濯も当分できないので、いつものコインランドリーに!スーパーがあるショッピングセンターの隣にあるのでとても便利。洗濯機を回しておいてショッピング開始です。
よくみたらウサギの絵!ってことはラビット肉?ヨーロッパでは食べるんですよね。
帰宅してから今度は食料品の収納です。これほんの1/3程度。予め種類ごとに分けてからそれぞれの収納場所に保管します。
さらに「出前一丁」を見つけたのです!しかも「京醤油」なんて、オーストラリアでもお目にかかったことがなかったシリーズまで。勿論普通のもあったので買いましたよ。インスタントヌードルでは世界中(少なくともアジアやオーストラリアではね。さらにイタリアにもあったからヨーロッパも制覇)で愛されている「出前一丁」です。
生鮮食品は当然冷蔵庫や冷凍庫にいれるんですが、ヨットの冷蔵庫は一般ご家庭のものとは全然違い、ボックスみたいになっているだけ。特にSATOMI号は28年物の古いヨットなので、最新ヨットとは違い冷蔵庫の蓋が厚さ20㎝弱ぐらいあるのです。下の写真の左が冷蔵庫、右が冷凍庫。いちいち蓋を持ち上げるんですよ。冷蔵庫の方は下に扉があって、そこからも取り出しできます。上段と下段にわかれていて下段は下の扉からしかアクセスできません。
パンも冷凍しておくので、カットしてジップロックバッグに詰め替え。
お肉類は全て冷凍庫です。私は陸上に住んでた時は(ってこの表現不識ですよね。)ひき肉とかは大量に買ってきた場合は使いやすいサイズに小分けして冷凍していましたが、基本買ってきた時のパッケージのまま冷凍庫にいれていました。でも船上生活では、ごみ処理が大きな問題なので、できるだけゴミを出航前に捨てていかないといけません。そこで、お肉が入っていたトレイを処分すべく、お肉は小分けしたりカットしたりしてフリーザーバッグに移しかえて収納。スペースも節約できるし、解凍する時も便利ですよね。
冷凍庫も2段になっています。
最後に玉ねぎとかジャガイモなどは、船内の天井につるしたこのハンモックみたいなのに保管。これ古い形のヨットの船内にはよくあるんですよねえ。ちょっとあこがれていました!
ということで、最終ラストスパートのお陰で予定していたよりも一日早く出発できることになり、気分は最高です。実際に出発する前も船を一番端から一番外に並べなおす必要がありるので(かなりスリリングだと思われます。)その模様も含めて本日の航海日記、順次ご紹介していきますので楽しみにしていてくださいね。
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