2021年8月4日水曜日

動画:穏やかな天気を満喫!連日移動ですーAgios Sostisビーチでアンカー

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!


エーゲ海は夏の間の強風で有名な場所。風の向きにそって進めばあまり問題ないのですが、それでもミニ台風みたいな強さになる時は、じっと我慢で待機が必要です。だからこそ、穏やかな天気が続く時は、それを満喫すべくできるだけ移動を続けるのです。

8月2日(月)10:41ゆっくりな朝を過ごしてから、洞窟のビーチを出発しました。今日の目的地は本来なら昨日行くはずだった場所、Agios Sostisというビーチのアンカレッジです。
出だしは好調!いい感じの風が吹いてきて早速セールを挙げた‥‥と思ったら、いい感じのスピードが出ていたのはものの30分ぐらいでした。
島に沿って走行中、予報とは反対側から風が吹いていて驚き。島にあたって跳ね返ってるのかしら?!

地層の変化が面白いですねぇ。白っぽい部分はもともと海底で、火山噴火によって飛び出した部分が上の黒っぽい部分だそうです。
どんどん風が弱くなってきて、スピードも3ノット程度になりましたが、それでも我慢してセーリング。次の目的地まで10マイルぐらいだから、時間はたっぷりあるのです。

お、あそこにも洞窟らしきものがあるよ。結構でかい。他も何個かあって、その昔海賊が隠れ家として使っていたという話もききました。

それから風が弱まったので、沖の方が風があるかも?と思い、出てみたんですが・・・どんどん風は止まり、無風の時もあり、ヘッドセールがバタバタし始めたので巻き入れてしばらくメインセールだけでプカプカしてたんですが、だんだん飽きてきて、エンジンを付けてまた島の方に向かって移動しました。お昼過ぎになると風が強まる傾向があると聞いていましたが、本当だ!12時ちょっとすぎからいい感じの角度と強さになったので、6ノット越えの快調な走りになってきました。

で、こっからが長いんです。あそこを入ったところが今日のアンカレッジのAgios Sostisビーチだっていう場所になってからも、風の具合が良かったので主人は最後までセール走行で行きたいらしく、一旦大きく通りすごしタックして戻って入るっていう方向で進めていました。でも、タックする角度がちょっと早すぎて、1回目にタックしたら、あちゃ~まだこれじゃ湾内に入れないよぉという角度。で、すぐに2回目。今度はもう少し先まで進んでからタックしました。はい、3回目で成功、湾に入れました。アンカレッジ見え始めてから延々2時間奮闘。

このビーチのアンカレッジのすぐ先に、ビーチだけの場所があって、そこの方が人気みたいなので、ここには誰もいませんでした。でも外食大好きな主人は「今夜はタバーンに行くのだ!」と意気込んでいたので、ここに来たんですよね。午後2時40分アンカーを無事下ろし、本日のセーリングは終了です。
砂浜のビートとして知られているAgios Sostisビーチは水も本当にきれい。水深5メートルぐらいですが海底までよく見えます。

防水GOPROカメラを使って主人がアンカーの様子を撮影しました。主人は最近私に影響されてFB上で航海日記みたいなものをし始めて、動画なんかも載せ始めたのです。これらの動画は主人がFBに掲載したものです。なので、私のYou Tubeには載せていないのです。

さらに、スノーケリングしている私。

海は本当にきれいですが、きれいすぎて・・・魚はほとんどいません。あまりきれいな海っていうのはプランクトンがいないから栄養不足で魚が育たないらしく、まさしくその通り。ま泳ぐのには最高ですけどね。湾内をビーチから外に出る寸前までのかなりな距離を泳いでいる人が数名おりました。

夜になってから丘の上にあるタバーンに行きました。昼間主人はビーチにあるカフェでビールを飲みに行きその際、どこがいいか情報収集。上陸したビーチから階段が作ってありましたが、かなり高いところまでうんしょと上がると、質素な感じのタバーンが1軒。窓際席が結構予約されていましたが、2二人テーブルが1つ開いていたのがラッキーでした。

SATOMI号があそこに見えます。


ひなびた感じの場所だったので期待してなかったお料理は、なんと嬉しい驚きですごく美味しかったのです。ムール貝のガーリックソースとラムのドライトマト煮。ムール貝は小粒ですがその分味が濃厚。ソースは美味しすぎてスプーンをいただいて飲んじゃったぐらい。ラム肉はスロークッキングされてとっても柔らかくナイフなくても引き裂けるほど。大きさもすごくて、二人でも食べ切れなかったのでお持ち帰り。翌日の朝食にしました。これねぇ、40ユーロちょっとだったのです。ミロス湾アダマンタスの残念だったレストランはなんと50ドルを超えてました。信じられない。やはり超観光地料金だったんですね。味は大したことなかったのに。そう思うと、一層このレストランの価値が高くなりました。




食後、レストランよりさらに上にある教会らしき建物まで散歩。


あれがレストラン。素朴そのもの。でもお味は一流です。

後で入ってきたもう1隻のヨット。洞窟ビーチにもいたヨットでした。

タランテラがお店の名前。

奥に見えるのがミロス湾です。陸路だったらそれほど遠くない場所。

鍵がかかっていて無人のようでしたが、時々使用されているような気配がありました。

教会から見た景色

SATOMI号に戻ってから、レストランと教会を見たところ。

ひなびたビーチのタバーンだから、あまりメニューには期待しておらず何の変哲もないお決まりの豚の串焼きとかぐらいかなぁって、それでも外食っていうのがうれしいから、という理由で来たのですが、おもいがけず美味しくて景色もいいタバーンに出会いました。これもヨット生活の醍醐味の一つなのです。もうきっとここには来ることがないと思いますが、ミロス島でのいい思い出がまた一つできました。

さて、明日8月3日も移動致します。次の目的地は、別の島Flagandros島です。特に観光名所っていうことはなく、移動の途中の場所ですが、碇泊するのがまたきれいなビーチのある湾内なので、楽しみ。そして数軒のタバーンがあるのです。今回みたいにまた思いがけない「田舎のおしゃれタバーン」に出会えるかも?!

次の目的地まで40.2キロメートル

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