2021年8月5日木曜日

通過するだけの島なんだけど超きれいなビーチ!Folegandros島

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!

今まで聞いたこともなかった島々がほとんどのエーゲ海。世界的観光名所でなくても地元では結構知られている綺麗で有名なビーチがあるFolegandros島に滞在。

8月3日(火):本日の目的地も20マイルちょっとなので、朝はゆっくりできます。でないと連日移動を続けるのは大変。午前10時にAgios Sostisビーチを出ました。これでミロス島とはお別れです。

外海に出てからすぐに朝食の支度。準備といっても前夜レストランからお持ち帰りしたラム肉を温め直しただけ。主人はそれにトースト、私は残っていたご飯をお肉と一緒に温めました。二日目でも美味しさは衰えていません。

ミロス島を離れて目的地のFolegandros島まで一直線コース。体感で左前方70度ぐらいの角度から8ノットの風に対してSATOMI号のスピードは5.5ノット。でも実際の風の向きや強さとはちょっと違うんです。風を受けて進んでいるのですが、そのスピードでまた風を作るのでセールにあたっている風の向きっていうのは実際とは違うんですよねぇ。奥が深いなぁセーリングは。5.5ノットというのはいい滑り出し。このまま一直線だからセールも調整し直さなくてもいいんね・・・・とまたしてもこれは最初の1時間ぐらい。

で、お昼に近づくにつれて弱まり、エンジンを付ける羽目に。1ノットとかの浮いているだけっていう感じのスピードでもがんばったんですけどね。ついにエンジンを付けて走り出しました。すると、30分ぐらいしてから、あきらかにエンジンの音がおかしくなってきました。途中でふぬけになるんです。グォ~ン、ブルンブルン・・・・と息絶え絶えな感じ。昨日あたりからアイドリングしている時にも不整脈って感じで音のリズムが崩れていて、変だなぁと思ってたんです。そしたらついにブルン・・・・・・あ、止まった!

エンジン付けている途中にモーター止まるのは、以前燃料タンクが物凄く汚染されていて詰まってしまった時にあったのですが、それはタンクに新しく穴をあけて中を全部掃除したので、もう当分あり得ません。主人がタンクに空気を吹き込んでみたら、ぶくぶくしなかったそうです・・・・あ、ガス欠。燃料タンクは2つあるのでそのうち1つの方が空になったようなんですね。で、取り合えず満タンになっている方に繋ぎ直して、事なきを得ました。
でも、実際は前のタンクはまだ半分ぐらい残っている表示になっているんです。斜めになっていたので燃料の量が少なくなってくると、ちゃんと送り出されないのかな、またはタンクの量表示が不正確で実際はもっと少ないのかも・・・といろいろ検証事項があるのですが、取り合えず後方タンクに繋ぐことで無事エンジンはかかるようになったし、そうこうしていたら午後からの風が吹き出したので、セール走行に変えました。次に大きな港に入った時に、じっくり調べます。ほんとにねぇ~、全部完璧に作動している時は短いですなぁ。どこかしら修理や懸案事項が出てくるので、港で天気待ちの時とかも、飽きることがありません。

1時ちょっと前、目的地もすぐそこっていうところにきて、スピードは7ノットも出てきました!

テンダーをけん引していても7ノットも出るなんてすごい。





アンカレッジが見えてきた時、なにやらキャプテン・ロブは船の前の方にいき、一人「タイタニック」でもしているのか、と思いきや、なんとぉ~FBライブをやっていた!!SNSで苦手で私がいつも携帯でインスタとかピントレスト、FBとかやっているのを「まるで中毒状態だな。」とあきれていたのに、ついにFBライブまで手を出し始めましたようです。


わぉ~8ノットって最高スピードじゃん!

2時ちょっと前Folegandros島のアンカレッジのビーチに近づきました。結構ギリギリまでセール走行しましたよ。

碇を下ろして一休みしてから、テンダーで上陸です。すでに何隻ものヨットがいましたが、この後からまだまだ5~6隻ぐらい入ってきて、満員御礼状態になりました。SATOMI号は外の方の青いボート。

このビーチがきれいで有名だけあって、本当にきれい!風光明媚です。数軒しかないタバーンですが、ホテルが何件もあったので、結構人が沢山いたんですね。なので夕食は予約した方がいいかな、ということで上陸して早速場所探し。こっち側のレストランはいまいちな感じでした。

湾の反対側のビーチも素敵で、このビーチを見下ろせる丘の上のレストランがまたまたいい感じだったので、ここに来ることに決めました。夜の予約をしつつ冷たいジュースで一服。

この階段を上がってくるのはちょっとしんどいですが、運動運動。

いったんヨットに戻り、スノーケリング道具を持ってきてここで泳ぎましたよ。魚はそれほど沢山はいませんでしたが結構楽しめましたよ。

夜8時の予約でディナーに。
ちゃんとレストラン専用のミニ桟橋があります。自分のテンダーで来るのが面倒な方や、反対側のビーチに泊まっている場合なんかは、レストランから送迎サービスがあります。

まずは前菜のマグロのカルパッチョ。ギリシャで、メニューにカルパッチョを出しているレストランに外れはない、というのが私の持論。ここも大正解!美味しかった。マリネのジュースが押しすぎてパンに浸して全部吸い取りました。

メインは、カツオのグリルにナスの詰め物焼き。もうどちらもすごく美味しく、さらに量も丁度よくてほぼ完食。ナスはボリュームがすごくて私は最後ほんのちょっとがどうしても食べ切れませんでした。

ここも外観は小屋って感じですが、本当に美味しくて2日連続で当たり!
窓から見る風景も最高。(というか壁がないのです。)

小さくブルーに見えるヨットがSATOMI号。帰るころには真っ暗になるからだいたいの位置を覚えておかねば。濃紺のヨットの難点は、暗くなると全くわからなくなります。アンカーライトが頼り。


素朴な作りでも、丘の上にあるレストラン(アクセスが大変)だけど人気がある場所は、やは料理で勝負をしているんですしょうね。お店の方によると、この夜は他のお客さんはほぼ全員イタリア人だったそうです。味にうるさいイタリア人も納得の場所なのかしら。私は大納得でしたよ。

翌日も引き続き移動!次はエーゲ海と言えばサントリー二!からお届けいたします。

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