2021年9月22日水曜日

おしゃれな街並みSkopelosタウンハーバーと素敵な出会い

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!



9月19日(日)にSkopelos島のタウンハーバーに移動しました。安心してぐっすり眠りたかったのと、20日の夜からまた21日一杯まで北東向きの風が吹き続ける予報になり、22日木曜日にこの島を離れることにしたので、それまでちょっとゆっくり島めぐりをしたかったのです。(後日天気予報がさらに変更になったので滞在をさらに延長しております。)

9月19日(日):朝ゆっくりママ・ミアのビーチを離れ午後3時ぐらいにはSkopelosのタウンハーバーに着きました。シーズン真っ盛りは過ぎたので、タウンバースにも余裕があり、チェーンを眺めに出しても大丈夫な位置にスターン・トゥーで係留。周りにも何隻かヨットが係留していましたが、誰も出てくる様子がなかったので陸に乗り移れるギリギリまで近づいてもらい自分でスターンラインを結わえました。ちゃんとアンカーが効いていればすでにある程度船体が固定されているので、誰もラインを取ってくれなくても係留できるのです。

一息いれて、シャワーを浴びてから街を散策に行こうと、港の周りをぐるりと歩いていたら、これから係留しようとしているヨットが見えました。でも海面下でアンカーをぶらぶらさせて移動しているようで、SATOMI号の両隣が空いていていることもあり、気になったので戻る事に。案の定、そのヨットはSATOMI号のアンカーチェーンをひっかけてしまいました!さらにバックしてくる時にSATOMI号のバウにかなり近くなっちゃったので、チェーンがプロペラにも引っかかった様子もあり。すぐに、主人がアンカーチェーンを出してウィンドレスのテンションを弱め、チェーンを海面下におろしました。そして無事チェーンは外れました。取り合えずチェーンを巻き入れてみたらアンカー自体には影響がなかったようで、チェーンは元通りいいアングルで引っ張ってくれました。岸に激突するようなことはないので安心。それからそのヨットが2つ先の位置に係留しようとしていたので、スターンラインを受けとることにしました。イギリス人の年配の2組のカップルがレンタルしているヨットで、スキッパーの方はデイスキッパーの資格を取っている方でしたが、慣れない型式のヨットだったり、アンカーチェーンのリモコンの調子がよくないらしく酷使されているレンタルヨットならではの不具合と、横風も吹いていたのでうまく接岸できなかったそうです。とても済まなさそうに謝ってこられたので「大丈夫。よくあることですよ。横風があったからコントロールが難しい状況でしたよね。SATOMI号だったらもっと難しかったと思う。」と言いました。
さらにその直後、すぐ隣りに入ってこようとしたキャタマランはまっすぐにバックできず、あわやバウに衝突って言う感じになったのですが、その時もフェンダーを用意していたし、チェーンの上に乗り上げ気味になってましたが、うまく外れたし・・・で被害を受けた、と言うことはありませんでした。こちらの方も「申し訳なかったですね。」ととても真摯に謝らたので、こちらも気持ちよく「大丈夫。こういう時はお互いさまです。」と答えました。

2件連続でこういうことがありましたが、いずれも和やかなムードで対処できたし、相手の方達だって悪気があってやっているわけではないし、本当に申し訳ないという気持ちがよく伝わってきたので、かえって爽やかな気分になりました。

それから街並み観光再会です。

Skopelos島での見どころの一つに「Skopleosの街並み」というのがネットで紹介されていたんですが、確かに、街並みはこぎれいで清潔感があり、でも人工的な感じがなく観光客向けのお店があっても普通に生活している人たちがいる、という…なんと表現していいのかわかりませんが、不自然な感じがないおしゃれ感とうのかな。

皮サンダルのお店




ごちゃごちゃっとお店が連なっている、という感じはなく、所々あるんですね。その間は普通の住居だったり、祝初施設だったりします。

お店もおしゃれな感じの店構えの所が多かったです。毒々しくないんですよね。

すでにピークシーズンが過ぎた後で、観光客の数はピーク時からすると激減だと思いますが、それでも落ち着いた雰囲気の街並みはとても居心地が良かったです。


お店の位置を示す看板もおしゃれな感じ。

裏通りっぽいんですが、実は両側はナイトクラブ。時間的にひっそりしていますが、港からは奥まった位置にあるので、夜に営業していたとしても大音響がヨットまで聞こえてくるっていうことはありません。もっとも、コロナのご時世、密室ぽくなるナイトクラブは長いこと営業停止になっているのかもしれません。

いつもはレンタカーを借りるのですが、移動距離が少ないのでスクーターをレンタルして20日は、映画撮影された他のビーチを見に行きました。この模様は明日のブログでレポートしますね。

一日島観光をしてきて帰ってくると、前日係留をお手伝いしたスティーブンさん(イギリス人二組でレンタル中の方)がやってきて「今夜何か予定はありますか?良かったらディナーを一緒にしませんか?」と誘ってくれました。ここの所あまりこういう機会がなかったので喜んでお受けすることにしました。

その30分後、なんと教会のビーチで荒れた夜を共に過ごしたもう1隻のヨットが、SATOMI号の隣に入ってきたのです。ジェニファーさんは長いことイギリスに住まわれていたのですが、オーストラリア人、パートナーのパウロさんはイタリア人です。彼らは昨晩も同じビーチに滞在したのですが、前夜の事が信じられないぐらい穏やかな夜だったそうで、「あれは一過性のものだったみたいですね。」と言われていました。天気的には私たちが滞在した夜も風の影響は全くなくとても穏やかだったのですが、島の反対側で強風の時は、どうもその波が数時間後にぐるりとまわって湾内に押し寄せるのでは?という推測。いずれにしても、天気予報だけでは推測できない不確定要素が多いアンカレッジみたい。だからレンタルヨットの人たちは、そこでは夜碇泊してはいけない、と言われているみたいです。

で、ジェニファーさんが「今夜一緒にディナーしませんか?」と言ってきたので、もう1隻の方達と先約があるけど、良かったら一緒にどうぞ!ということになりました。


午後8時すぎにスティーブンさんが選んだ、とても賑やかなシーフードレストランに集合!男性がおでこにクロスを付けているのは、レストランのダンスをしていた女性がスミで描いたんですよね。特に意味はないみたいですけど。すぐに皆さん打ち解けて、時間が過ぎるのも忘れてヨット談義に花がさきました。気が付いたら夜中になっていた!その間も、スティーブンさんは繰り返し繰り返し「本当にお世話になりましたね。迷惑をかけたのに親切に接岸まで手伝ってくれて、本当にありがとうございます。」と何回もお礼を言われました。お話していてスティーブンさん、奥さんのアリさん、そして友人ご夫婦の方も、本当に気さくないい方だということがよくわかりました。楽しすぎてちょっと飲みすぎた主人は、翌日のどがかれていた!

お店の方がキッチンを見せてくれました。本日のおすすめ料理がずらりと並んでいて、どれも美味しそう!

でも私も主人もお昼ご飯を結構ガッツリいったので、それほどお腹が空いておらず、私はフィッシュスープ、主人はミートボールをオーダー。魚の煮物が大の苦手の私ですが、フィッシュスープはギリシャに来てからはまりました。

9月21日(火):目が覚めたたら9時30分を過ぎていました!前夜からちょっと風が強くなっていており、朝起きたらさらにビュービュー!港内にもうねりがちょっとあり、さらにフェリーが行き来する時に起こす波で、朝から船体はゆれております。ま、危険だとか不快、という程度ではないですけど。天気予報を確認したら、変化なしだったので予定どおり22日に出発します。

朝ごはんを食べるためにカフェに着いたら、昨夜遅くにやってきたこのタンカーがアンカーを挙げているのが見えましたが、途中でアンカーチェーン&アンカーをひっかけたのが見えたんです。位置的にまさかSATOMI号のアンカー?と心配になり主人はすぐに引き返しました。しばらくしてスクーターに乗って戻ってきたのですが、「大丈夫だったうちのじゃなかった!」と聞いて一安心。どうも、あの小さいアンカーもタンカーのアンカーだったらしいんです。それを自分のアンカーで引き揚げてもどしていたよう。あ~驚いた。

前夜飲みすぎたのか、私は朝あまり食欲がなかったのでSkopelos名物のパイ。このとぐろを巻いたような形が名物のようです。中身はクリーム。珍しく甘いものが食べたくなった。


主人は普通の朝ごはん。これなら家でも作れるのですが…カフェで食べるのがいいみたい。

明日のブログでは20日に島の他の映画ロケーションに行ったのをご紹介しますね。

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