2021年10月15日金曜日

しっかり横づけだからストームもどんどこい!?

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!


最初の予報では昨日14日の夕方から雨風が激しくなり、15日の夜中が35ノットを超える強風でピークになるっていうことでしたが・・・それがどんどん後になっていき昨晩は「いったいいつストームが来るんだ」って感じでした。


10月14日(木):天気予報ではこの日の午後3時過ぎから雲行きがあやしくなり、雨風がスタートして夜中あたりがマックスの強風になるとのこと。風はコンクリートの岸の反対側から吹いてくるんで、岸から船体が吹き離される形となります。コンクリートに船体が押し付けられたり風が起こす波が船体に打ち付ける!っていうことはなく・・・もし反対側に接岸していたら、かなり危険。だから誰も係留していないんです。

岸とはラインだけで繋がっていることになるので、バウライン、スターンラインの基本はもとより、通常ならスプリンガーは1本程度なのですが、前後からスプリンガーをつけ、さらにバウ、スターンとも2重にしておきました。全部いっぺんに切れるはずはないでしょうからね。ま、そんなにひどくはならないと思いますが。

さらに、ラインがこの鉄の枠にこすれて切れたりしないよう、お手製のカバーを付けています。

使えなくなったフェンダーを切り刻み、ラインカバーにしております。これを一番負荷がかかるラインにつけました。


お昼過ぎ頃から、地元の方もぞくぞくとやってきて、強風対策をされていました。



15日は半日雨風続く予報だったので、外に出るのがおっくうになるだろうな、と思い牛乳、ベーコン、卵など朝食になるものを買い足しに行きました。

レスボス島の大手スーパーでアジア食品が充実していたので、ここではどんなものがそろっているのかすごく興味深々でした。

アジア食品コーナーをチェックしてみると、レスボスのように「うどん」は売ってませんでしたがワサビがあった!さらにインドカレーの素も数種類、キッコーマン醤油はもとより、チャイニーズ料理のものも充実していました。さらにギリシャではあまり見かけなかった「チリソース」もあった。ギリシャの人はあまり辛いものは好まないようで「ホット」と書いてあるスパイスでも全然辛くなく、タバスコを見つけるたびに買いだめしてたんです。でもここではいつでも手に入るから安心だ!

さらに、お寿司キットまであった!これオーストラリアでも見たことある。この下の棚に「タコスキット」も売っていたので、ディナーはお家でタコスをすることになりました。

買い物から帰ると、訪問者がありました。

実は買い物に行こうとしてたら、見覚えのあるヨットが入ってきました!レムノス島で隣に係留していたドイツ人の30代のカップル。入れ替わりで私たちが出発してしまったのですが、ほんのちょっとおしゃべりした感じはすごくいい印象でした。昨年、小さなエーゲ海の島にいる間にロックダウンになってしまったなど、面白いお話を短時間でしたが聞くことができました。そのヨットが係留するのをお手伝いしたのですが、風が結構あった中だったので、ラインを受け取ってから引き入れる感じで係留終了。

その彼らがワインボトルをもって「係留手伝ってくれてありがとうございました。」とお礼に来られたんですね。私たち的にはそれほどすごいお手伝いをしたわけではないんですが、多分また再会できたので、キャッチアップするつもりで訪ねてきてくれたのかもしれません。そこで、「今晩、タコスを作るんですが、十分沢山あるからディナーに来てください!」とお誘いしました。ベジタリアンの彼らはお肉中心のタコスはこれまで食べたことがない、とのこと。お肉なしのタコスの具を作ったことはありませんが、お肉の代わりにキッドニービーンズ(いつもチリ・コン・カーンに入れているもの)やポテト、ピーマン、玉ねぎ、スィートコーンを炒めたものにタコソースを混ぜればいいかなって思いました。

SATOMI号で初めてのディナーパーティー!オーストラリアの時は、出会ったヨッテイーの方達と、お互いの船で手料理を持ち寄ったりして招きあっていましたが、ギリシャに来てからは食事に出かけることはあっても、「ウチゴハン」はありませんでした。

テーブルクロスもかけて早くからセッティング!7時ちょっと前にお客様はやってきました。うっかりしていて、その後の写真を全く撮らなかったのですが、初めてのベジタリアンタコス、とても気に入っていただいたようで、ほぼ完食していただけました。さらにタコスだよって言っていたので、彼らもお手製のグワカモリ(アボガドのディップ)を持ってきてくれたので、さらにタコスの味が引き立ちました!

夜がふけるにつれ、風は強まるどころかどんどん弱くなってきて「嵐はいったいどうなったんだろうねぇ。夜中に来るのかなぁ」と笑い合っていました。雨もちょっと降ってきたのですがすぐ止んでしまいました。彼らはエーゲ海はもとよりスウェーデンの方もセーリングしたことがあり、地中海ではギリシャとスウェーデンがお気に入りの場所だそうです。フィヨルドが作る自然の湾の美しさを教えていただき、ちょっと興味が出てきましたが…寒いからなねぇ。楽しくおしゃべりが続き、はっと気が付いたらなんと夜中1時ちょっと前!!!
やってくるはずのストームが、どんどん後の時間に変っており、15日の朝以降ということになっていました。

10月15日(金)今朝8時頃、雨と風の音で目が覚めました。船体が風で押されてちょこっと斜めになり、稲光が見えたのもほんの30分程度。

ポートホールから覗いたところ。風吹いているねぇ。あそこに見えるのが、昨晩遊びに来てくれたリリーさんとラルフさんのヨット。

最新天気予報によると、本日15日の正午あたり(現在ギリシャ時間で午前10時)にまた雨風が強くなり、それから雨降りだけになって、今晩夜中にまたスト―ムがやってくる、に変っていました。さて、いったいその実はどうなるのでしょうか?

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