急展開！今シーズンのセーリングはこれで終了＆年末里帰り決定

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！

Chios島のシップヤードのハードスタンド上で越冬することに決めたSATOMI号。ではいつから？とうのは決めていませんでした。というのもすれは全て年末にオーストラリア及び日本に帰れるかどうかにかかっていたからです！

一週間以上Chios島の廃業マリーナの岸に接岸していて、その間お天気が悪い日が何日も続いたので、バッテリーのジャージがかなり減っていました。ジェネレーターで発電をしようしとしたら、ジェネレーターも調子が悪く、うまくスタートしなかったのでエンジンをかけて発電。するとなんとエンジンも起動しなかったのです。

エンジンスタートのバッテリーをチェックしたら、交換ということになりました。まかなり古いものだったので寿命だったかも。幸い近くに車の整備屋さんがあり、そこでバッテリーを手配できることになりました。この時点では、越冬のためのシップヤードは決めたのですが、いつ、そこに移動させるのか、は未確定でした。でもその数日後に急展開。オーストリア政府が11月1日から、ワクチン接種者は入国の際の検疫が免除になると発表したからです。

グッドニュース！！！主人のお母さんは今年の11月半ばで90才のお誕生日を迎えます。出来ればそれに間に合うようにオーストラリアに戻りたかったので、その日から遡って帰国のスケジュールを考え始めました。オーストラリアにクリスマス直後まで滞在して、その後日本行き、年末と1月一杯をすごし、2月にギリシャに戻る、というのが希望。Ｃｈｉｏｓ島からアテネまでの移動手段はフェリーと飛行機があるのですが、大きなスーツケースは追加料金になってしまうので一晩かかりますがフェリーとあまり金額が変わらない事がわかりました。さらに、アテネではすぐにシドニーに移動できるわけではなく、出発前に、ＥＵ国内に無制限で滞在できる証拠のバイオメトリックカードというのを引き取りに行かないといけません。すでに発行されているのですが、引き取りにはパスポートを持参する必要があったので、海外に出発するタイミングで引き取りに行こうと思っていました。いつでも引き取りに行けるわけではなく、引き取りに行く日を予約しないといけません。それをビザ手配をしてくれた弁護士さんがやってくれるのですが、同行してもらうのでそのスケジュール調整が必要。さらに出発前のコロナ検査もする必要があるので、余裕を見て少なくても1週間はアテネに滞在する必要があります。11月11日にはシドニーに着いていたいので、そこから遡ったら・・・なんと、今週中にはSATOMI号をシップヤードに運んでいく必要がありました！

ということで、明日10月21日（木）にシップヤードに移動いたします！！つまり、これで今年のセーリング生活は思いがけなく突然終了となったのです。

フェリーの手配、フライトの手配、シップヤードの予約、さらにオーストラリア入国のために申請するべきことや、現在日本には日本人以外は特別な理由がない限り入国できないので、オーストラア人の主人は私の配偶者なので、というビザを申請する必要があります。それに必要な書類の手配をしたり・・・・まだ沢山やることは残っていますけど、取り合えずオーストラリアに帰るのが先。

そんな中、今週月曜日18日から風向きが北からに変るので、反対側に係留しなおす必要がありました。で、風がほんの少し北むにかわりつつあった日曜日の午後にエンジンをかけ（この時点ではまだバッテリーを交換していないので、ハウスバッテリーに接続してエンジン起動。）移動することにしました。実はここへの接岸時にバウスラスターがうまく作動せず、変だなぁと思っていたんです。で、離岸の前にバウスラスターを試してみたら、両方とも全く作動していないことがわかりました。なんとバウスラスターのバッテリーもダメになってしまったよう。イタリヤで新しく購入したので使用期間は今年の5月から。使用頻度はそれほどじゃなかったので、もうだめになってしまったのがショック！ま、この辺りも来年2月に戻ってきた時にしっかり対処することにして、取り合えず動かしました。風の影響もなかったのでバウスラスターがなくても問題なく移動できました。フェンダーを移動させるのが面倒だったから、バックで接岸。先週は向かって左側におりましたよ。

陸側から見たところ。

思ったより早く今年のセーリングが終了してしまい、食料がまだ沢山残っています。なるべく消費すべく、ほぼ毎日お家ごはんをしていました。場所を移動してから冷凍ラザーニャにサラダでディナー。

久々にお天気が良くなったのでデッキでお食事。

10月18日（月）は朝からエンジンのバッテリーを手配したり、レンタカーをもっと安い会社のに代えにいったり、シップヤードにまた出かけてハードスタンドに上げる日にちを確定しもらったりして、忙しく過ごしました。その合間にもオーストラリア政府のサイトで入国のための申請をしたり・・・・この日もまたストレスフルな一日。で主人が気晴らしに夜はおでかけしたい、といったので、一週間ぶりにレストランに行くことに。

普通のギリシャ料理は飽きているので、違ったお店をさがしました。海岸沿いからちょっとだけ奥まったところに、こんなおしゃれな店を発見。グーグルマップでの評価もGOOD。

お城の城壁近くのお店で、中世の建物をそのまま利用しております。面白いのは屋根がないこと。

テントみたいなカバーがかかっている範囲もありますが、星空が見えるレストランなのです。

小さくしきられた部屋が４つぐらいあり、とってもおしゃれなインテリアになっていました。

メニューも、いかにもギリシャ料理ではなく、これはスモークした鰆にアジアンソース（醤油ベース）。

こちらは、ビーフの黒ビール煮込み。量が食べ切りサイズで、お値段も一皿せいぜい10ユーロぐらいでとてもお値打ちでした。勿論味も最高。この前いったイタリアといい、この島で2つ目のお気に入りのレストランとなりました。

デザートはピーカンプディング。甘すぎなくて美味しかった！

ワインと共に楽しんで、すっかりストレスを解消しました。

ハードスタンドに上げたら、その後は出発までの数日間、冷蔵庫を片付けたりセールを保管したりなどの、冬支度が待っています。物凄く急展開にあわただしいスケジュールが決まったしまったので、気分的に追いついていくのがやっとですが、反面、約2年ぶりにオーストリアや日本に帰ることが決まり、とてもワクワクしています！

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