皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！
失くしてしまった風見鶏（という名前じゃないんですけど、鶏がついてないだけでほぼ同じものです。）を取り付けるべく、23日主人がマストに3回登りました！
そしてMarathokampouにいた時40ノット越えの強風で飛ばされてしまったものに気づきました。
5月23日（月）：朝ごはん後すぐに行動を開始しました。なんといってもピタゴリアに来た本来の目的は、失くした風見鶏や、トイレのバルブの予備部品などを入手するため。そして穏やかな天気を利用して風見鶏を設置することでした。ピタゴリアに品ぞろえがいいマリンショップがあることを発見し、そこに必要なものをオーダーしていたんですね。「届いたよ。」という知らせを受けて、月曜日、早速ピックアップに行きました。お店のご主人、ネクタリアスさんは英語がとても上手なので、意思疎通が非常に楽でした。
お店の中にはぎっしりとヨット関係の製品がつまっています。最後の一品が、23日に郵便局に届いていたんですが、ネクタリアスさんのお店は結構忙しく、私たちが品物を引き取りに行った時、他にもお客さんがいたのでいったん店を出て、朝ごはんを食べに行きました。その後お店に戻ると、郵便局に引き取りにいってくれていて全てのオーダー品がそろいました。
朝ご飯とっていっても10時半過ぎに食べているから、ヨットに帰ってきたのは12時すぎてた！それから準備開始で、いざマストに上がるぞ！という時には午後1時近くになっていました。
ライフジャケットにもなっているものに、いつもはメインセールを引っ張り上げているハリヤード（ローブの事です。）と、予備としてもう一本スピニカ用のハリヤードの2本をくっつけています。メインハリヤードの方をウィンチに巻き付けて、引っ張り上げます。いっぺんにするのではなくスプレッダーの間隔分だけあげておいて、次に予備用のスピニカハリヤードを手動で引っ張っておきます。主人の体重を支えて引っ張り上げる方は電動ウィンチなので私はボタンを押すだけ。予備用の方には体重がかかっていないので、私でも簡単に引っ張り入れることができます。前のヨットは全部手動だったから、本当に大変でした。
1回目に上がった時、古い風見鶏の付け根部分の部品がサビて取り外しができなかったようで、2回目はその部品のサビを溶かす作業に集中。3回目でやっと新しいものの取り付けにかかれました。炎天下の作業なので、1回降りてきたら水補給と少し休憩してから次の作業をしたのですが、1時間ぐらいで全て終了できました。
無事新しい風見鶏設置完了。これでやっと正しい風の方向を確認することができます。
この浮き輪みたいなの、安全装置です。落っこちたらこれを投げます。両端に設置してたんですが、スターボード側にあったものがなくなってた！マリーナ付近にも浮いてなかったから、はるか遠くまで吹き飛ばされちゃってたんでしょうね。
で、新しいのがこれ。前のはかなり古かったので、買い直すいい機会でした。これは小型だしさらにロープがついているので、間に合えば引っ張り上げることもできます。ギリシャの海軍でもレスキュー用具として認定されているものだそうです。
その後主人はどっと疲れが出たようで、夕方6時過ぎまでお昼寝していました。ここ一週間ぐらいずっと修理が続ていましたからね。体力だけじゃなく、どうやって作業をしようか、手順を考えるのに気力も使いますから。
ピタゴリアには修理のために来たので、24日には出発できるのですが、サモス島に来てからずっと修理続きで「観光」とかを全然してませんでした。やるべきことが完了するまでルラックス出来なかった主人、風見鶏設置完了でやっと気持ちが楽になったきたよう。やっとホリデー気分になってきたので、24日も滞在することに。
ブレークウォーターの上に立っているピタゴラスの銅像すらもまだ見てませんでしたから。（ま、正面に遠目に見えますけどね。）
ディナーにおでかけついでに見に行きました。ブレークウォーターの反対側にはきれいなビーチがあるのに初めて気が付いた。
街の方と反対側に港沿いを歩いていくと、レストランも良い感じのものが何軒もありました。真ん中あたりのマストがSATOMI号のマスト。
ビーチに続く道からSATOMI号を見たところ。う～手前味噌だけど、本当にきれいなヨットだなぁ。こうして離れてみるとさらにそのスタイルの良さを実感します。とても築30年もたっているとは思えません。
例のフュージョンアジア料理のレストランが休業日だったし、主人もお疲れ気味なので港沿いのレストランでよさげなメニューの場所を見つけておきました。
普通のギリシャ料理にはちょっと飽きているし、この前もいいましたがここは観光地料金なので、普通のギリシャ料理が他の島よりもお高めなんですね。どうせお高めならよその島じゃ食べられなかったタイプのお料理を食べたい！で、見つけたのが、ここ。メニューにカルパッチョとかツナ「タタキ」とかがあったんです。カルパッチョを置いている店は、私たちにとってポイントが高いのだ！
まずはビーフカルパッチョ。このソース、マスタードもちょっぴり入っていて、本当に美味しく、パンにつけてまるで洗ったみたいに、最後の一滴まできれいに食べました！
メインディッシュとして私は前菜を2皿。どうせ全部主人とシェアするんですけどね。
これがツナのタタキ。上に乗っかているのはメロンのみじん切りなのです。ワサビみたいに見えるのはシトラスムース。マグロは確かに内側が生で「タタキ」でしたが、和食のタタキとは全然違います。これも本当に美味しかった。
もう一品の前菜はマッシュルームと厚切りベーコンソテー。手前が主人がオーダーしたサーモンベイクとクスクスのリゾット風。マッシュルームが思ったよりボリュームがあって、クスクスも結構お腹にガッツリだったので、全部食べ切れずお持ち帰りしました。24日の朝食としてしっかり私がいただきました。
こんな風にちょっとづついろんなものを食べたい私！
ということでやるべきことが終わったので、これからやっとホリデー気分開始です。
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