2022年6月4日土曜日

朝4時起きでロードス島を目指す!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





6月3日コス島を早朝出発して、ロードス島を目指しました。午前4時起きの早朝出発で、ロードス島に到着したのは午後2時。


6月3日(金):朝4時に目覚ましをセット。まだまだ暗かったです。前夜、風がかなり弱くなっていたのですがその分海流に影響されたのか、予想していない方向に向いちゃったりして眠ろうとするとアラームが鳴り・・・を4回も繰り返してしまい、寝つきが悪い私はうとうとしただけでほとんど眠れず朝になりました。目覚まし時計が鳴る数分前にはもう起きていた。それと、ここ数日で実感したのですが、このあたり、碇泊している場所の方が島の外よりも風が強い!オーストラリアではビュレットと呼んでた突風が、いきなり吹いてくるんです。出発時も、突風に吹き飛ばされないように足を踏ん張って暗い中アンカーを引き上げました。風予報ではこの時間はまだそれほど風が強くないはずなのに、全然当てにならないなぁって思ってましたが、一旦アンカレッジを出たら・・・・あれ?風ないねぇ、拍子抜け。取り合えず最初のうちはエンジン走行なので、メインセールだけあげるのを手伝って、私は船内に戻り休みました。

なので、出発時の写真はなし。船内にいてもエンジンの音がうるさいので眠れませんでした。これが風や波の音ならうるさくても大丈夫なのにねぇ。精神的な問題ですな。

午前7時の時点で、この位置にいました。一番近いのはギリシャではなくトルコの半島です。

あれトルコ。ほぼずっとトルコの方が近かったので、時々ネットが使えなくなってました。

風は止まったり、強くなったり、方向を変えたり、と30分おきぐらいにエンジンつけたり止めたり、セールの向きを変えたり、を繰り返す忙しい航行でしたが、時間と共に風は弱まりほぼ全般エンジン走行のままでした。いつもは時間的にもっと余裕があるのでギリギリまでセール走行したり、風戻るまで漂流したりしていましたが、今回は55マイルほどの距離があるのと、主人のパソコン修理のために今日中にお店にもっていきたかったので午後4時ぐらいまでには到着したかったのです。

エンジン走行だからスピードはバッチリ。平均5ノットで11時間かかるなっていう計算をしたので朝4時半出発でしたが、この分なら到着時間は午後2時過ぎになりそう。

景色も特に珍しいものはなく、波もKos島を離れるごとに穏やかになっていき、結構退屈な航行でした。

ここでキャプテン・ロブ休憩。

Trueの風たったの7ノットじゃ、せっかく後方から吹いてきてくれても意味なし。予報ではもうちょっと強いはずだったけどねぇ。あくまでも予報。

波もなし。穏やかで滑るように進みました。

午前11時20分、ロードス島に近づくにつれて海上の交通が激しくなってきました。フェリーにタンカーに小型パワーボート、などすれ違う船が増えてきました。こういうの久しぶり。これまではヨットに1,2隻すれ違ったらいいほうだった。

後ろから来てもあっという間に追い越されました。行先は同じロードス島かな。ピレウスから来たフェリーですな。

ロードス島です。でっかい!でもこの島の端っこがメインの街がある場所で、観光や街はそこに集中しております。かの有名な十字軍聖ヨハネス騎士団の宮殿があるのもここ。

わお~!でっかいリゾートホテル。こういうのが何軒もあります。さすがドデカニーズ地方最大の島だし観光王国だしね。



パラセーリングっていうのかな?大型クルーズ船をバックに、いかにも観光地!な風景。ギリシャでは初めてみたなぁ。ってか今まであまり有名な観光島にいなかったからね。

港にも2隻の大型クルーズ船が入っていました。3隻目は入れなくて外にいたんだ。

おお!あれが有名な騎士団の古城だ。実はここのタウンハーバーはすごい場所にあって、騎士団の宮殿がすぐそこっていう好条件の立地なんですね。そのくせタウンハーバーだから係留代も当然お値打ち。人気がないわけがありません。完全予約制らしく、私たちも予約をいれたんですが、到着日が金曜日ということで満席でした。というのは、毎週金曜日から日曜日はチャーターヨットが滞在するらしいんです。金曜日に前のお客さんが降りて、土曜日に掃除をして日曜日に新しいお客さんが出航するとのこと。ということは月~木は空きがあるとうことみたいですが、結局金曜日になると「出ていって」となるわけです。ロードス島にはパソコン修理と、ライフラフト点検で最低2週間は引き止めになるので、数日ごとに移動するのはちょっと面倒だなって思ってました。そこでマリーナを予約。2週間予約で割引きをしてもらえたので、差額は出ますが、まあ納得ということに。パソコン修理にしてもライフラフトにしても、日本と違いできあがりが「何日です。」と明確ではないので、いつ戻ってきても引き取れるように同じ場所にいたいのです。特にライフラフト。運んでもらわないと重くて無理。



街の中心地まで徒歩ですぐの好条件の場所。タウンハーバーですが、予約制なので「Mandrakiマリーナ」と呼ばれています。
あさっき追い越していったフェリーだ。


沢山ヨットのマストが見える!

予約したマリーナはそこからちょこっと島をまわったところにあります。

マリーナのブレークウォーターの外でこんな船をみました。潜水艦なの?観光用のグラスボートていうやつかな。

ブレークウォーターの外で、バックで進む練習をまたしました。最近ではもう完璧にコントロールできるようになったし、一旦フォールディングプロペラが完全に開ききればスロースピードでも舵が切れるようになりました。マリーナでは必ずスターンラインを受け取ってくれるスタッフがいるので楽々接岸ができます。ここはバウのモーリンラインが2本あって両端固定できるのが便利。午後3時半ごろ係留終了しました。

まずちょっと休憩しシャワーを浴びてからマリーナオフィスに手続きにいきました。その後、お腹が空いてたのでマリーナ隣接のレストランでランチ。


メニューにビーフカルパッチョがあった!ということは私好みのレストラン?!前菜なのでちょっぴりかと思ったら、大皿でドーンと出てきたのがうれしいです。

もう1品の前菜はパンシェッタ。豚の角煮ですね。美味しかったです。メインはポークスペアリブをオーダーしたんですが写真を撮るのを忘れてがっついてしまいました。寝不足だったからぼーっとしていて、食事をしている間に眠くなってきました。

ロードス島マリーナは規模がとても大きく、大型船も沢山います。比較する対象がないのでわかりずらいですが、この船たちはすべて60フィート近くある大型船。私たちが係留しているKワーフはこういう大型船ばかり。

SATOMI号の二つ隣のイタリア国旗のヨットも巨大です。52フィートのSATOMI号が小さく見えます。テンダーだけみても小型ボートのサイズぐらいある。

サイズ別にワーフが決められているようです。SATOMI号も大型サイズワーフに誘導されました。多分長さで場所が決められているだと思います。大型船ワーフに係留されている船のほとんどは個人所有というよりはチャーター用のよう。

SATOMI号に戻ってから主人はパソコンを修理してもらうために街まで出かけましたが、私はお昼して待っていました。主人が返ってきたのは7時ぐらいでした。そのままどこにも出かけずゆっくり疲れをいやしました。

これから2週間、ここがSATOMI号の「お庭」となります!

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