皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
心配していたキャプテン・ロブの体調も28日にはかなり回復して下痢はすっかり収まりました。なので予定どおり28日にフェティエの港を出て、半島をぐるりと回った素敵な入り江に移動しましたよ。
6月27日(月):Yachtクラッシックマリーナで最後のディナー。当分こういうおしゃれな場所に行かないだろうなぁ。
私はしっかり自分だけビーフカルパッチョ。
主人はこのフルーツサラダが夕食に。
それから出発準備をして最終的にマリーナを出たのは10時ぐらい。本日の行き先はそれほど遠くないので、ゆっくり出発でも大丈夫です。まずフェティエの港を出る前に、トイレタンクをポンプ・アウトしてもらいに行きます。このあたりでその施設があるのは、ECEマリーナしかありません。ECEマリーナの一番奥のワーフの突当りがガソリンスタンドとポンプ・アウト上。すでに1隻のヨットが給油中だったので、それが終わるまでプカプカしながら待機していました。
初めてのポンプ・アウト、無事終了。デッキが汚れるでもなく、匂いもなく全く問題ありませんでした。この先だいたい10日置きぐらいに、これをやっていきその記録を残す必要があります。バーコードをスキャンしてもらうだけど。
全てが終了し、午前11時半にやっとセーリング開始。この辺りはいつもせいぜい15ノットぐらいの風しかないらしい。港を出るまで取り合えずメインセールだけあげて3ノットぐらいのスピードで進んでいきました。
その後、フェティエの港を出てフェティエ湾にさしかかってから、ジェノアも出して本格的にセーリングスタート。
湾内は比較的交通量が多いのと、微風なのでオートパイロットにせずキャプテン・ロブはマニュアルでかじ取り。
風は前方から30度ぐらいの角度で10~15ノットぐらい。でも5ノットちょっとのスピードで快走しました。テンダーをけん引してなかったら、6ノットいってたかも。
波もたたず、本当に快適なセーリングだ。このあたりでセーリグを楽しんでいる人たちは幸せだなぁ。でもこんなに楽々になれちゃうと、ギリシャ諸島には行けないんねぇ。あそこをぐるりと回らないといけないので、この後何回もタックをすることになります。
スピード的には平均6ノットぐらいになり、さらに快適セーリング。風が強くないから波が大きくならないんですね。
1回目のタック。これではまだ角度が十分じゃなくて、岬から出られなかったので、2回目のタックが必要です。
本日の目的地は、飛び出ている半島の反対側の小さな湾。青丸の場所です。3回目のタックの前に、お腹が空いてきた私は船内でラーメンを作ってました。すでに午後1時を過ぎており、朝ごはんも食べていなかったんです。いつもなら主人が「朝ごはんはいつ?」とうるさいのですが、まだお腹の調子が100%じゃないので、主人は自分だけバナナを食べてたんですね。湾内の出口あたりはヒールがきつかったのですが、外に出たら安定したので、途端にお腹がすいた!お腹が膨れたら、その後は眠くなってしまい、船内でうとうと。気が付いたら主人一人で3回目4回目のタックをしていました。
湾内には何隻もヨットが出ていましたが、ほとんどがセールを上げずにエンジン走行していました。もう少し外に出てからにするのかな。それともずっとエンジン走行したままかな。チャーターヨットだとそういう人沢山います。モーターボート扱い。
このあたり。
1回目のタック。これではまだ角度が十分じゃなくて、岬から出られなかったので、2回目のタックが必要です。
2時過ぎになって外に出ていき、しばらく外でまたうつらうつらしていたら、突然バン!と音がした!メインセールのトラベラーを動かしていた時でした。見てみると、滑車が外れちゃってる。幸い、風も波も穏やかだったので、走りながら修理するには問題ありません。
高い山々、きれいだなぁ。
すれ違ってから、修理開始。
3時半ごろ、ついにヘッドセールがばたばたしてきちゃったので、エンジン走行に切り替えました。目的地はすぐそこだしね。
3時48分の時点でここにいました。(青丸が私達)碇マークの場所が目的地です。
午後4時到着。ここはアンカリングもできるんですが、岸辺にあるレストラン所有のモーリン具が沢山あって、レストランで食事をするとただでモーリンが使えるんです。最初はどうしようか迷ったんですが、実際に湾にはいってみると、あちらこちらにモーリンブイが無数にあって、それを避けてアンカリングするのは結構めんどくなさいなって感じでした。さらにすぐにレストランから小舟がやってきて「オーバーナイトですか?お食事すると無料です。」と言ってきて、さらにモーリンも手渡ししてくれるので、決めました。
あのレストラン。評判も悪くないのです。
短いラインをバウにつけてそれにモーリンをひっかけて止めています。なので、スウイングしてもふり幅は最小限。場所はスタッフの人が選んでくれました。サイズよって場所を決めているそうです。
あの反対側は外海。
こんなでっかいモーリンはかなりでっかい船用。
私たちが着く前に1隻、その後から1隻ヨットがいました。その直後に、観光船がはいってきました。他の観光船は私達が入ってきたのとほぼすれ違いで出ていってました。この観光船はレストランで食事をした後、オーバーナイトしていき、翌朝早くに出ていきました。でもすぐ隣にこんなでっかい観光船がいたらちょっと嫌かも。
夕暮れの山をバックにSATOMI号。
夜7時、夕食にでかけます。なんか漁師小屋って感じで面白い。
店内にはいろんな旗があって、半分かけた日本の国旗に、ニュージーランドの国旗もあったけど、オーストラリアはなかったな。
ポテトもついてきます。これは主人も少し食べれた。
でっかいかまどでチキンを焼いているのかな。パンも手作り。さらに野菜とかもレストランの家庭菜園で作っているものでした。でこの時はっと気が付いたんですが、チキンもきっと今処分したばかりのもの。コケコッコーと盛んに鳴く声がずっと聞こえていました。チキンも飼っているんですね。新鮮なわけだ。ちなみに魚も水槽があって、そこで泳いでいるのを料理してくれるみたい。
骨付き肉のあまりを上げると大喜びで食べてました。
ワンコもいます。
デザートはメロン。これもよく熟していて甘かった!
29日朝起きて外を見ると、こんなに海が透明。水深はちょっと忘れましたが、10メートルはある場所だと思います。でもそこまでしっかり見える透明度。
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