皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
6月29日(水)は係留している場所から向かい側にある小島を探検することにしました。なにやら廃墟みたいな建物がたっているのが見えてました。特に観光名所ではないみたいですが、面白そうだったので。
午前11時頃、小島上陸。岩だらけなので、テンダーは後ろにアンカーを下ろしてラインを岩場から少し離れさせて結んでおきました。
海はターコイズブルーで本当にきれい!
SATOMI号がはるか向こうに見えますが、実際の距離はそれほど遠くないのです。
道なき道。岩がゴロゴロしている中を登っていきます。
丘の上に登れば登るほど建物跡みたなのが出てきます。
近くにいってみると、これ、墓地じゃないかなと思うものに数個遭遇。
さらに奥に進むと、ちょっと平らな場所に出て、大きな建物跡がありました。かなりデカくて、教会跡みたいんだけどギリシャじゃないしね。でもこのエリアに例のギリシャ人集落だったカヤッコイの廃墟都市があるので、ここももしかしたら昔ギリシャ人が住んでいたのかも。
大広間。
まだあっちにも続いているね。
3部ぐらいに部屋が続いており、規模からして一般家庭とは思えませんでした。教会だったら納得できるな。昨晩レストランの人に聞いてみたんですが、この島の事は特に何も知らないみたいだったんですよね。観光船もここには来ないし。
一番高い所まで来たようです。だいたいこういう見張り的な場所に教会って立っているので、やはり教会だった可能性が濃いな。
その後、係留している場所にちょっと近い、島というには小さすぎる1個の大きな岩の辺りでシュノーケリングをすることに。とても水が澄んでいるのでそこまでくっきり見えるのですが、案外深かったです。海底は砂地や大きな岩がゴロゴロでしたが、魚も結構いて、何もいないギリシャの海よりは面白かった。
お腹が空いてきたので、SATOMI号に戻り、主人は粉末のトマトスープを作り、私はロードス島でスイスの学生さん達からいただいたラーメンをランチにしました。(クノール製ですがスープが美味しくてかなり気に入っている。)午後になると、大音響とともに観光船が何隻もやってきました。
だいたい1時間弱しか滞在しないで、どんどん出てくるんですが5隻ぐらい、こういうのが次々来るんですよ。だいたい碇を下ろしているんですが、中には小さい湾の端から端までぐらいアンカーチェーンを出して、後ろを岩場に繋ぐ船もいて・・・こんなところでアンカリングしていたらたまったもんじゃなかっただろうなって思いました。レストランモーリンを使わないなら午後4時ぐらに入港して、翌朝は遅くてもランチ時間には退散しないと大変なことになってしまいます。少なくともレストランモーリンにいれば、観光船たちに超接近遭遇ということはありません。
午後になると本当に日差しが暑いので、何回も涼むために水の中にドボン。それを繰り返しながらデッキで涼んでいると、バシャバシャと水しぶきがあがりました。何ごとか、と思って海面を見ると、魚が数匹、小魚の群れをおそっているようでした。
小魚たちは、SATOMI号の影に避難して、カモフラージュしようとしているみたい。前日も同じ光景を見たんですが、その時は追手の魚はSATOMI号の影が大型魚だと思ったのか、諦めて去って行ったんですが、今日は慣れたのか、どんどん襲い掛かっていて、あっちでバシャ、こっちでバシャバシャと大き目魚(体調15㎝から20㎝ほど)がジャンプしていました。
なかなか面白い天然の餌付けショー?!だった。
その後、主人が「プロペラ見に潜る。」と言って水の中に入って行きました。実は、昨日走行中にちょっと気になる音がしていたんですよね。
潜ってみたら、プロペラには異常がなかったのですが、電蝕を防ぐアノードが外れかかったいたそうです!なんと!キオス島で新しいのと取り換えたばかり。水に戻してからまだ2ヶ月しかたっていないのに!
アランキーをもって緩んでいたネジを締め直そうと思っていたら、ネジの部分が割れていたので取り外すことに。本来ならスキューバでささっとやれる作業なんですが、トルコってスキューバの規制が厳しくて、ダイバーツアーとかに参加しないで勝手にスキューバしてはいけないらしいのです。なので、自分でタンクを持っていると、本当なら入国の際に税関がタンクにシールを貼って使用禁止にするらしんですね。でもフェティエの税関は船の中まで来なかったし、持ち込んだものとかも何も聞かれませんでした。それでも、やっぱり一目に着く場所なので、主人はひたすら素潜りで取りはずし作業のため、10回ぐらい潜ったでしょうか。
最初は息がすぐに苦しくなったようですが、何回かやっているうちに慣れてきて長く潜れるようになったそうです。
これが取り外したアノード。ネジを通す穴があるのに、穴じゃなくなってました。キオス島の船具やさんにあったものをボートヤードが手配したんですが、前に使っていたものより粗悪品らしい。前のもかなり痛んでましたが、1年以上使っていたものだったんですよねぇ。そっちの方がましだったと主人はムカついていました。次にシップシャンドラーにアクセスできるときがきたら、新しいのを買わないといけません。マリーナとかで陸電に繋がっている場所に係留する時に、これが活躍するので、取り合えず緊急事態ではないんですけど。
昼間小島を探検しておりました。手前のヨットはアンカリングしているようですが、あそこは昼間になると観光船がジャンジャン来る場所なので、明日の朝出発する予定かな。
ということで、人気スポットなのはとってもうなずけるきれいな海と可愛らしい入り江を2日間楽しんだ後、6月30日は、いよいよ北に向けて進み始めることにしました。
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