2022年7月19日火曜日

強風さけておこもりもまた楽し!こっちのビーチの方が断然きれいじゃん!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





7月17日は移動日の予定でしたが、天気予報が変わっており航路が予想以上に強風となっていたので出発を延期しました。数日間Didimのエリアでおこもりです。

7月17日(日):夜明け前から、予報よりも風が強くなっていておかしいなと思っていました。朝一番で最新の天気予報を確認したら、目的地までの風が20~25ノットの予報に変っていました。

ギリシャのサモス島とトルコの半島の間を通過するのですが、通常時でもその場所は風が強くなり、予報が20ノットだったら突風時は軽く25ノットを超えるはず。Didimの湾内では15ノット程度のはずがすでに20ノットに達していたので、おそらく外は25ノットはいっているはずです。そうなるとメインセールをリーフィングしても、結構大変だし、しかもほぼ真正面から風が吹いてくるのでエンジン走行するにしてもかなり大変なセーリングになることは確実。しかも目的地についてもその晩はまた20ノットが吹き荒れる予報。だったらここで待機して強風をやりすごすことに。ただ、同じ場所はうるさくてたまらないのと、波からあまり守られていないので、隣の湾に移動することにしました。Fevipasaっていうところです。エンジン走行で30分ちょいぐらいで行けるので、私が操縦!

Fevbipasaといっても2か所アンカレッジがあります。17日は上の画像で左側の方にいました。(18日に青丸の位置に移動しました。)

リゾートホテルが立ち並ぶビーチで、丘の向こうに小さな街もあります。スーパーもあるので買い物が必要になった場合も便利。Didimへは徒歩ではいけません。



移動開始が10時ぐらいだったので、到着して落ち着いて朝ご飯をしたのは午前11時半になってました。前夜買っておいたペイストリーと紅茶で朝食。デッキのテーブルも出さずに食べた。こっち側に移動しても風からの直撃は避けられず、テーブルを出して座るといろいろふっとばされそうだったんです。




この辺りはとても浅い範囲が広く、水深3.5メートルぐらいでした。でも40メートルもチェーンを出しているし海底が砂地なのでアンカーは物凄くよく効きます。この時点ではそれほど波の影響も受けてませんでした。

主人が前夜の「スィート&サワーフィッシュ」でお腹を下したのので、まだ体調が万全でなく、朝ごはんの後、横になり始めました。

予報ではここはせいぜい18ノットぐらいのはずなのに、チェックしてみたら突風時は26ノットになっていた!それと共に段々波が立つようになってきました。ただそれでも危険を感じるようなほどではなく、時々船体に波が当たって軽く上下するなっていう程度。4時頃主人も「気分よくなった。お腹空いた!」と言ってパンを食べ始めたので、その後上陸しようと準備を始めたのですが、いざテンダーを出そうと外に出てみると、ますます波が逆立ってきていて「行きはよいよい」ですが、帰りは思いっきり水をかぶりそうな気配。で結局出かけるのをやめました。

夜になるにつれて、一旦風が収まって来たと思ったんですが、寝る頃になったらまたビュービュー吹き出し、波が船体にあたる音がうるさくなってきました。揺れも感じましたが、とにかく風と波の音がうるさくてなかなか寝付けませんでした。

7月18日(月):朝6時半、また強くなり始めた風の音と波の音で目が覚めました。今日もおこもりです。今日は昨日よりももっと一時的に風が強くなる時間があります。そこで、同じ湾内のもっと奥の方に移動することに。風の影響は変わらないと思いますが、波の影響はすくないはず。真正面に移動するだけなんですが、すでに風は20ノットを軽く超えており、エンジンのうなり音もかなり大きくなっていました。最近エンジン走行が続いているせいなのか、アイドリングしている時にオイルのプレッシャーが低いですよっていう警告音がなるようになったんですね。近々点検の必要があるようです。その手配もこのおこもり中にやっておかねば。

午前9時には移動終了でした。後方に見えるのが今朝までいた場所。

目の前には小さなホリデービーチ。強風だからかまだ朝早いからなのか、ビーチに出ている人はいませんでした。

風はい相変わらずビュービューですが、波の影響は各段になくなりました!これなら快適。夜もうるさくないな。

さっきまでいた場所にはあんなに白波がたっています。

ここは水深も前の場所よりちょっと深く、3.4メートルというのは2メートルのキール下がっていうことなので実際は6メートル弱の水深です。今朝の場所は3.5メートルだったからキール下は1.5メートルしかなかった。浅い場所で波が立つと海底にぶつかった波がはねかってくるのでとがった波になりやすいんじゃないかなっと想像しています。ここの方が深いし、岸からの距離が近いので、必然的に風による波も大きくなりにくい。23ノットかぁ~。突風時はきっと軽く25ノット越えになるだろうなぁ。そんな中でも全然波を感じないので移動して大正解でした。

お昼ちょっと前、上陸することにしました。Fevipasaという街のようですが、普通の住宅地か、ホリデーアパートが集まったエリアのようです。

ビーチもとてもひっそりしていて、Didimより断然こっちの方がいい感じ。リラックスできること間違いなしです。それに砂浜もきれいだし遠浅みたいだから遊びやすいと思う。

浮き桟橋があったので、そこにテンダーをつけました。桟橋と言っても浅い場所にあるので船着き場ではなく泳ぐ人が岩場を歩いて深い場所にいかないでもいいように設置してあるようでした。


売店みたいなお店がありました。

ジュースやピザ、ハンバーガーなど軽食があり、隣接にお菓子やお酒、ジュース、牛乳やチーズなどを販売しているミニマーケットもありました。パンも売ってました!

ジュースを買って休憩。(着いたばっかりですけどね。)

店の隣の道を奥へと進んでいくと、住宅街みたいでした。

100メートルも行くと端っこに来てしまい、なんと門がありました。守衛さんもいる?!夜になるとこの門は閉まってしまうのかしら。

そういえば、お家がどれも豪邸なんですよね。常住しているというより、ホリデーハウスなのかなってい感じだったり、宿泊施設のような家も何軒かありました。

ここは看板みたいなのがあったので、宿泊施設かな。

ここはアパートみたいだった。門の外は、何もない砂漠みたいな場所が広がっていたので、ここだけ集落なんですよね。ビーチもきれいだし、Didimの街からは少し離れているので、観光地の喧騒は感じられませんが、普通の住宅街っていう感じではないんですよね。海外からの観光客はこない場所のよう。


私なら、Didimの街よりここに滞在したいな。きっと街まで車で30分ぐらいの距離だろうし。海は絶対こっちの方がきれいだし!何より混雑していないのがいいです。

SATOMI号に戻ってしばらくしたら、外から音楽がきこえてきたので見てみると、観光船がやってきてた。

合計4隻もいたんですが、正直、この湾は特に珍しい風景があるわけじゃなし、ボートツアーの行程としては特に面白いわけじゃないと思うんですけどね。Didimの街からやってきたボートとのようですが、こっちの湾の方が空いてるしきれいだから泳ぐのにはいいのかもしれません。


アンカリングして、お客さんはボートの後ろから降りて水遊びを楽しでいるようです。

18日の夜もずっと風が強いままなんですが、幸い、海底が良い砂地なのと、チェーンを50メートルも出しているのでアンカーが流れる心配は全くありません。風ビュンビュンでおひさまカンカンなので、電力は余り過ぎるぐらいあります。なので夜も久しぶりにネットフリックスを観たりして、おこもり生活も楽しめております。

18日午後の最新予報では19日(火)に出航できそうな様子になってきました!

次の 最終目的地はチェスメです。今年4月にフェリーでキオス島から行った初めてのトルコの地。行ったことがあるので、最初はチェスメは飛ばす予定だったのですが、エンジン総点検をやってもらえそうな人をチェスメで見つけました。さらに落っことしたエア・ベント・カウルも同じブランドのものを扱っているお店がチェスメにあったんです。これまでどこに行ってもなかったのに!さらにボドルムにいた時に食べたパンで、主人の歯が欠けてしまったっぽいのです。パンの中に硬いナッツが入ってたみたいで。歯医者もチェスメで予約できました。

そんなこんなで、チェスメではマリーナに滞在することになりました。お値段もこれまでのマリーナの中では一番安くてオーストラリアドルで一泊100ドル。ユーロだと現在のレートで56ユーロぐらいなのでギリシャのマリーナと同じぐらいの値段だからトルコでは格安です。しかもとっても便利な場所にあってレストランも沢山あるし施設が充実しているのです。3泊すると4日目が無料だから、一日辺りはさらに安くなります。なので勿論4日滞在。

一気にチェスメまで行くのではなく、その間所々立ち寄ってショートセーリングを楽しみますけどね。23日の日曜日からチェスメ滞在です。トルコに来てもうすぐ1カ月、だんだんボッタくりに合わなくなってきました。というより、ボッタくりされやすいエリアから離れてきたっていうことかな。いろんなもののお値段がどんどん安くなってきているしね。

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