皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
8月14日は、天然温泉があることで人気のBademliという街の近くのアンカレッジに移動しました。15ノット以下の緩やかな風にもかかわらずほぼ全行程をセーリング走行できました。海も穏やかで、退屈になって走行に夕食の準備をしちゃったほど。
8月13日(土):Candarli最後の夜は(といっても上陸できたのはたった1日でしたけど。)古城の反対側のビーチ沿いのレストランに行きました。本当は、アンカリングしていた湾沿いのもろ地元の人しか来なさそうな大衆食堂的レストランに行きたかったのですが、魚とお肉を両方出すお店がなかった。
お店のご主人が、英語がまあまあできたのですが、それ以上にドイツ語の方が得意だそうです。
通り沿いの席は全て予約で埋まってましたが、ちょっと内側の席の方がまぶしくないし、風が強すぎないので丁度良かった。夕方になると気温は25度以下になって肌寒く感じるほど過ごしやすいのです。
ポテトを頼んだらこんなに沢山出てきました。メニューがちゃんとあったので、だいたいいくらぐらいになるか計算していました。ワインのハーフボトルの値段がわからなかったのですが、わずか5リラのずれだけでドンピシャ。全部で525リラでした。うんお値打ち感あるねぇ。
デザートはお隣にあったケーキ屋さんで。
風が全くない穏やかな夜で、その分ちょっぴりゆらゆらしましたが、平和に暮れていきました。
8月14日(日):朝ごはんはトーストで軽くすまして、9時半ごろ出発しました。珍しく後方の風で、しかも15ノットいくかどうかっていうぐらいの微風なので、しばらくリーフィングしていたメインセールをフルで出しました。ジェノアも全部出しちゃった。
後ろから吹かれるって本当にいいなぁ。
バイバイ、Candarliの街。なかなか楽しかったよ!
向かっているのは、Bademilという街の港に入る手前の島が2つ並んでいる場所。
Candarliの湾出て、すぐ1回目のタックです。
波も全然ないよ。ヒールもしないから快適そのものです。
最初あの間を通過していこうと思ったのですが、風向きが変わったのと、あまりにも微風すぎたので、外側を通っていくことにしました。
またタックしました。前方からの風になりました。でも微風だから波が立たないのです。ヒールもしない。
11時半ごろ、10ノット程度の風なので4ノット以上スピードが出れば満足です。最短距離で15マイルなので、急いで進む必要はありません。ゆったりセーリングを楽しんでいきます。
このあたりに差し掛かってました。
おやあんなところに建物。古そうだけど古代砦の跡だったして?グーグルマップには何も表示さていません。
タックした後はほぼまっすぐに目的地に向かえそうだったので、私はやることがなく退屈してきました。揺れも全くないし、ヒールもしないので、走行中だということを忘れてしまいそうな平和さ。ランチ替わりに、スイカをカットして食べた後食器を洗い始めたら、なんとなくそのままずっとキッチンに居座って、夕食の準備を開始しちゃいました。それぐらい暇だったんです。
ここのところ、肉系の食事が続いてたのでちょっと軽いものが食べたくなっていて、チキンスープを作ることにしました。それにCandarliのスーパーで新鮮な生姜をゲットしたし。チキンスープは、ポテトにパスタを入れるし、ニンジン、マッシュルーム、玉ねぎと具沢山なのであっさりですがガッツリ系なんですよ。生姜を入れるのが私流隠し味。味付けはチキンストックのキューブだけなので、超簡単です。カットしてぐつぐつ煮込むだけ。
料理をしてる最中に主人が「ジェノアしまうよぉ。」と言ってきたので外に出ていきました。風が弱まりすぎて、とうとうセール走行断念したようです。でもあと残り4マイルぐらいだからね、ほぼずっとセール走行したきたようなもんです。
午後2時ちょっと前、目的地のアンカレッジが見えてきました。本土と二つの島が並んでいるので、湾が2か所である感じになっているんですが、正面に見えているのは、外側の島と内側の島の間。浅瀬があるので、そこは通り抜けできないんですね。なのでオープンになっているようですが、波ははいってきません。かなり沢山の船がいるようです。私達がいくのはその隣、真中の島と、本土の間です。
ほぼ風が真正面だったのでメインセールを下ろすことにしました。今回はきれいにジグザグたたんだ感じで下ろすことができました。だんだんいい癖がセールについてきたかな。
隣の広い湾の方から出てきたこのパワーボート、私達の左側からやってきたのに、バウを横切っていきました。私達の方が優先権があるのであちらが航路を変更する必要があるのですが、接触しないと分かっていたのでそのまま進んだのかもしれませんが、こんなに接近してすれ違うのはちょっと無礼。何かあった時のために余裕を持ってすれ違うのがベストだと思います。海の走行ルールを知らないのかな。
さて観光船は沢山来てるかな?湾の入口は浅い部分がでっぱってるので私がバウで見張りました。
湾内のアンカリングポイントは2箇所あるのですが、深さとかが気になったので、安心できる場所を探すため、湾内をグルグル回り納得できる場所を探しました。30分ぐらいかかったかな、やっと真ん中に近い位置で深すぎない場所に2時52分錨を下ろして航海終了。
黄色マークが私達がいる方のアンカリングポイントですが、私達はブルーの場所にアンカリングしました。黄色マークの場所は浅い場所が近いのでスイングすると心配要素があるのです。スターンを岩に繋げばいいけど緑の木マークの位置に温泉があるからか、その近くは観光船が係留してるし、反対側もスターンを結ばないと心配要素がありりました。風や波がほとんどないので深ささえ安心なら基本どこでも大丈夫なんです。
観光船は1、2時間で出ていきますが、それにしてもなんであんなに大爆音で音楽を流すのか不思議。トルコの観光スタイルなのかな。
もう1箇所のアンカリングポイントよりも後ろに係留しているヨットがいました。あの辺岩とかが所々にあるんですね。ローカル知識があればいいけど初めての私達は、常に細心最大の注意を払う必要があります。
建物の床部分一杯が温泉になってました。天然温泉ですが、こういう場所は誰かが設置したんだとおもいます。すでにいた家族ずれが「中は結構熱いよ。」と教えてくれました。
底から湧き出てくるのので、裸足だと時々やけどしそうなぐらい熱い部分にあたります。隣にいる女の子は外国人が珍しかったのか、ずっとそばにくっついていました。「アメリカ?」と聞いてきたので、主人が「オーストラリアから来たんだよ。」と言うと「オーストラリア!」と驚きながらリピートしてたけど、どこかわかったいたのかは不明。
近くの岩場にも人だかりがあったのを見たので、その場所に行ってみました。ここでも湧いているみたいですが、海水と混ざってかなりぬるい感じになってました。
温泉は、思ったゆよりも熱くて「温泉」という感じでしたが、囲まれた場所なので一度に沢山人が入れず、そのため長居する感じではありませんでした。観光船が来る昼間はもっと混んでいるでしょうね。一度入れば十分かな。天然温泉の中でこれまで行った中では(少ないですけど。)ギリシャイカリア島の無料マリーナ内にあった温泉が一番よかったなぁ。お湯加減といい、水のきれいさといい、何よりも地元の人にも知られていないのか、マリーナに滞在する人しか来なかったので混んでないのがよかった。あそこはもう一度行ってみたいな。
昼間作ったチキンスープで夕食です。ね、具沢山のガッツリ系スープでしょう。
夕食後は、なぜかいきなり疲れが襲ってきて8時半には寝ちゃったかな。久々に風の音も、音楽もお祈りの音もきかない本当に静かな夜を迎えることができました。
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