2022年8月14日日曜日

やっぱ普通のトルコは安いんだ!観光地との差がありすぎ Candarli

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





8月13日は午前中にトイレ修理が終わったので、朝ごはんを食べてからすぐにテンダーを下ろしCandarliの街に上陸できました。これぞ本物の「普通のバザール」(観光客向けじゃない。)も発見してとっても楽しかった!

8月12日のディナーは冷凍生パスタとナスピーマンにツナ缶をいれたトマトソースのパスタ。メッチェとトルコ風タズキソースを添えたサラダと一緒に。たまには肉系じゃないのもいいね。

修理が終わってからの夕食だったので、食べ終わったころには、私達にとっては遅い8時半を過ぎてました。
ウェディングパーティがあったみたいで、かなりな音響で音楽が流れてましたが、一晩中ではなく多分11時頃には終わったと思いますが、疲れていたので9時には寝ちゃってたので、わかりません。

8月13日」(土):ついにビーチに上陸。前のアンカレッジでもほんの30分ぐらいビーチを歩いただけだったので、ちゃんと陸に上がったのは4日ぶりぐらいかな。今の所最高連続不上陸記録は12日です。オーストラリアでクルージングしてた当時。まだその記録は破れてない。地中海にいる間は破れそうにはないですね。

SATOMI号はあっちにおります。テンダーでほんの数分の距離。13日の午後からは風が一時期西向きになるんですが、物凄く弱い日が続くのです。この場所は南西のウネリからは守られていないんですが、風が弱いので、ほとんど影響ないでしょう。それに夜になるとまた北東の風に変るしね。今夜はきっと風の音もなく波に揺られることもない静かな夜になると思います。
どこにテンダーを係留しようかと思ったら、フローティングポンツーンがあったので、そこに繋ぎました。ローカルの人たちの物と思われるテンダーとか小型ボートがつないだあったので、きっと置きっぱなしにしても安全なんでしょうね。トルコでも今の所、テンダーを係留しておいて心配になる場所はなかったです。(超観光地のフェティエとかでは反対に、信用できないからやたらな場所に係留しない方がいいよってマリーナの人が言ってましたけどね。)

なんか小ぎれいないい感じの海辺の街だぞ。ゴミ箱もすぐに大型なのが見つかった!

海岸沿いを歩いていくと、海沿いにレストランが数軒、内陸方面に続く道路沿いにスーパーとかが見えて、徒歩移動の私達にとっては便利なサイズの街。グーグルマップに頼らずとも適当に歩ているとお店に行き当たるっていうタイプですな。


路地を除くと、バザールがありました。


しかも、お店が超フツーのお店やさん。生活必需品を売っている、これぞまさしく「市場」です。私が子供の頃はショッピングセンターなどはなく、家の隣に今でいうスーパーマーケットの走りというか、大きな屋根の下に、八百屋さん、果物やさん、お肉屋さんにお魚やさん、薬局などの個人店が集まったものがありましたが、それを彷彿させて懐かしい感じがしました。


こういうバザールは本当に楽しいのです。勿論お値段も地元価格。スーパーとかでもそうですが、普通のトルコの街では物価はやはり安いです。レストランとかでも言葉がわからない人からぼったくろうという精神はないよう。ちゃんと値段を電卓に打ち込んで見せてくれます。勿論メニューにも値段がちゃんと書いてあるし。トルコ語のメニューをグーグル翻訳で英語にしてみていると、お店の人はとっても珍しがって面白がってくれるんですよね。


新鮮野菜も売っていて、玉ねぎとかレモン、バナナなんかを買い足しました。全部でたったのオーストラリアドルで3ドル20セント。やっすー。

バザールの奥にこんな一角を発見。木にテントを張り巡らして日陰を作ったカフェです。

主人が小腹が空いた!っていうので、ゴズリム(トルコ風クレープっていう感じかな。)をオーダーしました。ここでもグーグル翻訳でメニューを英語に変えてみてたら、お店のおじさんが「おお~すごい!変ったよぉ~」と言ってたのかな、ニコニコしながらウェイターの若い人になんか話しかけていた。でも若い兄ちゃんはグーグル翻訳の事を知っていたのかそっけない反応でした。ゴズリム(これは英語発音。トルコではゴズレメというらしい。)にレモンを絞ってかけるのがオーストラリアで食べてたスタイルで、主人もそれが大好物。なので、レモンを添えてくださいって翻訳して見せたら、びっくりしていました。どうもトルコではそれはやらないみたいです。レモンをカットしたものがあったのに、わざわざレモン汁を絞ったものを器に入れて持ってきてくれました。私はお腹が空いてなかったので、レモネード1杯飲んだだけ。

憩いの場所になっているようで、トルコ紅茶を飲みながらバックギャモンを楽しむ人たちが何組がいました。

その後、岬の反対側に行ってみようと歩き出したら、古城に突き当たりました。後で観光しようと思ったのですが、ついでなんで入ってみることに。グーグルではあと30分で一旦閉まるって書いてあったけど実際は、午後1時まであいているって入り口に書いてありました。1時間ぐらいあるから余裕だ。

入り口に説明が書いてありました。およそAD1300年頃にジェノヴァ人によって建設されたって書いてあります。このエリアを占領していたんですね。他にもトルコには一般的にジェノヴァ城と呼ばれる古城が他にも何か所かあって、チェスメにあったお城もその一つだそうです。お城といってもフォートレスなので、街を守る砦ですね。1450年代にオスマントルコ帝国に改築されたと書いてあります。

結構立派だった。



大砲も展示されていました。

今は住宅が見えますが、その昔は海がもっと近くだったのかな。


四方の見晴らしタワーにも登れるようになっていました。石造りの階段は修復されたものだと思いますが、それでもかなり古く、手すりがなかったら段差が急で狭いので怖くて登れなかったと思います。

上からの眺めは最高!あれが反対側の湾か~。観光ビーチになっているだけあって確かに景色はいいね。

あっちがSATOMI号がいる湾。地味ですが、地元感があって落ち着きます。風が西に変ったね。SATOMI号の向きが今朝と反対側になっている。



入り口にはチケット販売所らしき小屋があるんですが、外にいたおじさんに「入場料は?」って小屋を指さしたら「大丈夫」っていう仕草で、無料でした。元々無料かもしれませんが、おじさんは管理人でゲートの開け閉めだけする役目かな。Candarliの街は特に観光地っていう感じでもなく、ビーチがあるので海水浴場として夏はにぎわっているっていう感じの地方の街。でももっと有名な観光地だったら、きっとこの古城も有料だったのかもしれません。

古城に来る前に、携帯屋さんによって、携帯充電用のコードを買ったんですね。お店の方が英語がちゃんと話せたので、すごく助かりました。で、眺めのコードと接続部分など数点を買ったんですが、それがもう、超お値打ちだったんです。買う前に値段を聞かなかったので、今までの癖で一瞬(しまった、またぼったくられるかな。)と思ったんですが、全部で380リラっていうので納得。だって、ギリシャで同じようなコードを買ったとき、20ユーロだったんですよ。それだけでリラだったら400リラを超えています。さらに、スクリーンカバーも新しいのにしてもらったんですが、それも含めて380リラ。安いぞ~。英語がとても上手な方で、その方と話していて、この人は私達が外国人だからって違う値段を吹っ掛けようなんて考えていないなっていうのを感じました。ご自身では「英語はほとんどここにいると使わないので、あまり上達しない。」と言われてましたが、とんでもない、これまで会ったトルコ人の中では英語がかなり上手なグループに入っていました。そこで、前から気になっていた、残りGBをどうやって知ることができるのかっていうのもきいてみました。やり方は教えてもらっているんですが、どうも教えてもらった番号に電話をしてもうまくいかないんですね。ここでも同じことをやってくれたのですが、彼らがやってもダメでした。いろいろんな方法を試してくれて、しかもアプリをダウンロードする時に、私達のGBを使わないようお店のWIFIにつなげてやってくれたのを見逃しませんでした。このお願いは彼らにとってはお金になるわけではなく、親切でやってくれているわけです。これまで携帯屋ではあまりいい経験をしていなかったので、本当にこのお店の方に感謝です。結果的にはどうもツールスト用SIMなのに、うまく登録されていないようで、なんか不具合があるみたいなんですよ。それで前回主人の携帯が、まだ20GB残っているはずだったのに、いきなりネットが繋がらなくなってしまったのかもしれません。ということはもしかしたら近く同じような不具合がまた発生するかもしれません。結局携帯屋さんではどうすることもできなくて、タークテレコムの会社に行って登録をし直してもらう必要があります、とアドバイスされました。残念ながらCandarliの街にはありません。でもそこまで親身になってやってくれた携帯屋さんは今まで出会ったことがなく、本当にありがたかったです。もしかしたら、これは普通のトルコの街のお店だからなんでしょうか。今までの携帯屋はみんな観光地の店だったので、どこか態度も横柄で投げやりな感じだったし。

陸路の旅でも感じてましたが、ヨーロッパからの観光客が来ない場所や、トルコでも有名な観光地じゃないような場所のトルコの方が、断然居心地がいいということ。物価も特に高いとは思わないし。ただマリン関係は非常に高くなっています。おそらくこの1年ぐらいで急に値上がりしていると思います。以前はトルコはヨットを係留しておくのにとてもお値打ちで人気が高ったし、そういう評判だったのに、もう今年からはそれは過去の話だと思います。勿論トルコでも私達が今いるようなエリアからさらに北に上がった方(イスタンブール方面は別)なら係留費も安いようですが、長期係留は空きがありません。それにハードスタンドに保管したりという事も難しそうです。設備がないですから。なので、設備があって補修作業ができてっていう長期係留地だとトルコは、今現在はおそらくギリシャより高いと思います。キオス島のボートヤードにいた時、チェスメに住んでいるドイツ人の方がご自身のヨットをキオスのボートヤードに保管していたんですよね。その方が安いって言ってました。その時はぴんときてなかったのですが、今は大納得です。


砂地は海外沿い1メートルぐらいの幅しかない小さなビーチ。そこにパラソルぎっしりです。

最初、ディナーはこっちの方のレストランに来ようと思って下見を兼ねて見に来たんですが、なんとなくしっくりこなかった。


お店の看板に、本の上に寝そべる猫ちゃんが描かれていますが、本当にその通りのレイジーな猫ちゃんがいた。

触っても全然気にせず、ゴロゴロして喜んでいました。


上陸できて街を見ることができたので、14日は移動です。ほんの15マイルほどのアンカレッジを目指します。数年前にこの海域をクルージングされた日本のヨッティーの方に「天然温泉があるよ」と教えていただいた場所。アンカレッジ自体は前から調べていて知っていたので行く計画はしていたんですが、温泉が湧いているというのは知らなかったんですよね。だからとっても楽しみです!

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