2022年8月13日土曜日

水道ポンプモーターにトイレ修理に明け暮れた一日

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




日本の皆様はお盆休みに突入ですか?
12日はテンダーをおろして街に上陸だ!って思っていたら、なんと水道ポンプと前のトイレが同時に壊れ、その修理で一日費やしずっとSATOMI号に乗ったままでした。


ロッカーから出した荷物があふれております。

蛇口を捻るたびに、タンクからポンプで水を組み上げるモーターの音がブーっとするんですね。でチェスメを出た時から蛇口を捻っていない時でもブーっとモーターがの音がし始めてました。でもこれは、普段でも一日に2回ぐらいあって、水圧調整にためのようで珍しいことではありません。ですが、それが心なしかいつもより頻繁な気がました。そういう細かい事は私はよく気が付く方で、あれ?って思ったのですが、その時点では「気のせいかなぁ。」程度。でもそれが、日に日に頻繁になっていってたんです。さすがに主人も「あれ?」っと思い出していたよう。一昨日なんて、1時間に1回ぐらいの割合でポンプのモーターが作動していました。以前も同じようなことがあり、その時はスターンの外のシャワーの蛇口の元栓が開いていて、少しずつ水漏れをしていたのが原因でした。なのでまずは全ての蛇口をチェックして、チョロチョロ漏れしていないか確認したんですよ。さらに蛇口下のパイプ接続部分とかに漏れがないかもチェック。でもどこにも見当たりません。

取り合えず11日の移動中は水ポンプのモーターをスイッチオフしたまま走行していました。

一夜明けて12日、食器を洗ったりするためにポンプのスイッチをオンにたら、なんとブーの頻度が異常に多くなっていたんです。もう1時間に1回どころのさわぎではなく30分に1回。これも私の間隔ですが、どんどん間隔が短くなっている気がしました。

実はこの日、主人は朝から別の問題に取り組んでいたんです。オーストラリアにいる主人のお母さんのメールの調子が悪いとのことで、リモートでアカウントに入り直していました。パソコンに強い主人は家族の中で発生するIT問題を一手に担当しています。やッとそれが終わって、お昼に近い朝ご飯を食べ終わったあと、水ポンプモーターのチェックにとりかかりました。

室内も水回りに週のしてあった荷物を出しているので、足の踏み場ない状態。

水漏れが考えられるあらゆる場所を確認しても、漏れてはいなさそうなんですね。

エンジンルームの後にも配管があるようで、なにやら後ろに回ってごそごそいていた。


スターンのロッカー内には、外のシャワーのスイッチがあります。以前はここが開きっぱなしだったので、シャワーヘッドから少しづつ漏れていたんですよね。今回はそんな簡単な理由ではなさそう。

シャワーヘッドをマリーナ出発前日に新しく変えたんですが、その頃からなんとなく問題場発生し始めたようだったので、もう一度シャワーヘッドを付け直してみたそうです。でも変化はなし。

どこが漏れているのかを確定するために、セクションごとに配水スイッチをオフにして、どこが開いている時にモーターが作動するか、一つ一つ確認していきました。その結果、どうも実際に水が漏れているというより、モーター自体に問題がありそうだというのがわかってきました。というのは、ポンプのスイッチを切って、またオンにしてから何分ぐらいでブーと音がするか計っていったんですね。そしたらだんだん、ブーの音の間隔が長くなりっていったんです。特に何もしていないのに、通常に戻ったのかな?と一旦は思いました。

その間、バウのトイレを使っていた主人が「xxxxx」と怒鳴っていたので、何事かと思ったら、なんとまた流れなくなってしまったのです!!もうこのトイレが流れなくなるのは何回目かしら。海水で流すのでどうしてもカルシウムが溜まってしまい、ビネガーを定期的に流してカルシウムを溶かすようにはしているのですが、それでも半年に1回ぐらいの割合で分解しないと流れなくなってしまうんですよね。そろそろヤバいかなとは思つつ、騙し騙し使えてたのでまだ1ヶ月ぐらいは大丈夫か?と思ってたら、よりよってこの場でついに「その時」がやって来てしまった!

主人がトイレ分解をしている間に洗い物を済ませようと蛇口をひねったら、ゴボゴボという変な音と共に水が不定期に流れました。しかもポンプモーターの音がしないよ?かなり異常。
そのうちチョロチョロになってきて、止まっちゃうんじゃないの?みたいな状態に。モーター音が聞こえませんから。

という事はモーターに異常がある確率がからに高く、トイレ修理はいったん保留にして主人は水ポンプモーターを取り外ししました。トイレが二つあって本当に良かった!


分解してみてわかったんですが、なんと異物が詰まってたのです!


シリコンのこんな切れっ端が混入していました!一体どっからこんなものが水タンクに入ってたんだろうか!不思議。

異物を取り除いて再び組み立ててからモーターを設置した後は、異常にポンプが作動する事はなくなりました。なので水漏れはしてなかった!ただそのチェックのために水を必要異常に流すことになり、トイレつまり修理のためにも真水が必要でフロントタンクの水をたった1日で半分ぐらい消費してしまいました。残りは1/4以下ぐらい。まだバックタンクの方が満タンでサイズもそっちの方が倍ぐらいあるので大丈夫ですけど、ちょっともったいなかったなー。

ちなみに保留にしていたトイレ修理の続きは13日の今朝、起きてすぐに主人が再開したので、9:00前に無事完了しました!良かったー。

こんな海の上に浮かんだままでも、自分達で(私は何もしてませんけど)不具合を修理できて本当に良かった!これが出来ないとホームポートがないフルタイムでの船上生活は、かなり厳しかっただろうなー。少なくともプロに依頼して直してもらう費用は節約できますしね。主人は「これでまた1つSATOMI号の事を学んだなー。」とポジティブに捉えてました。

さあ、これでやっとテンダーを下ろして街に遊びに行くぞ!

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