2022年8月7日日曜日

イズミルのバザールは大正解だった!チェスメマリーナに到着

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





昨日6日の午後に無事チェスメマリーナに戻りました!途中一泊だけAkhisarという街に滞在し帰路はたったの2日間でした。でもイスタンブールから直でチェスメでも6時間ぐらなんですけどね。帰り道に寄ったイズマールの街のバザールが大正解。プレゼントショッピングを完了することができました。

8月5日:朝食後すぐに出発。ホテルの周囲はこんな風に狭い道が多くしかも一方通行だったりするので、大通りに出るまでが苦労です。
本当にイスタンブールは大都会で、人口密集しているというのをひしひし感じます。


この日はちょっと長時間ドライブで4時間ちょっとのドライブです。帰路は内陸部を通っていくので、目的地のAkhisarの街はごく普通の地方の街です。まずはアジア側のイスタンブールに戻るのですが、都心からハイウェイに入るのに一苦労しました。立体交差でいくつもに道路が枝分かれてしているので、何回も分岐点をミスってしまい、同じような場所をぐるぐるしちゃいました。
大きな橋を渡ってアジア側にもどります。


ちょっとシドニーのハーバーブリッジを思い起こさせました。下を貨物船が通過できるかなり大きい橋です。


イスタンブールは、もうくどいようですが、本当に大都会!私は愛知県出身ですが、名古屋市より何倍もでかい。一国の中心ですから当たり前ですけどね。ここまでトルコが発展している国だって知らなかったので。トルコは人口の50%が31歳以下ということで、非常に若い世代が多い活気のある国というのが数からもわかりますが、それを知る前にあちこにちが建設ラッシュで、新興住宅街が広がっているのを見て「きっと若い世代が多いんだろうな」って想像していました。元気があるねぇ。今後目が離せなくなる国になるかも!

その分、異国情緒を期待していスタンブールに行くと、非常にがっかりするのでは?有名どこのムスクも確かに立派で美しかったのですが、地方都市にはブルーモスクか?!と見間違えるほどの大規模で美しい(外側は少なくとも。内部は見てないのでわかりませんけど。)モスクがあったりするのです。だからイスタンブール観光は、トルコらしさを求めるよりも近代的大都市に遊びに行く、つまり日本で例えると、外国人が東京観光に行くけど日光とかも行って和風を楽しむというような意識の方がいいな、という感想を持ちました。今時は海外からの旅行者は、東京に対して江戸時代的な雰囲気はもう期待してませんからね。私は間違った期待をもってイスタンブールに行っちゃったんで、新しい発見が沢山あった半面、がっかりもしてしまったわけです。

一旦ハイウェイに乗っかれば、あとは楽々です。道路がとても整備されているので長距離ドライブも快適。高速で時々目にするのは「パムッカレ行き」の観光バス。かなり長時間ドライブになると思いますが、イスタンブールからでもオプショナルツアーで行く人がいるんですよね。4月にキオス島からフェリーでチェスメに渡った時、3時間以上のドライブでパムッカレに行きましたが、行っておいて本当に良かった!あとエフェソスの古代都市遺跡にもいスタンブル―ㇽからツアーが出ています!7時間ぐらいかかると思うけど。でもそれが可能なのも、高速道路網が整備されているからでしょう。

サービスエリアはどこも施設が新しく、清潔で気持ちいいんです。立ち寄るのが楽しみなぐらい。ドライブスタートしてから1時間半ぐらいで一回休憩しました。2回目は給油のために立ち寄りましたが、念のためおトイレ休憩もしておきました。

午後2時近くになり、この日のお宿があるAkhisarの街にはいってきました。特に何の変哲もない普通の街。日本の地方都市よりも小さいぐらいかな。
観光地ではないので、ホテルとかもあまりチョイスがありませんでした。パームシティーホテルとあともう一つぐらいだったかな。

ちょっとレトロ感が漂いますが、いい感じでしたよ。

バスルームも広々していて気持ち良かったです。

山の中の都市だからか、結構いいサイズのプールがありました。プールサイドが夜になるとレストランになるそうです。

泊っている人は、出張とかできたのかなっていう感じの人たちが多かったです。または私達にみたいにどこかへの通過点として来たのかもしれません。観光でこの街に来たという雰囲気のお客さんはいなさそうでした。

到着してから主人だけ街の様子を見に行ったんですが、車で行かないといけない距離で、しかも古い街並みなので道が狭く、さらに両側路駐しているので、アラームが鳴りっぱなしだったそうです。(レンタカーには障害物探知が着いているのです。)レストランもお決まりの大衆食堂程度のものしかなったよ、ということで、わざわざ車ででかけるほどもないね、となり、ホテルのレストランですませました。久々に私はパスタ。

主人はチキンシュニッチェㇽ。

8月6日:いよいよ本日は10日ぶりにチェスメに戻ります。朝ごはんを済ませてからすぐに出発。9時すぎにはドライブ開始していました。チェスメまでは2時間半ぐらいなんですが、途中イズマールに寄っていきます。イズミルまでは1時間半ぐらい。

10時ちょっと過ぎにはイズミルの街が見えてきました。イズミルは後ろを山間部、前が海岸線となっているので風光明媚な都会です。

こうしてみるとイズミルも大都会だなぁ。ミニイスタンブールって感じ。実はイズマールにも4月に来ているのですが、その時は一泊しただけでパムッカレへの通過地点という意識だったので、それほど時間は費やしていないんですね。でもバザールには行っていて、そこが結構面白く、前回行ってなかったバザールもあることががわかり(そっちがメインのバザールだった。)、グランバザールのリベンジでわざわざ立ち寄ることにしました。


Kemeraltıバザールの近くに有料駐車場を見つけて、午前10時半、お買い物開始です。


前に来た時はこのバザールのほんの一部しか見てなかった事が後でわかりました。グランバザールよりも範囲が広い?って思うぐらいだった。

お決まりの宝石店もありましたが、そればっかりじゃないのが良かった。


洋服屋さんから野菜とか魚やさんとかまで幅広い種類のお店が連なっているんです。それぞれ種類ごとにお店は固まってますけどね。

テントのカバーもなんか、古めかしい感じがいい!

レザー用品のお店は品質がとてもよく、しかもグランバザールと比べるとかなり安かった。皮のベルトなんか、グランバザールの時は偽の皮ベルトと同じ値段だった。偽なのに「本革だってうそをつかれたんですよね。でライターで火をつけてっていったら「ライター持ってないからできない。」ってごまかされました。このお店は、最初からおじさんがライターで火をつけて「ほらね、本革です。」ってやってくれた。






とにかくお店の種類が豊富というのが、見ていて飽きません。本当にわざわざ寄った甲斐がありました。前に来た時見たのはほんの一部だけで、実際はかなり規模が大きいマーケットだったんです。それと観光客向け風のお店もありましたが、食料品や衣料品など地元の人向けの、普通のマーケットというエリアもあり、そこがとても良かった。安かったので自分用のパジャマとか買っちゃいました。








歩いているうちに、屋根があるバザールに入って行きました。



ここにはさらに面白いお店が沢山あって、こんな楽器屋さんもあった。



イズミルの港に面した広場

こっち側からバザールに入るのが普通みたい。また私たちは裏口から入ってたんですね。


お買い物を満喫して、やっとチェスメに向かったのは2時ちょっと前でした。なんと4時間弱も過ごしてました!ここは4月の時も前を車で通過しましたが、この中が例の屋根があるバザール部分だったよう。お店の雰囲気がテントカバーの部分よりもおしゃれでした。
チェスメまでは1時間ちょっと。また有料道路をひたすら走ります。2時半ぐらいには遠方にチェスメが見えてきてました。

3時にはマリーナに到着。それから夕食の時間までマリーナのプールに入ったり、洗濯物を出しにいったり、して過ごしまたよ。10日間のドライブ旅行、意外に疲れた。

夕食は最初マリーナ付近で済まそうと思ったんですが、シーフードのサラダが食べたいと思い、せっかくまだレンタカーがあるので、10分ほどドライブした場所に行くことにしました。この小さな入り江の外もアンカレッジなんですが、北東の風からは守られていない場所なので、セーリングで行くことは全く考えていない場所でした。


小さなマリーナというかタウンバース沿いにレストランが何軒かありました。

あそこが入江の入り口。波のウネリの影響はあまりないかもしない。

シーフードのサラダ的なものが食べたかったので、冷たい前菜を主にオーダー。

カラマリも前菜です。ちょっとお高級な場所のようで、ここのところはまっていた大衆食堂的なレストランと比べたら非常にお高かったですが、その分品質面で十分満足。それにこのあたり、高級住宅街のようで、大きな一軒家があったり、海岸沿いのレストランに来る人達が駐車している車が全部高級車ばかりでした。マセラッティとかあった!

奥は漁港みたいだった。

まだまだレストランが続いております。観光客向けという感じではなく地元の人がお出かけで来る場所という雰囲気でした。

こんな神々しい夕焼けを見ました。

あれがアンカレッジ。今は穏やかだけど、今晩夜中過ぎるとちょっと風が強くなってくるので波の影響があるんじゃないかな。


ということで、10日間の陸路の旅を終えて、マリーナに戻りほっと一息です。とても楽しく充実した陸路の旅でしたが、後半あたりから「海」が恋しくなってました。

本日は一日ゆっくりして、明日月曜日8日に買い出しや水タンク洗浄などの出発準備をします。そして火曜日、マリーナを出てトルコ海域北上クルージングを再開いたします。まだどこまで北上するか決めてなくて、すでに陸路からほとんど見てきたので観光上陸の必要もなく、ギリシャへ再入国する場所をどこにするか、出発してからぼちぼち考えます。

今回の旅では、海沿いだったらわからなかったであろうトルコの素顔を沢山見れたのが大収穫でした。そしてもしこれからトルコに旅行してみようと思っている方、いかにもトルコを求めるならイスタンブールよりもイズマルなどの地方都市の方が期待にそう事が多いかもって思いました。勿論イスタンブールの歴史的世界遺産地域は外せないと思いますが、お買い物は地方のバザールの方が断然お勧めです。

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