皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
ここのところ毎日ブログを更新していましたが、昨日はちょっと休憩。イスタンブール観光最終日で頑張って行動したので夜はブログ更新の気力が残っていませんでした。そして昨日5日からは帰路につき、本日6日の夕方にはチェスメに到着です。イスタンブール観光最終日の報告から。
「バシリカ・シスタン」地下宮殿
8月4日(木):イスタンブール観光最終日も朝9時にはホテルを出発。なにせ観光エリアまで公共交通機関を使って1時間弱かかりますから。でも10時から開園という場所もあるので、団体ツアー客が来る前に観光開始できるので、比較的空いてることがわかりました。
まずは「バシリカ・シスタン」と呼ばれる地下宮殿に行きました。例によってウィキペディア先生に解説していただきましょう。
「地下宮殿の通称で知られるバシリカ・シスタン は、トルコ共和国のイスタンブールにある東ローマ帝国の大貯水槽。トルコ語では「地下宮殿」を意味するイェレバタン・サラユ 、あるいは「地下貯水池」を意味するイェレバタン・サルヌジュ という名前で呼ばれている。 現存する東ローマ帝国の貯水池としては最大のものである。 ウィキペディア引用」
地下なので薄暗くて、おまけに時々真っ暗になるんですね。スライドショーを奥の方でやっているので、それが始まるタイミングでそうなるのかな。階段を降りている途中に真っ暗になったりするし、とこどころ柵がない場所もあり、結構危険だなって思うことがありました。トルコは街中でもいきなり道路沿いのアパ―トの地下部分に降りる階段があって、柵がないから落っこちてしまいそうな危険も放置されていたり・・・公共の危機管理という意識がないのかも。ちなみにギリシャでも同じような事を感じております。
奥行138m、幅65m、高さ9mもあり、大理石の円柱は合計336本も利用されているとのこと、反対側が見えないぐらいでかいです。
床下には水が。深さ的には20㎝ぐらいでしょうかね。でもこの柵がない場所もあって、踏み外しちゃいそうな場所もありました。
入り口からして一番奥の方の円柱の台座にメデューサの顔がついているものが2つあります。顔が横になっているものとひっくり返しになっているもの。そのままの形だと目を見て呪いにかけれそうだから怖いので、わざとそう設置されているという説があります。なぜだかこの周りにはコインが投げられていた。トレビの泉じゃないのにね!
地下宮殿は期待以上に楽しめました。画像の黄色い建物の奥の端が入り口となっていて、柵の中がこれからチケットを買って入る人用の通路。外側がガイド付きグループツアーのチケットを買っている優先入場の人よう。でもご覧のように私たちが行った時は、グループツアーの人たちが入場待ちをしていて、当日券を買う人は列もでてきてなかった!
次に向かったのはトプカプ宮殿。ここも有料です。入場券に音声ガイドレンタル料が含まれているので、絶対ゲットした方がいいです。チケットを買う窓口はすぐにわかるのですが、ここで落とし穴は、クレジットカードで支払いしたい場合は、そのちょっと先にある自動販売機でチケットを買うんですね。でもその案内は、チケット売り場の周辺には表示されておらず、私達も最初窓口に並んでいたんですが、たまたま係員の男性が英語で「カード払いの人は私についてきてください。」とチケット自販機に案内してくれたのでわかりました。朝11時ぐらいまでが比較的空いているのですが、それでもちょっと行列はできます。お昼を過ぎるとピークみたいでチケット買うだけでも最低15分ぐらい待つんじゃないの?ってぐらいになります。で、その中でせっかく自分の順番が来ても、現金以外では払えませんと言われたら、ムカつきますよね。もっときちんと表示すればいいのに。どっかにトルコ語で書いてあったのかな?少なくとも英語の表示は見ませんでしたけどね。
トプカプ宮殿はかなり広いので見ごたえありすぎ。
勿論ガイドさんに解説をしてもらいながら観れるのが最大のメリットだと思うんですが、その場合も自分達だけの小グループじゃないと時間的な優先感はないようです。というのは、そういうツアーが来る時間帯は、どれも一緒なので、込み始めた時間帯に到着するんですよ。だから例え入り口で優先的には入れても、中に入ると物凄い人込みでごった返してるので、お目当てのものを近くでみるために「待つ」ことになるのです。トプカイ宮殿は正面玄関から入ると、物凄い人で、セキュリティーゲートを通過して荷物検査をするので、グループで優先入場といっても、結局そこは普通のお客さんと同じ「待つ」時間が発生するのです。地下宮殿なんかは、なぜか優先入場するはずのグループの方が待たされていて、個人入場の方が先に入れてました!
ガイド解説がお目当てならグループツアーもいいけど「待たない」とか「優先入場」を理由に申し込むと、違うかなって思いましたよ。それよりも朝9時すぎ、遅くても10時頃から観光開始するのが一番いいと思いました。団体客が来る前に次々移動できるので、どこにいってもだいたい空いているんですよ。それにトプカプ宮殿の音声解説は日本語もありますから。しかもチケット代に含まれているし。
「トプカプ宮殿は、15世紀中頃から19世紀中頃までオスマン帝国の君主が居住した宮殿。イスタンブール旧市街のある半島の先端部分、三方をボスポラス海峡とマルマラ海、金角湾に囲まれた丘に位置する。 トルコ語の発音に忠実な日本語表記は「トプカプ宮殿」であるが、日本語ではしばしば「トプカピ宮殿」と表記されることがある。 ウィキペディア引用」
こちらも解説はウィキペディア引用です。
いつも混雑する「会議の間」。ラッキーな事に一番先に行ったので、まだ空いていた。
とにかくでかいです。あ、ここも入場料はソフィアアイリーンという隣にあるギリシャ正教教会(モスクにならずに今も健在。)見学と宮殿敷地内にあるハーレムエリア入場など全てが含まれるチケットで一人420リラぐらいだったかな。でもネットでは、ハーレムには入れなくてさらに日本語ガイドは音声解説機を借りるのに、「ガイド付き優先入場」で720リラっていうのを見ましたよ。危ない危ない。ちなみに実際のガイドもつくんですが、その人は英語です。それらしき団体を何組もみました。ガイドさんと一緒なのに音声ガイドを首から下げていた・・・。
宮殿は本当に広くて、正直いうと私達途中であきちゃって、全部観てないんです。知らずに最初に混んで大変という「会議の間」と「武器宝物館」から最初に観ました。入口が一か所しかないので、出入りに混雑しちゃうんで、グループツアーと一緒の時間になるとすぐには入れないことになります。
ハーレム自体もでかくて、とても見ごたえがありました。ここはハーレムの女性たちがハーレム運営のための仕事をする場所。総務部って感じかな。適材適所で仕事ができる女性が従事していたそうです。
お風呂はとっても重要みたいですね。トイレ回りというか水回りが清潔で、この時代でも結構ちゃんとしていたんだなって思いました。ハーレムの女性たちのお風呂場。
両側の部屋がハーレムの女性たちの住居です。スルタンに気に入られると大きい部屋や見晴らしのいい部屋が与えられたそうです。ちなみに、ハーレムでは女性の教育にとても熱心でダンスや音楽、言語などのレッスンがあったそうです。特に音楽には力を入れていたそうで、音楽学校の部屋がありました。
また天井の写真。でもね、わかるでしょ、本当にきれいなの。
本当はまだまだ見るところがあったんですが、もういいやっていう気になって、取り合えず外に出て(宮殿エリアは一旦出たら再入場できません。)お昼ご飯に行きました。ここでも個人で行って良かったな、と思ったのは、時間に縛られない点。主人が「グループツアーだったら、今頃きっと途中脱退してたな。」だって。
グランバザールほどの規模はありませんが、アラスタバザールは私の中での「グランバザール」のイメージに近いものでした。
この通り1本の両側にお店が連なっていましたが、お決まりのスカーフ、宝石店以外にも、陶器のお皿、モザイク工芸品のお店などもあり、面白かったです。さらに工芸品なんかもグランバザールのお店よりもいいものがお値打ちでした。手工芸品のお店が多く、品質もよくその分お値段の割引はほとんどありません。でもグランバザールより安かったので、値引きをお願いするまでもないってい感だった。
セラミックタイルのマグネットに、しゃもじ置きなんかをお土産に買いました。
日本の刀を真似たものも展示されていました。
みてこの宝石をちりばめたナイフ?!
次に行ったのが、ハーレム。
とにかくモザイクが美しい。
写真はほぼ全部の場所を撮影したんですが、100枚ぐらいになりそうだったので割愛して掲載しています。なので、実際は私が掲載した写真の場所だけじゃなく沢山の部屋があり、ハーレムエリアだけもさっさか移動して30分ちょっとかかりました。
スモーキング部屋
ハマム(温泉)
バスタブ。
とにかくモザイクが美しくて、天井とか壁の写真ばかり撮ってしまった。
ここはサルタンのお母さんの専用お風呂場。ゴールドの飾りがある。お風呂場、脱衣所、トイレとそれぞれ別々でお風呂場回りだけで、日本の小さいアパートより断然大きかったな。あ
サルタンの寝室。超ゴージャス。
ゴージャスすぎて落ち着かないぐらい。
さて、ハーレム見学を終えて、また宮殿の方に戻ってきました。でもこの時点ではもう結構疲れていて、飽きてきた。お腹もすいてきましたし。(午後1時すぎ。)
ここは図書館。
また天井にこんなきれいな模様が!
中の天井も壁も本当に素敵!
宮殿へのアクセスには正面と裏側があって、ブルーモスクとかアヤソフィアから宮殿に行く場合は正面ゲートから入ることになるんですが、私達は直接宮殿に行ったので、裏側がから入ったみたい。(古代博物館の入り口の奥)そこにもセキュリティーゲートはありましたが、行列なんて全くできません。きっとほとんど知られていないと思います。さらに裏側だと外に出るとすぐ近くにレストランがあった。
それぞれスープを頼んで、これはシェア。丁度いいランチでした。
ランチ休憩でちょっと元気になったので、せっかく含まれているということで、また宮殿の方に戻り、宮殿外の公園みたいな場所で繋がっている「ソフィアアイリーン教会」を見に行きました。日本語だとアギア・イリニ聖堂と呼ばれているようです。
ここも内部がちょっとメンテナンス中でしたが、オスマントルコ帝国にありがちな「ギリシャ教会をムスクにコンバート!」っていう憂き目にあわなかった教会です。武器弾薬庫として使用されていたので、そのまま残ったとのこと。現在はここでコンサートが行われたり博物館としても利用されたりするそうです。
しっかり十字架残ってました。見れる部分は限られていましたが、教会がちゃんと教会と残されていて、今も普通に利用されているのが面白いなと思いましたよ。
その後、もう1つのバザールに向かいます。これが宮殿の正面玄関。私達には出口になった。
あっちがアヤソフィヤにブルーモスク。
クリスマスプレゼントを買うために、グランバザールをとても楽しみにしていたんですが、なんか期待していた雰囲気ではなくがっかりしゃったんですね。こっちの方が面白く、買いたいと思うものに出会えました。さらにバザールエリア以外の、普通のお土産物屋さんにもバザールで売っているものと全く同じものがあり、しかも安かったんです。だからそういう場所では大幅値引きはしてくれませんでしたが、最初が既に安かったから大満足。で、値引き交渉をした時、最初グランバザールの時みたいに半額近い値段を言ったら「そういうのはグランバザールでやってください。」と言われてしまった!!
2日間でしたが、だいたいイスタンブールの観光スポットは網羅できたし、公共交通機関も体験できたので、すごく充実した2日間でした。ただ、お買い物に関しては、グランバザールはもうあまり期待できないのでは、ということ。だいたいイスタンブール自体がとても近代的で、一見ここはどこ?どこの国?っていうぐらい「普通の大都市」なんです。ビルの谷間に見えるモスクでかろうじて「イスラムの国」というのを思い出すぐらい。
私たちがお土産として面白いなって思ったのは、偽ブランドの洋服。衣料品は街の普通のお店の方がグランバザールよりも圧倒的に安いです!偽ナイキのパンツを主人が買ったんですが、オーストラリアドルでいうと20ドルぐらいだから、日本円で1800円ぐらい?その割に品質がとてもよくて、ブランド名がついてるついてないに関わらず「おしゃれな洋服」として作りがいいんですね。ホテルの周囲にも洋服屋さんが沢山あって、結局そこでお土産としてTシャツやパンツを買い込みました!(ちなみに海外から偽ブランドを持ち込んだ場合、税関で見つかると没収になったりするはずなのでその辺りは個人の責任で判断してくださいね。多分持ち込もうとする個数によると思いますけど。)
ということで、グランバザールへの期待が大きすぎたので(まだ言っている!ちょっとしつこい?)、リベンジしたくて、チェスメへの帰り道、もう一度イスマールに立ち寄ることにしました。4月に行った時、私の中での「バザール」のイメージにドンピシャだったのがイスマール。古びたエキゾチックなムードが残る街でした。当初の予定では帰り道も何泊がするかもって思ったんですが、イスタンブールからチェスメまでは高速で6時間ぐらいなんですね。なので、途中は一泊するだけにしたので、今日6日の夕方にはマリーナに戻ります。
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