2022年8月17日水曜日

予想外に快適でもう一泊&Dikiliで係留できる場所はあるのだろうか?!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




天然温泉があるアンカレッジは見かけによらず、ウネリの影響もなくとても快適だったのでもう1泊して15日までいました。おかげで反対側のきれいな場所を見ることができました。お温泉よりこっちの方が目玉じゃない?って感じだった。そして翌16日に次のアンカレッジに向かって出発しました。

8月15日(月):本当なら朝ご飯を食べてからゆっくりDikiliの街に向かって出発する予定でしたが、なんだかとっても疲れがたまっていて・・・というか久しぶりに風の音もない、お祈りで早朝に起こされるっていうこともなく眠れたので、リラックスできてこの場を離れたくない気がしちゃったんです。それで、もう一泊することに。主人も「こんなに穏やかに過ごせるとは思ってなかったなぁ。ま風がほとんどないからだけどねぇ。それにしてもウネリも全くないねぇ。」と絶賛していました。

温泉はもう行く気がせず、それよりも主人なんかちょっと後悔してるぐらい。というのは、月曜日だっていうのに、この日もお昼を過ぎたころから観光船が大型が3隻、中型が1隻とやってきて、例の温泉につかりにきたのです。大型船だけでも100人は乗っているよねっていう感じで、きっと毎日これぐらいの人たちが狭い温泉にかわるがわるつかっているわけですよ。当然病気を持っている人もいるでしょうし・・・そっちの懸念で主人は「俺たちが入った前にも、あれだけの人たちが出入りしていたんだよ。なんか心配。」と言ってました。私はクロックス履いたまま入ったけ主人は裸足だったし。温度が熱湯ではないから菌が繁殖するのに丁度いい温度だったと思います。ということで夕方近く涼しくなるまで、ドボンと水に入って涼んだり、お昼寝したり、とリラックスして過ごしたのですが、夕方になったら運動不足を感じ、再び上陸しました。今度は温泉とは反対側のKalem Adasiという、真中の位置にある島です。水辺はこっちの方が断然きれいでしたが、丘に上がってみるとあちこちにゴミが散乱していました。これ、トルコではよく見る光景。自然の中のビーチとか岩場でも観光船が来る場所では水際にゴミがあちこち浮いているんです。温泉側のビーチもそうで、その意味でもちょっと気分が下がってしまいました。

島の反対側を見に行きました。

おお~こっちもきれいですね。岸に近い部分は結構遠浅みたい。さらに正面は浅瀬で水深が1メートルぐらいしかないそうなので、ほとんどの船は通り抜けができません。

ここもアンカレッジになっています。こっちの方が沢山アンカリングしていますね。広いしね。
でも、入り口は私達がアンカリングしている湾より広いので、ウネリの影響は受けやすいかも。ちょっと後ろの方にいたヨットは結構横揺れしていました。

砂地ビーチできれい。ちなみにビーチに2つビーチテントが張ってあったので、お邪魔してはいけないかな、と思い丘の上から眺めるだけにしておきました。

テンダーにもどったら、なんとヤギさん集団が水飲みに来ました。ちゃんと山羊飼いが一緒だったので、飲んだらすぐにまた丘の上に戻っていきましたが、一匹好奇心が強い山羊がいて、テンダーの方を珍しそうにじっと見つめて群れから離れていたんですが、おそらく山羊飼いに注意されたのか、すごすご群れにもどっていきました。良かった。テンダーのラインをかじられるかと思って、ひやひやしていた。

なんか岸沿いに人工的な散歩道があったので、探ってみることに。


SATOMI号はあそこにいるね。こっち側の岸沿いのほうが、温泉側より断然きれいなんですよ。あっち側は岩がゴロゴロしているんですが、こっちは砂地が多くて水も澄んでいる感じ。ま、人が少ないからかな。個人の小型ボートとかでやってきて、テーブルやイスを出してくつろいでいる人たちがいました。大型観光船はこっちには来ないのです。

さらに歩いていくと、岩が削られてまるでここにラインをつないでくださいと言わんばかりの形になっているものがありました。そういえば日曜日はこのあたりに小型ボートがスターン・トゥーをしていたなぁ。ここにラインを結んでいたのかも。

ちょっとした桟橋もある。でも浅すぎてSATOMI号は近寄れません。大型漁船が反対側に係留されているので、あっち側は大丈夫なんだろうね。でもコンクリートがギザギザしていて、以前はちゃんとしたワーフだったのかも、っていう気配はありました。
そしてこんな立派な建物があった!双眼鏡で見ていてわかっていましたが、廃墟みたいだけど、荷物運搬用のエレベーターもあったみたい。廃業したホテルかな。


さらにその奥にも建物があって、そこにはなんと人が上の階にいました。でも営業されている感じはなかったけどね。そのもっと奥に、もっときれいなリゾートホテルらしき建物が見えたので、その続きなのかもしれません。ということは密かに営業しているのか、本日は休業日なのか・・・・歩いては行きつけないみたいなので、一旦テンダーに戻って海上から見に行くことにしました。


ちゃんとしたワーフがあるし小ぎれいで、廃墟になっている感じではないぞ。

遊泳エリアのブイもあったし、誰も泳いでませんでしたが、数名デッキチェアに寝そべっているのが見えました。ポンツーンがあったので近づいていくと、スタッフらしき人達がいました。テンダーをつないでも何も言われなかったのでポンツーンに上がっていき、ここは何ですかって聞くと「ホテルだったんですけど、現在休業中なんです。ただ来週グループブッキングが入ったのでその準備をしています。」とのことでした。公には休業中みたいですが、プライベートで時々予約を受けているみたいです。貸し切りになるとのこと。

営業していないのは残念ですが、見てもいいですか?と聞くと「どうぞどうぞ」とのことだったので、岸沿いだけ見せてもらいました。モーリンも2個あったので、そこにヨットとかを係留してテンダーでここに上陸することもできるようにしてありました。

営業していないのが、超勿体ない。すごく素敵なリゾートでした。建物のほうには行けませんでしたが、海岸沿いだけでもすごく素敵なのがわかります。


遊泳エリアも海底が砂地になっていて、水も透明。デッキ上はレストランにもなるみたい。


本当に休業中なのが勿体ないぐらい素敵なリゾート。有名観光地じゃないから、ちょっと隠れ家的なリゾートだったんだろうな、と思います。


岩がゴロゴロの反対側の岸とは大違い。

休業中でもメンテナンスのためにスタッフが常駐しているようです。でないとこんなに素敵な施設、勝手にここに来た人が使っちゃいそうですよね。

ここに来た目的は天然温泉だったのですが、反対側の岸がきれいな事がわかったり、素敵なリゾート地にもなりえた場所だったというのがわかり、一日滞在を伸ばして良かったです。来た甲斐があったな。ディナーは、主人と私で食べたいものが違ったので、それぞれで作ることに。主人はステーキ、私はラーメン。ステーキをちょっぴりいただき、ゆで卵とか玉ねぎピーマンも入れたので、インスタントですが美味しくできました。主人が「日本のラーメンみたいじゃん」と言っていた。

8月16日(火):一日ゆっくりしたので、次の場所へ向かいたい意欲が満々になりました。移動先は、またほんの2時間ぐらいで行けるDikiliの街なので、朝はゆっくり目に出発。ちなみに私達がアンカリングしていた場所は、Navilyにもセーリングガイドブックにもお勧めされていなかった場所でしたが、別の泊地情報のアプリZuluには、私達がいた場所がドンピシャで泊地として紹介されてたそうです。そのアプリも早速入れておきました。
アンカーを上げた時、海草がごっそりくっついてきたので、もしかしたらアンカーはしっかり効いてなかったのかもしれません。ただ風がほとんどない天気だったし、チェーンを60メートル出していたのでアンカー自体が海底に突き刺さっていなくてもチェーンの重さ自体で動かなかったのかもしれません。実をいうといつもギアをバックに入れてアンカーが効いていることを確認するのですが、ここでは目視でチェーンの引っ張られ具合をみただけでしたから。風がないってわかっていたので。

9時11分出発!風全くなしなので、ずっとモーター走行です。

目的地はDikliは青丸の場所。

あっち側から入ってきたけど、出る時は前方から。


テンダーは今回も牽引したままです。

あれが前日テンダーで見に行った、休業中リゾートホテル

ぐるりと回ったら、反対側にもワーフがあり、さらに建物が続いていました。かなり大きなリゾートですね。

向かって左が私たちがいた湾で、右側が外の方の広い湾。
全く波なしで海面はまっ平です。

昨日見に行った反対側の湾。ヨットが何隻もアンカリングしていますね。

本当に穏やかなだなぁ。まるで鏡のような海面。

エンジン回転数はそれほどふかしてませんが、流れるように走って7ノットもスピードが出てました。

あっちにうっすらと見えるのは、ギリシャのレズボス島です。

Dikliまではこんな感じで一直線。
1時間ぐらいで着いちゃいました。10時14分、Dikiliの街が見えてきました。


さて、ここでちょっと懸念事項が。Dikiliの街に上陸するためには、前方に見える漁港に入るしかないようなのです。少なくともセーリングガイドブックやNavilyのアプリにはそれ以外のアンカリングポイントが記載されていません。通常は港の周辺もアンカリングできるようになっているのですが、その紹介はなし。というのは港のすぐ後ろに大型フェリーとか貨物船が入港するワーフがあるので、そのエリアには滞在できないのです。

ということで、もしこの漁港に係留スペースがなかったら、Dikiliの街をすっ飛ばして次のアンカレッジまで航行を続けるか、もう少し後戻りしてBademilの街の方のビーチにアンカリングするかっていうことになるかなって思っていました。取り合えず一か八か見に行って、その後どうするか決めることにしていました。う~ん、入り口を見た感じでは、すでに大型漁船が2隻、しかも横抱きになっていて出っ張っているから、港への入り口がかなり狭そう。

ということで、この続きは明日17日にお送りいたしま~す!SATOMI号はいったいDikiliの街に行くことができたのでしょうか?!

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