皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
9月10日の朝、Agios Nikolaos湾内のアンカレッジを出発して、同じ湾の反対側のちょっと先にあるマリーナに移動しました。着いてから驚いたのは、あっちでもこっちでも聞こえてくるのは英語!それもブリティッシュアクセントの英語。ここはいったいどこよ!
10日は朝ゆっくり起きて、しばらくくつろいでから10時20分ごろやっと移動開始。同じ湾内だから急ぐことはありません。主人なんか朝からひと泳ぎしていた。
エンジン走行で30分ぐらいの距離です。今回は私が操船の練習ということで、オートパイロットではなく私がヘルムを握ることに!エンジン走行だからねぇ~ただ前進している限りはそれほど難しいことはありません。最初は「マリーナ入港も私がやる!」って息巻いてたんですが、入り口前で後進の練習をしたんですが、プロップウォークの影響がない程度にエンジンをふかす具合がまだわからず、スピード出しすぎで後進しちゃうんで、キャプテンからは「もっと練習してからだな。」と言われました。勿論私も、マリーナ入り口を見て、あまり大きい場所じゃなかったからビビってましたけど。結局入り口でキャプテンと交代。11時ちょっと過ぎ、無事マリーナ接岸終了。風もなかったので、滑るように後進してバースに入りました。
ここは街の中心にとても近いのです。クレタ島はでっかい割には、ヨット対応しているちゃんとしたマリーナというのがここしかないのですよね。タウンバースや小さい港は結構あるみたいですが、どれも長期間係留できる場所じゃないみたいなのと、サイズが小さすぎてヨットが入れなかったりします。貴重なちゃんとしたマリーナの割には、SATOMI号サイズで一泊36ユーロ。これは今まで行ったギリシャのマリーナでは一番安い!でも、長期に、というかほぼ永久にバースを予約している人が多いみたいで、ビジター用があまり空いてないようです。私達が入っているのもいつも係留している人が出かけているから空いているっていう場所でした。そのため取り合えず予約は5泊しか受付してもらえませんでした。
周りのヨットも、常駐している船が多いようでご近所さん付き合いがあるようです。驚いたことに、みなさんイギリス人。あっちでもこっちでもブリティッシュアクセントの英語が聞こえてきます。毎年ここをベースにしていてヨットで生活したまま越冬する人も多いマリーナだと聞いていましたが、イギリス人がこんなに沢山集まっているとは知らなかった!
ちょっと休憩してから街に行ってみました。クレタ島のメインの街ではないんですがAgios Nikolaosにもフェリーが入るので観光が盛んな街です。
そのすぐ向かい側あたりが中心広場でラウンドアバウトがあって、交通のかなめ。どこに行くにもまずここを通過してからです。
その周囲にもレストラン、カフェ&バーが数珠つなぎ。
徒歩で街の中心地まで行けるので、とっても便利でした。それにしても驚いたのは、ギリシャ語よりも英語の方が沢山聞こえてきたこと。クレタ島ってそういう場所だったんだぁ。知らなかった。
いつもならマリーナに入った初日は何もせずでれ~としているのですが、この日はランチから帰ってからちょっと休憩した後、午後3時ぐらいからSATOMI号を洗い始めました。というのは、主人がクレタ島観光するのに、ホテルに泊まって移動し続けたいって言うんです。長さが300キロもあるデカい島なので、毎日行って帰ってくるのは面倒だっていうんですね。そこで月曜日と火曜日に移動先で宿泊することにして、2泊3日の小旅行にでかけることにしたんです。マリーナの予約は今の所水曜日14日まで。延長できない場合は15日の朝出発しないいけないので、14日にヨットに戻って来てからやることが多すぎるのはまずいってことになりました。なのでまずはSATOMI号の潮気をしっかり洗い流しておこうっていうわけです。
夜7時、マリーナから徒歩3分の場所に寿司レストランがあるのがわかったので行ってみることに。
まだ食べれるってことで、今度はチキンの餃子を追加。
で、デザートにクリームチーズが出ました。
オリーブオイル専門店!
ギリシャ中のオリーブオイルがあるんじゃないのっていうぐらい種類が豊富でした。
お隣はバッグやさん。
やはり夜の方がにぎわっています。昼間オプショナルツアーにいったりビーチにいた人たちが夜涼しくなると街に繰り出してくるんですよね。
このビーチとってもきれい。マリーナの近くには2つビーチがあると聞いてましたが、これがその一つ。もう一つは寿司レストランの前の小さなビーチ。こっちの方が綺麗みたい。
岩場だった場所に通路が設けられていて、マリーナがある側に繋がっています。いい感じのお散歩道。
どんどん歩いていくとその先にボートヤードが出てきます。このボートヤードとマリーナが繋がっているのです。まだまだ越冬準備をする船が少ないので、ボートヤードはがらんとしていましたが、65トンまで持ち上げられるクレーンがあり、ボートヤードも広々していました。
ざっと半日Agios Nikolaosの街を散策してみましたが、とても雰囲気が良くて気に入りました。それにしても、9月に入っているのに日中の暑いこと!8月下旬にレスボス島にいた時より暑い気がする。やっぱ南下してきたからかな。それでも夜は結構涼しくなるので、寝苦しいということがなくとても快適です。ギリシャでもかなり有名なクレタ島、まだ一つの街に来ただけだけど、人気の理由がわかる気がする。だってどこでも全く問題なく英語が通じるんです。ギリシャ自体はもともと英語がかなり通じる国ですが、ここまで英語があふれているのは初めてでした。アテネよりすごいよ!しかもブリティッシュ英語!
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