2022年9月12日月曜日

クレタ島Agios Nikolaosはマリーナまでブリッティシュタウン?!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





9月10日の朝、Agios Nikolaos湾内のアンカレッジを出発して、同じ湾の反対側のちょっと先にあるマリーナに移動しました。着いてから驚いたのは、あっちでもこっちでも聞こえてくるのは英語!それもブリティッシュアクセントの英語。ここはいったいどこよ!


10日は朝ゆっくり起きて、しばらくくつろいでから10時20分ごろやっと移動開始。同じ湾内だから急ぐことはありません。主人なんか朝からひと泳ぎしていた。
エンジン走行で30分ぐらいの距離です。今回は私が操船の練習ということで、オートパイロットではなく私がヘルムを握ることに!エンジン走行だからねぇ~ただ前進している限りはそれほど難しいことはありません。最初は「マリーナ入港も私がやる!」って息巻いてたんですが、入り口前で後進の練習をしたんですが、プロップウォークの影響がない程度にエンジンをふかす具合がまだわからず、スピード出しすぎで後進しちゃうんで、キャプテンからは「もっと練習してからだな。」と言われました。勿論私も、マリーナ入り口を見て、あまり大きい場所じゃなかったからビビってましたけど。
結局入り口でキャプテンと交代。11時ちょっと過ぎ、無事マリーナ接岸終了。風もなかったので、滑るように後進してバースに入りました。




ここは街の中心にとても近いのです。クレタ島はでっかい割には、ヨット対応しているちゃんとしたマリーナというのがここしかないのですよね。タウンバースや小さい港は結構あるみたいですが、どれも長期間係留できる場所じゃないみたいなのと、サイズが小さすぎてヨットが入れなかったりします。貴重なちゃんとしたマリーナの割には、SATOMI号サイズで一泊36ユーロ。これは今まで行ったギリシャのマリーナでは一番安い!でも、長期に、というかほぼ永久にバースを予約している人が多いみたいで、ビジター用があまり空いてないようです。私達が入っているのもいつも係留している人が出かけているから空いているっていう場所でした。そのため取り合えず予約は5泊しか受付してもらえませんでした。

周りのヨットも、常駐している船が多いようでご近所さん付き合いがあるようです。驚いたことに、みなさんイギリス人。あっちでもこっちでもブリティッシュアクセントの英語が聞こえてきます。毎年ここをベースにしていてヨットで生活したまま越冬する人も多いマリーナだと聞いていましたが、イギリス人がこんなに沢山集まっているとは知らなかった!

ちょっと休憩してから街に行ってみました。クレタ島のメインの街ではないんですがAgios Nikolaosにもフェリーが入るので観光が盛んな街です。

マリーナのお迎えのこの坂道を上がっていくと、すぐにおしゃれなお店やレストランがあるエリアに繋がっています。

でっかい教会はお決まり。
そのすぐ向かい側あたりが中心広場でラウンドアバウトがあって、交通のかなめ。どこに行くにもまずここを通過してからです。

フェリーが来る港に繋がってました。

港を見ながらランチ。数軒のメニューをチェックしましたが、どのお店も「イングリッシュ・ブレックファースト」がありました。ってことはよっぽどイギリス人観光客が多いってことだね。

レストランのウェイトレスさんもとても英語が上手で、しかもブリッティッシュアクセントの英語だった!いったいここはギリシャなの?それとも英国領のホリデータウンなの?って思うぐらい。お客さんもほとんど英語を話しているじゃないか!

港のすぐ近くに小さな橋があって、その奥に湖があるんですよ。


その周囲にもレストラン、カフェ&バーが数珠つなぎ。


おやお店が沢山ある賑やかな通りがあった。


徒歩で街の中心地まで行けるので、とっても便利でした。それにしても驚いたのは、ギリシャ語よりも英語の方が沢山聞こえてきたこと。クレタ島ってそういう場所だったんだぁ。知らなかった。

いつもならマリーナに入った初日は何もせずでれ~としているのですが、この日はランチから帰ってからちょっと休憩した後、午後3時ぐらいからSATOMI号を洗い始めました。というのは、主人がクレタ島観光するのに、ホテルに泊まって移動し続けたいって言うんです。長さが300キロもあるデカい島なので、毎日行って帰ってくるのは面倒だっていうんですね。そこで月曜日と火曜日に移動先で宿泊することにして、2泊3日の小旅行にでかけることにしたんです。マリーナの予約は今の所水曜日14日まで。延長できない場合は15日の朝出発しないいけないので、14日にヨットに戻って来てからやることが多すぎるのはまずいってことになりました。なのでまずはSATOMI号の潮気をしっかり洗い流しておこうっていうわけです。

夜7時、マリーナから徒歩3分の場所に寿司レストランがあるのがわかったので行ってみることに。


髪の毛延びて来たなぁ。久しぶりにドライヤーでセットしたら気が付いた。


まずは蒸し海老餃子。

これはマグロたたき。マリネした感じでポン酢風味のいわゆる「たたき」ではなかったですが、タレがキュウリとマッチングしていて、一緒に食べると何とも言えないい食感でした。

マグロ大好きなので、サーモンとマグロ刺身にマグロの細巻。でも細くないよね。いいボリュームだった。
まだ食べれるってことで、今度はチキンの餃子を追加。

さらに、しめは「味噌スープヌードル」。はるさめが入ってました!味噌汁よりも薄いんですけど野菜風味のお出しであっさりしていて美味しかったです。少々食べ過ぎた私。

で、デザートにクリームチーズが出ました。

この日は中秋の名月。クレタ島でもこんなにお月さまは照っていました。こういう夜にオーバーナイトするとすごくいい感じなんだけどなぁ。明るいし。


腹ごなしに遠回りして帰ることに。まずは昼間行ったお店が並んでいる通りに行きます。

オリーブオイル専門店!

ギリシャ中のオリーブオイルがあるんじゃないのっていうぐらい種類が豊富でした。


お隣はバッグやさん。

このお店はおしゃれで涼し気な洋服が沢山ありました。でもお値段がちょっと高かった。

ランプ屋さん?!


湖沿いのレストラン。
やはり夜の方がにぎわっています。昼間オプショナルツアーにいったりビーチにいた人たちが夜涼しくなると街に繰り出してくるんですよね。

昼は通らなかった港をぐるりと回ってからマリーナに戻る道。

このビーチとってもきれい。マリーナの近くには2つビーチがあると聞いてましたが、これがその一つ。もう一つは寿司レストランの前の小さなビーチ。こっちの方が綺麗みたい。

なぜかタコの足に見えるオブジェがあるんですよね。その後ろにさんさんと輝くお月さま。
岩場だった場所に通路が設けられていて、マリーナがある側に繋がっています。いい感じのお散歩道。

どんどん歩いていくとその先にボートヤードが出てきます。このボートヤードとマリーナが繋がっているのです。まだまだ越冬準備をする船が少ないので、ボートヤードはがらんとしていましたが、65トンまで持ち上げられるクレーンがあり、ボートヤードも広々していました。

ざっと半日Agios Nikolaosの街を散策してみましたが、とても雰囲気が良くて気に入りました。それにしても、9月に入っているのに日中の暑いこと!8月下旬にレスボス島にいた時より暑い気がする。やっぱ南下してきたからかな。それでも夜は結構涼しくなるので、寝苦しいということがなくとても快適です。ギリシャでもかなり有名なクレタ島、まだ一つの街に来ただけだけど、人気の理由がわかる気がする。だってどこでも全く問題なく英語が通じるんです。ギリシャ自体はもともと英語がかなり通じる国ですが、ここまで英語があふれているのは初めてでした。アテネよりすごいよ!しかもブリティッシュ英語!

 本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
             



PVアクセスランキング にほんブログ村


             





0 件のコメント:

コメントを投稿