2022年9月15日木曜日

ヴェネツィア統制時代の街ハニア&映画ゾルバのビーチークレタ島ドライブ観光Part1

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




クレタ島って兵庫県の面積とほぼ同じだそうです!でっかいので島いるという感じがしないのです。9月12日はマリーナから3時間ほど車で行ったChania(ハニア)とその近くの半島にある、映画「その男ゾルバ」の有名なダンスシーンに出てくるビーチを見に行きました。


12日は朝9時半ごろ出発。どこに行くにも一旦山の中を走る感じで、クレタ島は山岳地帯が多いことがわかります。青々した緑の山っていうのは、エーゲ海では珍しいのですがエーゲ海キクラデス諸島から離れているクレタ島は、北側が地中海性気候で南側が北アフリカ気候だそうです。

マリーナがあるアイ・ニコラスは比較的東側に近い方で、この日の宿泊地ハニアは西の端に近い方。

朝ご飯を食べずに出てきたので、1時間ほど走り海辺の街に寄り道することにしました。

立ち寄ったのは、Limenas Chersonisouというクレタ島最大のリゾートホテルエリアでは?と思われるマリア湾に面した街でした。とにかくこのエリア、行けども行けども滞在型リゾートホテルが続いており、こんなに沢山リゾートホテルを見たことがないっていうぐらいでした。街を行き交う人達は、観光客しかいないんじゃないの?と言う感じ。マリーナ付近で英語が沢山聞こえて圧倒されてましたが、そんなもん序の口だった!ここでは公用語は英語ですか?という感じで、ギリシャ語がほとんど聞こえてこないし、目にしないほど。看板表示もほぼ全部英語でした。

ごちゃごちゃっとした通りを抜けて海の方に向かえば必ずレストランがあるのです。写真には観光客はあまり映っていませんが、あえて画面にあまり入らない角度や場所を選んでいます。

あら~素敵なビーチ!なのに意外に人が少ない。そっか~リゾートホテルにはでっかいプールがついてるんで、そこで遊んでいる人も多いんですね。それとホテル群は街並みからは緒と離れた場所にあり、街の中には大型ホテルはなくブティックホテル系なんで、昼間から街に繰り出してくる人口が少ないのかも…あ、違った、まだ午前11時前だからきっと早すぎるんだ!皆さん夜更かしされているでしょうからね。



メニューにトマトスープがあると頼まずにはいられない。
時間的に11時ちょっと前だったのでブランチということで、スナック的なものをオーダーしました。3種類のディップのピッタブレッドにミートボール。トマトスープが濃厚で一人ずつオーダーしたので、あとはこれを主人と二人でシェアして十分足りました。


アイリッシュパブだって!もうイギリスそのものじゃん!
小さな港はとっても可愛い。

海岸沿いのレストランとか派手なナイトクラブが連なる場所に、いきなり歴史的建造物が!Roman Fountainということなので、ローマ帝国時代の噴水ってことですね。モザイクがはがれがはれになっていますが、柵があるだけで、あまりちゃんと保存されていないような。しかも周りはバーやナイトクラブのごてごてした外装のお店に囲まれている!

ブランチを終えてドライブを続けます。あそこでブランチしていたのですね。遠くから見たら街の中の喧騒は感じられず、きれいな場所なのに。街の中を歩いていると、ギリシャにいることが感じられませんでした。

ドライブは続き、また山を越えていきます。

午後2時、本日の宿泊先ホテルに到着しました。主人が選んでいたので、私は着くまでどんな場所か知らず、想像していたよりも広くて驚きました。あ、でもこれ多分典型的なクレタ島のリゾートホテルなんだ。
敷地内に宿泊棟があちこちにあり、その中心にでっかいプールがありました。


多分どの部屋からも、この眺めが見えるように配置されていると思います。

敷地内が広いので、駐車場から自分達が泊る建物の前までちょっと歩きます。駐車できそうなスペースがあったので、車を移動していいか聞いたら「今撮影隊が入っているので車両乗り入れを規制しているんです。」とのこと。撮影って?と聞くと、ギリシャ版「バッチェラー」というリアリティーショーを撮影しているとのこと。「バッチェラー」って日本でも放映されたかな?アメリカからスタートし、オーストラリアでもありましたが、一人の独身男性を射止めるため何十人もの美女が集められ、段階を経て振り落としていき、最後に一人の相手を選ぶという番組です。実際にカップルになってその後本当に幸せな家庭を築いた人たちもいるみたいですが、大半は番組終了と共に決別しております。

世間に秘密なので、撮影はちょっと離れた別荘で行われているそうです。

この日は暑かったので、取り合えず水着に着替えてプールにGO!

お部屋からの眺めも最高でした。

清潔感があって、気持ちよく滞在できそう。
プールサイドで涼んでから、午後4時ちょっと前、ハニア(Chania)の街に繰り出しました。あれが、ハニアの港なんですが、まずはそのちょっと先の半島部分にあるスタブロス(Stavros)に向かいます。そこには映画「その男ゾルバ」の有名なビーチでゾルバがギリシャの伝統的なダンスを踊るシーンが撮影されたビーチがあるんです。

あれがハニアの港、帰りに寄ります。

1964年の映画なので、ご存知の方は年齢がばれますね。ちなみに私は映画を観たことはないのですが、有名なダンスシーン部分は見たことがあります。世界にギリシャを印象付けたとても有名な映画で、その音楽は、聴いたことがある人が沢山いると思いますよ。ギリシャを代表するメロディーなので。

ライフセーバーのタワーはあっても誰もいなかった。


ビーチの真ん前にでっかい丘があって、ちょっと不思議な風景でした。





You Tubeでダンスのシーンを見ながら、どの場所で撮影されたのか特定しようと思って歩き回ったんですが、背景の丘の感じからここじゃないかなってことで、その場所で主人がポーズ。


後でこの看板に気が付く。多分本当はここが撮影スポットだったんじゃないかな。そこでもう一度看板の前出ポーズ。ちなみに「ゾルバビーチ」というのは通称で、本当の名前は違うようです。

その後ハニアの街に向かいました。

ここハニアはミノア文明の都市があった場所ですが、それよりも中世の時代ヴェネツィア共和国に支配されいた時の街並みが有名です。十字軍の頃で、ロードス島のオールドタウンよりもちょッと時代が古いそうですが、大まかにいうと同じような位置づけ。ヴェネツィアが発展していた時というのは、マルコ・ポーロの時代。随分遠くまで支配を広げていたんですねぇ。


古い城塞の壁あと。ロードス島みたいにはきれいに手入れされていなというか、無造作に存在。かといってキオス島ほど街の一部として溶け込みながら風情があるっていうのとも違いました。荒廃感が強かった。



ハニアの港は、この後本土に向かう途中で寄港する確率が高いので、下見をしかったのです。

この部分にも係留してもよさそう。

奥の方はかなり詰まっていました。私達のようなクルージングセーラーというより、地元の人の船だったり、セーリングデイツアーでお客さんを乗せているらしきヨットが係留されていました。でも、真夏とは違うので私たちが来ようと思っている頃には一隻分ぐらいのスペースはあるじゃないかな。位置的に、ここがクレタ島出発地になると思うんですね。だから天気待ちで数日間滞在することになるかもしれません。

その外側もタウンハーバーっぽいですが、岩場ごつごつの部分もあり、ここは無理。もっと入り口に近い部分に外側の港があるんですが、おそらく夏のシーズン中はここにビジターヨットが係留していたみたいですが、北風が吹いていると外からの波をもろ受ける位置なので、あまり安全でなさそうでした。

あれがさっき見た内側のハーバーへの入り口。

あれが一番外の港への入り口。

ここはかなりイタリア感がありますね。



レストランが連なっていて、すごくにぎやか
この感じは、まさしくイタリア?!



建物が斜めになってる。


観光客向けのお店も沢山ありました。
夕食は、最初はハニアの街で済ませる予定だったんですが、チェックインの時に「ディナーがサービスで付いてます。」と言われ、バフェ形式とのことで興味があったので、ホテルで食べることにしました。

プールも見渡せるエリアにテーブルが並んでいて、雰囲気はすごく良かったのですが、お料理は・・・まずいとは言いませんが、しょせんバフェ。種類もまあまあありましたが日本で言うところのファミレスみたいなメニューで、写真を撮る気にもなれませんでした。

滞在型のリゾートホテルってきっとこういう感じなんだろうな。街へのアクセスがちょっと悪いので、ホテル敷地内で過ごす時間が多いと思うんです。食事もアラカルトでは毎日だと飽きるから種類があるバフェの方が適しているでしょうし。お客さんはほぼ全員英語だったりフランス語だったりドイツ語だったり・・・つまりギリシャ語じゃない人達だったんですね。だからお料理もスパゲッティー、チップスにチキンやビーフの煮込み料理という感じで、特にギリシャ料理じゃなくて・・・・なんかちょっともったいない気がした。せっかくギリシャにいるのに。でもクレタ島って全体的にそういう観光地なのかもしれないなって日にちがたつにつれて思うようになったんです。

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