皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
このブログが更新される頃は25ノット平均でメルティミが吹き荒れている頃でしょう。安全に待避するために、3日の午後から毎日場所を移動しました。
9月3日、午前中遺跡を見学した後、すぐお迎えにあるRineia島に向かいました。
あっち側はお客さんを遺跡に送ったセーリングツアーのヨットが数隻係留しているので、岩の反対側を通過することにしました。きれいな海!
こんな微風ですが、後方からだし、急いでないのでジェノアだけ出してセーリング移動。
遺跡で一緒だったクルーズシップのお客さんはあれから送られてきておりました。フランス船籍のクルーズシップだった。どうりで皆さんフランス語だったわけだ。
画像右下がデロス(Delos)で青丸の場所に向かっております。
アンカレッジに近づくにつれて、かなり前方に風の位置が変わってきました。(というか私たちの位置が変わっているからですけど。)5.6ノットのスピードで快適セーリング。
11時54分、湾に近づきヘッドセールをしまいました。ここは3つに湾が分かれており、一番右端が一番広いのでそこに最初入ってみたのですが、風の影響を受けやすいのでその隣の二番目の湾に向かいました。
小ぎれいなビーチがあり、何隻かパワーボートが係留していました。私達がアンカリングした場所よりも後方に、60フィートぐらいの大型セーリングヨットがアンカリングしていました。今晩からメルティミが少しづつ戻ってくるので北からの風と波の影響を受けにくいこの場所は最適です。でもおそらく一晩中いる船はほとんどいないと思います。皆さんデイ・ツアーのチャーターヨットとか、レンタルのパワーボートという感じだったので。
9月4日(日):夜になって若干風が強くなったのはわかりましたが、揺れることもなくとても平和でした。前日遺跡観光で沢山歩いたので疲れていたのか、8時ぐらいに寝てしまい、その結果朝暗いうちから目が覚めてしまいました。まだ4時ぐらいだったので、二度寝したのですが、その前にハッチから顔を出して外を見たら、3つぐらいアンカーライトが見えました。でも朝7時半に起きた時には、すでに私達だけで、他には誰もいませんでした。暗いうちから出発したのかな。
朝ご飯は簡単にミューズリーの上にヨーグルトをかけたもの。このミューズリー、6月にロードス島で出会った日本人セーラーのグループの方に頂いたものです。ボートチャーター用に買い出した食料品の余りをごっそりいただいたのですが、日持ちがするものはまだまだ残っていて、今でも食べるたびに、その方達の事を思い出しております。
真後ろに近いぐらいの風なので、ジェノアを目一杯膨らませております。
最初は5ノットいかないぐらいのスピードしか出ていませんでしたが、島の影から離れたせいか、30分もしたら風もいい具合になり、スピードも7ノットを超えるように!これなら到着時間が、予想より早くなるかな。この時後方150度ぐらいで13~15ノットぐらいの風でした。
多少波はありますが、後ろからの波なので気になりません。ヒールしないしね。
さらにパロス島に近づくにつれて水深が40メートルぐらいで、間隔の短い三角波が沢山現れましたが、不快なほどではありませんでした。
私は別々。
とってもスムーズな海になっていたので、お料理も楽々できたし、食事中もセーリング中とは思えないぐらい優雅にできました。
突風時は20ノットを軽く超えるようになりました。スピードは8ノット越え!
それから少しヒールするようになり、風の強さは常に20ノット前後となりました。突風時は25ノットを軽く超えることもあり、オートパイロットから主人がマニュアルで舵を取り始めました。
午後2時11分、無事目的地のKalantos湾に到着しました。すでに一度来たことがあるので前にアンカーした場所の記録が残っているのですが、その時よりも入港時に風が強かったので、以前よりももう少しビーチに近い位置に碇を下ろしました。
後ろに見えるのはイラクリア島。昨年はそこのタウンハーバーに係留していたのですが、バースの位置が悪く係留している方が危ないっていう感じの場所で、隣のバースにいた地元の方に「お迎えのKalantosの方がここより安全だよ」と教えてもらい、移動してきたのでした。
私達の後で、2隻のキャタマランが入ってきました。1隻はセーリングバセル、もう1隻はパワーボートのキャタマランでした。セーリングバセルの方のキャタマランはいつの間にか出ていっていていなくなっていましたが、パワーボートの方のキャタマランは湾の中にある小さなタウンバースに横付けしていました。船体のサイズギリギリの幅に横移動で接岸できるって2つエンジンがあるキャタマランならでは。
私たちもテンダーで中を見に行ったのですが、スターン・トゥーで係留できるスペースは満席で、開いている部分は港の長さが足りないのでスターン・トゥーができず(少なくともSATOMI号の長さでは前にいるヨットのアンカーに絡まらない位置にアンカーを落とすと、チェーンが短すぎて不安が残る長さしかなかった。)横づけするしかないのですが、それでもワーフに十分な長さがありません。しかも、前から風が吹いてくる位置になるので、船体をコンクリートのワーフに押し付けられてしまう形になります。係留している方が不安になる場所しか空いてなかったし、昨年見た時も狭すぎて入れないねっていう結論だったので、元からアンカリングの予定でここに来ました。
時と場合によっては、バース内に係留しているよりも、信頼できる自分のアンカーで、障害物のない場所を自由にスイングしている方が安心だったりします。仮にアンカーが流れても後方はオープンシーだから海に流れていっちゃうだけだしね。
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