皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
もう一カ月近く使えなかった冷蔵庫、やっと直りました!ちゃんと約束の時間どおりに来てくれたマリン冷蔵庫の技術者の方、いい仕事してくれました。しかもお値打ちだったし。カラマタマリーナではヨットに暮らしているいる方たちが多く、冬もハードスタンドに上がらないで過ごしている方が大半なんですが、その理由が分かった気がします。
助手2名を従えて、早速作業開始
でも皆さんもくもくと作業を進めていました。午前中いっぱいぐらいかかったかな。新しいものを設置した後も、テストのためしばらく作動させておいたのですが、その間私たちは出かけていて大丈夫ですよ、とのこと。一旦放置した後時間をみて戻ってきて、正常作動していたら冷凍庫の方も再起動させておきますから、とのことだったので、街の中にあるメディカルセンターに行って、私の指のスティッチ具合をチェックしてもらいに行きました。
冷蔵庫の業者さんも感心したのは、ちゃんと後片付けもやってくれて掃除機も持参されていました。で電源が必要ですか?って聞いたら、「持ってきていますから大丈夫です。」とのこと。トラックにジェネレーターを積んでいるんですよね。マリーナでは係留代には電気水代は含まれておらず、使用した分だけ料金を別途払う形になっているので、人によっては水道以外は自家発電で賄っている人も結構いるのでしょう。だからバースに接続している私達の電源を使うと使用料はクライアントである私達負担になるわけですが、そうならないよう自分達で用意しているのでしょうね。作業をした後片づけとはいえ、自分のヨットの不具合修理の片づけだから、うちの電源の使ってもらっても私達は全く気になりませんけどね。ちゃんと準備してきている所がプロ意識が高いなと思いました。これまでギリシャやトルコで数か所のマリーナに滞在してきました。だいたい私達がマリーナに入る時は、どこかしらが故障しているので修理のために寄港することがほとんど。だからいろんな業者さんと関わってきたのですが、カラマタの業者さん職人さん達ほど信頼できる、と感じたことはありませんでした。技術レベルも高いし、何より「意識」が高い。おそらく、一時的に滞在する船舶オーナーではなく、常住し、さらに一年中船上生活をしているクルージングオーナーさんが多いと思われるカラマタなので、クライアントの要求度合いも高いからなのかもしれません。
その周りはマンション群なのですが、小さい子供さんがいる家庭でもここで自然に触れながら遊ぶことができます。
その公園のすぐ隣には小学校があります。この公園に突き当たる道路上には、プールもありました。子供たちの水泳教室が行われてたりするようでした。
あの奥が港に繋がっています。
ヘルシー志向のお店みたいで、ビーガンメニューも豊富でした。これはレタスとメロン、フェッタチーズに塩漬けポークのサラダ。すごいボリューム。でも以外にさっぱりしていて完食しました。
お腹が一杯になったあと、ディーセルエンジンを見てもらったジョンさんの息子さんのお店に行きました。メインセールのトラベラーのプーリーとブロックが、一度壊れてから新しいものに買い替えたんですが、頑丈さが足りず、一回使っただけで壊れたんですよね。だましだまし使ってきましたが、このお店でステンレススティール製のものを見つけたので即ゲット。他にもメインシート用のブロックのボールベアリングが怪しい状態になっているので、新しいものと交換しようかなと思いお値段を調べてもらってました。でもハーケンとかルーマーというブランドは質も一級品ですがお値段も一級。特にEUでなくなったイギリスからギリシャに取り寄せるとそこにVATも加わるので、とても高くなるんですよね。ジョンさんの息子さん、ジョージさんはなるべくお値打ちな値段にしてくれていますが、それでももともとが高いから、取り合えず一旦オーダーするのはやめ、主人がネットでもう少し安い場所を探してみることにしました。ジョージさんは気を悪くするでもなく「もしお値打ちの業者が見つかった遠慮なく教えてください。取引しているディーラーにそれを伝えて仕入れ値を下げられないか交渉してみるので。」とのこと。やはりプロ意識が高い!
店の看板猫ちゃん。とても人懐こくて足にすり寄ってきます。
そしてSATOMI号に立ち寄る前にマリーナオフィスに寄ったら、イギリスから取り寄せたバウスラスターのバッテリーチャージャーが届いておりました!すごい、Kithira島にいた時にオーダーしていたものがもう届いた。
これが中身。本当は水曜日に届いてたんですがアテネの税関で止まっていたのです。イギリスはもうEUではないので、VATがかかるため、税金を払うまでアテネの税関が離してくれなかったのです。水曜日のうちにVATを振り込んで置いたので今週中に間に合いました!
普段は別の国に住んでいて、夏の3カ月だけギリシャでセーリングを楽しむため、ヨット自体はギリシャに置いておく、というケースは、ギリシャではとても多いんです。ギリシャ船籍以外のヨットならほぼ確実にそういうタイプ。その中で一部は、帰る場所というのはなくヨット自体が自分の家、となっているフルタイムの船上生活者です。越冬をどこでするか、ですが、夏の間だけ楽しむ、というタイプの場合は実際に使っている期間よりも保管しておく期間の方が長いので、その場合は海に浮かべたままではなくハードスタンドに上げて陸上で保管しておくのが一般的です。その場合はハードスタンド置き場が広い場所が人気で、私達が向かっているプレべザのクレオパトラはその代表格。浮かんだままにしておくと物凄い高いクレオパトラマリーナですが、ハードスタンドだと浮かんだままの1週間分以下で一カ月保管できるんですよね。だからクレオパトラにはもう何百という船舶が陸上に保管されていてその風景は圧巻です。一方で、船自体が自宅で冬場もずっと浮かんだまま、というタイプの方たちはカラマタマみたいに、冬になるとマリーナ係留代が安くなる場所に集まるようです。さらにマリナーナではなく安全なアンカレッジに浮かんだまま、という強者も沢山いらっしゃいます。カラマタって冬でも結構暖かいらしく、修理やメンテナンスをするにもいい業者や腕のいい技術者がいるのでとても便利だと思います。私達は、冬場2ヶ月ぐらいオーストラリアや日本に帰省するのでハードスタンドに上げておきたいのと、来年以降の航海のために地理的な理由でプレべザでの越冬を選びましたが、もし、年末もギリシャにいて来年以降もギリシャにいる予定だったら、カラマタで浮いたままで冬を過ごしたかもしれません。ここにもクレーンがあるのでハードスタンドに上げないとできない作業も可能だし。正直、交通の便でいうとプレべザよりカラマタの方がアテネからのアクセスもいいんですよね。カラマタで越冬する人たちの気持ち、よくわかるなぁ。ここならやりたい修理、メンテナンスがしっかりできるもんね。職人さん達も信頼できるし。
カラマタの街も、私は好きです。都会の便利さもありますが、アテネみたいにごみごみしていなくて、しかも観光業に頼っているわけではないから、レストランとかも比較的お値打ちだし。街の中心地にこんな素敵な公園があります。電車の車両が置いてある公園。中に入れる車両もあります。
ブランコや滑り台などの遊具があるエリアも。日陰も沢山あって、木陰でベンチに座ってくつろいでいるお年寄りもいます。
その一角のカフェでランチをしました。メディカルセンターで指の具合をみてもらった帰りに立ち寄ったのですが、指のスティッチはまだ抜糸できず、来週月曜日の10月3日にまた来てください、とのことでした。どうも塗ってから10日経たないと抜糸しないという方針のよう。しきりに10日経った?と聞かれました。
ヘルシー志向のお店みたいで、ビーガンメニューも豊富でした。これはレタスとメロン、フェッタチーズに塩漬けポークのサラダ。すごいボリューム。でも以外にさっぱりしていて完食しました。
主人はソーセージのブロシェッタ。パンにいたるまでお店の手作り感があふれていました。
その後、ヨットに戻る途中、JUMBOというホームセンターとトイザラスが一緒になったお店に寄りました。ギリシャでは有名なチェーン店。シャワーヘッドが突然壊れちゃったのです。いいタイミングで壊れてくれました。
曲がっていたストンションも午後には戻ってきて、それにかかった費用はたったの20ユーロ。今まで気になっていた部分が全て修理できたり、修理の準備が整ったりで、ますますカラマタが好きになっちゃっいました。これからやっと主人が自分でする作業がスタートです。私の指も月曜日にならないと抜糸できないので、多分来週半ばぐらいまで滞在延長になるかな。へへ、行ってみたいレストランがまだあるので全然問題なし!
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