皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
10月23日レフカスタウンハーバーを出発して、私達のギリシャエーゲ海クルージングのスタート地点となったPreveza(プレべザ)に戻ってきました。一年半ぶりに故郷に帰ってきたような懐かしさと安心感で感無量になりました!
外側は物凄い浅いラグーンです。
反対側もそう。つまり真ん中だけ深くして運河が作られているんです。
運河の中も赤と緑の航路マークが設置されています。
この後橋が開く様子から通過するまでの様子と、Prevezaに到着する直前の様子を動画にしました。
イオニア海に出てからも、知ってはいましたが全く風なし。プレべザまでは1時間ちょっとぐらいの距離なので、このままずっとエンジン走行を続けます。体感風速が11ノットで船のスピードが7ノットなので、本当に風ないねぇ。セールは全く出しておりません。最短距離を一直線だ~!
古巣のクレオパトラマリーナ。2020年11月から2021年5月半ばまでずっとあそこのハードスタンドにSATOMI号はいたんですよね。その間主人はほぼ毎日、SATOMI号のアップグレードに明け暮れていました。燃料タンクに新しく穴を開けて中の汚れを一掃したり、ブラックウォータータンクに配管をしてスターントイレを使えるようにしたり、新しいソーラーパネル設置にテンダーを吊り下げるフレーム設置、12個あるポートホールとハッチを全て付け替えてて雨漏りを防いだり・・・本当に大きな仕事が何個も残っていたんですよ。その間ギリシャは完全ロックダウンだったので、隣町に行くことも禁止されていました。私達が知ってるプレべザの街は、ロックダウンでスーパーや食べ物やさん以外のお店が閉店していた人気のないさみしい街。(主人だけは2019年11月に船探しの途中プレべザにも立ち寄っていて、活気のあるプレべザを知っていましたけどね。)
タウンハーバーにやってきました。ここは2か所に分かれていて、レストラン街から離れた方の端っこがチャーターヨット専門の係留地となっていて、街に近い方がプライベートヨットが係留できる場所なんですね。どちらもタウンハーバーなんですけどね。プレイべートヨットが係留できる方にはバウモーリンがないので自分のアンカーを使ってスターン・トゥーをします。ここで初めてスターン・トゥーをしている船を見た時「こんな事私できるのかなぁ。」って信じられなかった。今では何とも思わないけど。
不思議なことに、最初に係留すると決めたところはアンカーが効かなかったんですよね。岸にいた他のヨットの人たちがスターンラインを受け取ってくれて、一旦は接岸したんですが通常だったら、途中からアンカーチェーンが引っ張られるんですが、全然テンションがなくバウを支えていないんですよ。で、手ごたえがあるまでチェーンを縮めていくと、40メートルぐらいしかチェーンが出ていないのがわかりました。もっと遠方でアンカーを下ろしたのに、実際にアンカーが効き始めるのが遅かったのかな。40メートル出てれば大丈夫、という考えは結構一般的だと思うんですが、私達的にはちょっと短すぎるのです。納得できなかったので、やり直しました。2回目にも同じ場所にアンカーを下ろしたのですが、前にもまして全然アンカーがささった!という感触なし。直ぐにやり直して、3回目は場所を変えました。
最初にトライしていた場所からさらにタウンバースの奥の方、プレべザマリーナの入り口に近い方を選び、そこにアンカーを下ろしました。今度は途中からアンカーチェーンにテンションがかかりギアを締めていてもチェーンがしばらく引きずりだされました。つまり、アンカーが効いているのでヨットが後進し続けてる力でチェーンが引き出されていったのです。ワーフに近づいてきたのでギアをさらに締めて、リモコンでチェーンを出し続けました。お隣にいたヨットの方が今度もスターンラインを受け取ってくれて3回目のトライで無事終了。ワーフとの距離を調整するためアンカーチェーンを引き上げていくと、50メートルちょっとの所でいい角度でチェーンが海中に消えていきました。うん、これで安心。50メートルならOK。普段はもっと長く出している場合もありますが、アンカーを下ろした場所は水深6メートルぐらいの場所なのと、これから数日は風もほとんどないし、前方はマリーナの出入り口付近なので高速で通る船舶はなく、ウォッシュを受けることもないのです。
3回目でやっと納得できました。
ハーバー沿いから一歩入った路地にレストランが密集しているエリアがあるんです。
軽くで良かったので、トマト&キュウリのサラダ(グリークサラダにするとフェッタチーズが加わって3ユーロ高くなるし、ボリューム的にそこまで食べられないと思ったのです。)
このレストランも前は営業していなかったなぁ。本当に賑やかになっていた。
ちなみにこの裏通りは日曜日なので、閉店しているお店も多く静かなんですが、港ぞいのカフェは日曜の午後と合って、どの店もお客さんであふれかえっていました。
プレべザはPort Of Entryの港なので、ポートポリスに出向いてトランジットログをチェックインしに行きます。その途中、こんなクラシックなスクエアリグの船が係留されていました。ツールスト向けの観光船というよりは、個人の所有で普通にこれでクルージングしているようでした。
ポートポリスはタウンハーバーの端っこ、プレべザマリーナに続く方の広場にあります。ピンクの建物は郵便局で、その後ろの建物がポートポリス。無事チェックインを終了し、ハードスタンドに上げた後でまたここに戻りチェックアウトの手続きをします。
その後また来た道を戻り、反対側の端に向かいます。その途中にハーバーマスターの事務所があり、係留代はそこで支払うのですが日曜日だったこともあり、事務所が閉まっていましたが、後でわかったのですがシエスタタイムだったからでした。日中午後1時~7時まで閉まっていて、夜は7時から9時にまた開いているらしい。月曜日に出直しました。
プレべザはPort Of Entryの港なので、ポートポリスに出向いてトランジットログをチェックインしに行きます。その途中、こんなクラシックなスクエアリグの船が係留されていました。ツールスト向けの観光船というよりは、個人の所有で普通にこれでクルージングしているようでした。
船籍はポーランドのようです。
その帰りにチャーターヨット係留のエリアを通過。
すごいねぇ、プレべザにもこんなに沢山チャーターヨットがあるんだ。レフカスにも何百というチャーターヨットがあるのに、それだけお客さんが多いのかしら?確かにエーゲ海だと9月後半あたりから途端にチャーターヨットの数が減り、プライベートクルーザーも減るのに、レフカス手前辺りからまたすれ違うヨットの数が増えてきました。しかもレンタルヨットもまだまだ沢山見るし。このエリアはまだシーズン終了じゃないんですね。聞いたところによると10月はドイツ人が多くレンタルヨットするそうです。すでに10月といえばドイツは冬のムードで寒いんですが、それに比べるとギリシャはまだまだ暖かいのです。それに、プレべザにはインターナショナル空港もあって冬場でもヨーロッパからは最低一日一便あるそうです。位置的に首都アテネ方面よりイタリヤとかに近いし。でもね、国内のアテネ行はすごく不便なんですよ。だから私達はオーストラリアに帰国の際、プレべザからアテネには飛行機ではなくレンタカーで行きます。プレべザ空港の近くのレンタカー屋さんで借りて、アテネ空港近くで、返せるので。高速で4時間でアテネに行けるし、ギリシャの高速ってサービスエリアもきれいで頻繁にあるから私は大好き。
ということで、これからの予定は10月31日にハードスタンドに上げるまで、プレべザから奥に入ったGulf Of Amvrakia(アンヴラキコス湾)内をプカプカして時間つぶしを致します。前にいた時はVonitiaに入ったことがあったけど、他にも沢山きれいなアンカレッジがあるのです。25日火曜日に(このブログが更新される頃)タウンハーバーから移動となります。
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