2022年10月30日日曜日

極楽絵のような美しさRougas Bay

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




でっかい湾内には沢山のアンカレッジがり、いずれも10マイルちょっとの距離で移動できるので、同じ場所には一泊だけにして毎日午後から移動を続けています。28日もOhi Dayのパレードを見たのち、次の場所に移動しました。聞いていた以上に美しい場所でした!

天候にめぐまれ空と海が繋がった景色を堪能したRougas Bay

10月28日(金):Ohi Dayのパレードで朝9時すぎぐらいから、岸辺ではマーチングバンドの音がしていました。本格的にパレードが始まったのは午前11時ちょっと前。パレードはアテネとか大都市では軍関係の人たちなども参加する大規模なものだと思いますが、小さな街では、主に地元の学生たちがパレードをします。小学生の小さい子たちから始まって、だんだん大きい子たちになり、最後は高校生まはた大学生かな?と思われる若者たちが足並みをそろえていました。
制服がある学校は制服を着てましたが、そうでない子たちは上半身は白シャツでどのグループもそろえていました。

彼らは大学生のよう。お揃いの長袖シャツを着


パレードの最後はマーチングバンド。本格的な楽隊でしたよ。
パレードは特別なものではなかったのですが、学生たちがきびきび歩ているのをご家族親戚が見に来ると思われるので、沿道は沢山の観客でにぎわっていました。特に小さい子たちの時は、親御さんが熱心に写真を撮ったり動画を撮ったりしていました。わが子の勇ましい姿を記念に残したいんですね。


パレードが終わったら、みなさん港沿いをぞろぞろ。カフェに行くのかな?この日はレストラン、カフェ以外は閉店していました。

パレードを観終わったので、移動することに。

ランチタイムぐらいに出発しました。次の目的地も10マイルぐらい。Rougas Bayという場所なのですが、ここはロックダウン中に借りていたアパートの大家さんの農場がある場所なんですね。プレヴェザに戻ったその日に、大家さんに「かえってきたよぉ~」と連絡。港に会いに来てくれてお茶をしました。本当に良くしてくれた大家さんで、ギリシャでの唯一の友達といっても過言ではありません。普段はプレヴェザに住んでいる大家さんですが、代々続く農場の土地がこの地にあり、ご自身も小型ボートを所有されています。彼のお気に入りの湾がRougas Bayで、そこにあるタバーンが超お勧めだったのです。


相変わらず風無しの日々。モーター走行です。
午後1時ちょっと過ぎには到着しました!あれが例のタバーンだね。

ボートヤードがあるって大家さんが言ってました。あれだな。結構モノハルが沢山ハードスタンド上にありますね。地元の人しか知らないボートヤードだなぁ。


着いてすぐに主人だけタバーンにいき、夜開いているかどうか偵察にいきました。するとその時間からずっと営業しているとのこと。プレヴェザの大家さんの事を話すと、よくご存知で、ウゾとおつまみをサービスで出してくれたそうです。その後、主人はボートヤードに行き、壊れているアンカーローラーのベアリングの部分にはまってしまっているナットを取り出せるかどうか聞きに行ったそう。取り合ずベアリングは預かってもらったそうです。

すでに3組ほどのお客さんがいました。皆さんローカルの方達。
風がないので海面の真っ平さで、鏡のような海が目の前に広がっています。遠方にはイルカが数匹泳いでいるのが見えました。

メニューはありましたが、私が食べたかったタコの酢漬けは売り切れ。先に主人が来た時「俺が最後の一皿をいただいてしまったようだ。」だって!代わりにイワシのオリーブオイル酢漬けを出してもらいました。このタバーンはどうもセルフサービスみたいで、みなさん自分で勝手にキッチンに入り水とかカトラリーを取りに行くんですよ!お客さんもみん中お馴染みみたいでした。
ガーリックプロウンが美味しすぎて、もう一皿追加したぐらい。ラム肉の煮つけももうほっぺたが落ちる美味しさ。この後ご飯をオーダーして、煮汁をご飯にかけて食べたくらいです。どのお料理もお酒が進む味付けで、主人はウゾは3杯ぐらい飲んじゃって、さらに私と一緒にワインも1リットル行きました!
ここには猫tではなくワンちゃんがいました。ここで飼われている子だと思います。見てこのつぶらな瞳。

一心不乱でエビを食べまくった!同じ料理を追加オーダーしたなんて初めて!それぐらい美味しかったのです。

そぼくなキッチン。

他のお客さんは私達よりも先に来ていましたが、みなさん本当にゆったりと食事を楽しんでいました。朝からずっといるんじゃないかな。

SATOMI号は右端のブルーの船です。直ぐ後から左側のブルーのヨットが入ってきました。そのヨットの人たちも、しばらくしてからタバーンにやってきました。


ちょっと軽食を取るだけのつもりで立ち寄ったのですが、料理がゆっくり出てきたり追加オーダーしたりして、3時間弱滞在していました。いつもは食べたらさっさと帰るので1時間ぐらいしかお店に滞在しない私達なのに。それだけここではゆっくりと時間がながれてるんですね。エーゲ海の離島じゃないのにねぇ。

お店にいる時に、後から入ってきたブルーのヨットの人たちとお話する機会がありました。私達より多分10歳ぐらい年上のイギリス人のカップルで、2004年にイギリスを出航してきたそうです。それ以来ギリシャにいるみたいなんですが「もうエーゲ海はこりごりなの。特に夏はね。」とのことでした。このエリアは夏でもレンタルヨットの人があまり来ないらしく、メルティミの影響もあまりないそうで「パラダイスよ!もうどこにも行きたくないの。」と言われていました。確かに、カラマタを出てからペロポネソス半島を離れるごとに、風が穏やかになっていきました。勿論そういう天候だったからで、いつも絶対というわけではありませんが、メルティミの通り道ではないので、基本的にあまり強風にならないエリアなんですよね。

海面が全然乱れなくて鏡状態。空と海がつながってなんだか極楽絵巻のような美しさでした。テンダーが雲の上に浮いているみたいでしょ!

どんなに風が弱くても、これまで行ってきたアンカレッジではここんなに穏やかな海面になることはありませんでした。ウネリも全くないのです。

31日にハードスタンドに上げるまで今シーズン最後の「プカプカ生活」を楽しもうと思っていましたが、海上にいることを全く感じさせない夜を毎晩過ごしています。

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