2022年11月23日水曜日

機内でカップヌードル!スクートはこれで最後かな&シドニー着いてからも大変だった

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






アテネ―シドニーはシンガポール経由のスクート航空でした。合計24時間ちょっとの長時間でしたが、特に問題はなくスムーズに進んだのですが、シドニー到着後にちょっとしたトラブル発生で、最終的にホテルでくつろげたのは夜中の1時だった!

11月19日(土):朝7時起床と共にすぐに空港に向かいました。まずはレンタカーを返すのですがアテネ空港内のレンタカーに返却なので便利。それでも空港エリアって複雑でレンタカーのエリアは見つけたものの、そこにどうやったら入れるのかわからず、一周ぐるりとしちゃいました。

やっとバジェットレンタカーのエリアを見つけたら、返却自体はとてもスムーズ。エリアに入って行くと待たされることもなく、特に傷がついてるかどうかなどのチェックもなくあっという間に開放されました。8時23分出発ロビーに到着。これまでアテネ空港に来た時は、ロックダウン寸前の2020年7月だったり、やっと各国で入国制限が緩やかになってきた昨年末だったので、こんなに沢山の人をアテネ空港で見たのは初めてでした。閉鎖されていたエリアも多かったので、お店なども初めて営業しているのを見ました。

フライトは11時出発でしたが、9時前にすでにチェックインが開始されていました。スクート航空には初めて乗るのですが、格安なので「乗る」部分の料金しか含まておらずスーツケースを預け入れたり、事前座席予約などは全て追加料金となります。お土産だけでも一つのスーツケースが一杯になっているので、追加料金を払ってでもスーツケース預け入れは不可欠。格安といっても時期的にはそれほど安くなかったので、さらに追加を払って事前座席予約をしたくなかったので、主人と隣同士の席になれるかどうかちょっと心配でした。

幸い、アテネ―シンガポールは通路を挟んで隣同士、シンガポール―シドニーはちゃんとお隣同士でした。荷物預けの際、一つのスーツケースにネームタグが付いてないのに気づきカウンターで「ネームタグください。」と言ったら「ありません。全て追加オプショナルですから。」と最初のLCC航空の洗礼を受けました。これまでもカンタス航空のLCCジェットスターは何回も利用したことがありますが、国際線の場合は、LCCだからといってネームタグを用意していないっていうことはなかったので驚き。さらに「取り扱い注意」の札をつけてもらおうとしたら「それなら預ける場所が別のカウンターになります。ここでバゲージクレームタグはつけますけど、あっちのカウンターまで自分で持って行ってください。」とのこと。指定された場所はサイズオーバー荷物などを預け入れするカウンターでした。

さすがギリシャアテネ空港。空港内に発掘物のミニ博物館があった!前に来た時は閉鎖だったので気づきませんでした・・・・というか二階のこのエリア自体が全て閉鎖だった。

入場は勿論無料です。すでに何十か所もの古代遺跡を見たり博物館に行っているので、特に珍しものはありませんでした。物凄い「古代ギリシャ文明スノッブ」になっている私達。

まずは朝ごはんを食べようと思い、バーガーキングに入りました。他にはカフェしかなく作り置きのサンドイッチ系しか食べ物がありませんでした。時間が早いからみたいで、午後になるとレストランもオープンします。そのバーガーキングも主人が食べたかったチーズバーガーは通常サイズはなく、キッズメニューでしかないという不思議な話。どうしてもチーズバーガーが食べたかった主人は可愛らしいボックスに入ったキッズメニューをゲット。私はチキンサラダにしておきました。搭乗したらご飯が出るしね、と思ってたので。


あっという間に搭乗時間がやってきて、ゲートに移動。スクートの飛行機初めて見た!イエローが企業カラーなんだ。同じ便に乗る人達は結構な数で、満席に近い状態なんだということがわかりました。ちょっと気になったのは、みなさんペットボトルを持ち込んでいること。それも1リッターの結構デカいサイズのもの。この時点で嫌な予感が・・・・。ジェットスターも国内線は飲物食べ物全て有料だけど、国際線はウィスキーとかのアルコール以外は無料なんだけどなぁ。シンガポールまで10時間半の長旅なので、通常なら最低2回は食事が出るはず・・・?

搭乗し席についてすぐに私の悪い予感は当たりました。ファーストフードのメニューみたいなラミネートされたシートがポケットに入ってました。普通だと非常口の場所とか安全のためのお知らせが書かれたシートありますよね、あれと同じ感じですが食べ物や飲み物のメニューなんです。やば~、水も有料だ!しかも4ドル(シンガポールドル)。さらにショックだったのは、前の座席の背もたれに画面がないこと。つまり機内エンターテーメント無し。機内でいつも楽しみにしているのは、オンデマンドで最新映画を観まくることと機内食でした。その両方とも全て追加料金のスクート!これぞ本来のLCCなのかもしれませんが、超ショック!だってもともとのチケットだってそれほど安くなかったんですよ。ま、カタール航空はもっと高かったですけどね。

食事を予約している人たちも結構いて、ワゴンが回ってきたので「オーダーできますか?」と聞いたら「飲物ワゴンの方でオーダーしてくださいね。」とのこと。LCCですが乗務員の接客態度は悪くなかったです。シンガポール航空のLCCなので乗務員の方は全員アジア系の方でしたが、英語は問題なく通じました。
メニューの中からハーブチキンを私がオーダー、主人がビーフの煮込みみたいなのをオーダーしました。飲み物は水(小さいペットボトルぐらいのサイズの紙パック)とミルクティー(スティックに入っている粉のもの)。予めオーダーの方が食べ終わる頃やっと私達の食事が運ばれてきました。食事はどれも12ユーロ。サイズからしたら通常機内食のメインの部分だけのサイズ。割高だなぁ。ま暖かいものが食べられるだけましか。

この後アクシデント発生。通路を挟んで隣に座っていた主人ですが、お隣の20歳半ばぐらいの白人女性とひじ掛けをめぐってなにやらもめています。食事のためには肘がちょっと出っ張るのは仕方ないと思うんですが、それに文句を言っているようなんですね。少し前から時々「肘が当たる!」と文句を言っていた女性をジョークとかでたしなめていた主人でしたがさすがにいざ食べようとしたときに、また文句を言われて堪忍袋の緒が切れたようでした。そこで、「私と変わろうか?私は肩幅も主人より狭いし、私の隣の女性はひじ掛け使ってないし痩せてるから。」ということで、席交代することに。すでに食事のパックを開けており私のは予想に反してハーブチキンの部分にスープがモリモリはいっていたんです。「気を付けてね、こぼれやすいよ。」と言って主人に私の食事を持ってもらいながら移動。交代してからテーブルを下ろし、その上に主人が私の食事を置いたのですが、なんとテーブルに置かれた振動だけで熱いスープがこぼれテーブルを伝って膝の上、座席、そしておいていたフリースジャケットまで汚れてしまったのです!慌ててふいたんですが、それを見た文句を言っていた女性はちょっと責任を感じたのか、「大丈夫ですか?ティッシュ沢山ありますよ。」と結構親切だったのです。乗務員さんも騒ぎに気付き、ウェットティシュを持ってきてくれました。

あ~あ、とんでもないスタートだなぁ。ハーブチキンといっても、ナンプラーとか入ってない?と思うぐらい匂いが結構独特で・・・その匂いをさせたままこれからまだ8時間ぐらい乗ってないないといけないのねぇ。とほほ・・・・。主人は食事を置いたまま私のフリースを洗いに行ってくれました。そして12ユーロ払った食事は・・・あまり美味しくなかったのも残念でした。食後は、やることがなく・・・みなさん何やらスマホで映画を観たりゲームをしていました。WIFIも有料で結構高かったのです。なので予めダウンロードしている映画を観てたんじゃないかなぁ。私達はもう寝るだけ。だってスマホのバッテリーチャージも有料ですから!幸い、シートはまあまあ座り心地はよく、前日から早起きが続いてたのでうとうとするのは問題なし。後半あと4時間ぐらいと言うところで、目が覚めました。(と言ってもぐっすり寝ていたわけではない。)またお腹が空いてきたので、今度はカップラーメンを注文することに。 日清のカップヌードル白豚骨スープをゲット。機内でカップヌードルなんて生まれて初めてだ!でもハーブチキンといいカップヌードルといい、突然揺れることもある機内でよくもまぁこんな熱い汁ものを提供するよねぇ。普通でもお茶とかコーヒーとか出ますけど、入れ物にある程度深さがあるし、トレーに乗っかっているからこぼれても自分に直接かかることは滅多にないです。格安だから安全対策も薄いのかしら?

10時間半、長かったですがいつか終わりはやってくるもの。現地時間午前3時半にシンガポール空港に到着しました。ここでの待ち時間は7時間ぐらいあります。でもシンガポール空港はでっかいので時間つぶしはそれほど困りませんでした。

ターミナル1に到着し、シドニー行も同じターミナルだったので便利。最初に見つけたスタバでチョコクロワッサンとチキンパイをゲット。寝不足でぼ~っとしていたので、動作も遅く、携帯充電もしたかったので、スタバのカウチで気が付いたら1時間半ぐらいいた!

その後、フードコートが24時間営業している事を知り、移動することに。

まだ午前5時前なのに人が結構います。

ターミナル1のフードコートは全部で5軒ぐらいでしたが、営業していたのは2軒。あまり食べたいものがなかったしお腹は膨れたので、途中で見つけた静かな中二階のソファーエリアで仮眠することに。

次のフライトは午前10時15分出発なので、9時半に搭乗開始。すでに到着から3時間ちょっと経ってました。2時間ちょっとぐらい仮眠をして午前7時ぐらいにターミナル3に移動。


歩くと10分弱、電車(無料)だと3分ということで興味本位で乗ってみることに。

あれが有名な「ジュエル」っていう場所かな。ターミナルからは直接行けないみたいでした。ターミナル移動の電車は4分おきにやってくるので便利。
主人は現役時代、仕事の関係で半年に1回ぐらいはシンガポール、マレーシア、タイに出張がありました。オーストラリアは地域的にはアジアパシフィックということで国際会議は全て東南アジアだったのです。私もタイとシンガポール会議の時一緒に行ったことがありましたが、その時はターミナル3にいたようで、移動してから「あ、ここ来たことあるね。」とわかりました。

ターミナル3にもフードコートがあります。ここも全店オープンではなかったですが、ターミナル1より選択肢が多かった。

事前にセルフオーダーです。売り切れているものは表示されるし営業しているお店しか出てこないので、混乱がなく便利。お店には食べ物を取りに行くだけ。
目の前で作ってた!

それと餃子のお店もありました。

もっといろいろ食べようかなと思ったのですが、コンビニでパンとかお菓子を買い込んでいたし、クロワッサンとか食べていたので、結構お腹は一杯になりました。それに座っているだけだしね。

ブティックや免税店などがそろそろ開店してきました。

ユニクロはシドニーとかでは今や珍しくもなんともないんですが、ギリシャにはないので、シンガポールで見てちょッと懐かしかった。ちなみにシンガポールでは洋服屋さんとかがオーストラリアのチェーン店も沢山あり、街にいてもシドニーにいるのとあまり変わらない印象を受けたのを思い出しました。シドニーにはでっかいチャイナタウンもあるしアジア系住民も沢山いるので、シンガポールはそれほど外国っていう気がしなかったな。

シンガポール―シドニー間は「たったの」7時間40分。前のが10時間超えだったので、7時間が短い気がしました。飲み物は、予めコンビニで買おうと思ったら、搭乗前にセキュリティーがあるから持ちこめない、とのこと。じゃ搭乗ゲート付近に自販機があるの?と思いきや、なし。待ち時間に買っていたペットボトルを直前で捨ててしまったのですが、セキュリティー直前に水を捨てる場所があり、空のペットボトルを持ち込めばよかったんです。ゲート前のエリアに給水所がありました!知らなかった!また4ドルの水を買うことになるわけだ。でもお腹は少なくとも大丈夫だけどね。

シンガポール―シドニー間は、主人と隣同士だったし、もともと窓際席だったのを一人たびの人に譲り、私は通路側(の方がトイレにいきやすいので好きなのです。)にしました。眠気もマックスだったので、7時間は結構あっという間に過ぎました。

シドニー到着はシンガポール時間で夕方6時。現地時間は夜の9時。E-パスポートのセルフチェックインで、イミグレもスムーズ通過。荷物もすぐに出てきました。この後はホテルで一泊ですが、その前に主人がマックに立ち寄り。閉店間際だったのでお肉系は売り切れでフィレオフィッシュしかありませんでしたが、なんかあるだけましっていう感じでした。

ホテルは空港近くの「IBIS」(アイビス)。タクシーで行ったんですが、ここでアクシデント発生!受付に行ったら「残念ですが別のアイビスホテルです。徒歩7分ぐらい先のアイビスバジェットの方ですよ。」と言われてしまった!それからスーツケースをごろごろして受付の人が指さした方向を歩くこと数分。でも様子がなんかおかしい。シドニー空港周辺はオフィス街だったり倉庫街だったりして夜になるとちょっと寂しいエリアもあるんですね。5分ぐらい歩いてだんだん明かりもない方向になってきたので、なんか間違っている気がして・・・たまたま通りがかった人に聞くと反対方向に歩いていることがわかりました。なんですと~!!でまた来た道を戻り、手前にあったホテルの受付の人に再度道を聞いたら、詳しく教えてくれました。最初のアイビスの人、最低です。「あっち方向に」と指をさしただけで、途中で曲がらないのいけないのにそれもいわず、目印さえもいわない。いじわるか?て思うぐらいの対応でした。

でやっとの思いで正しいホテルを見つけてチェックすると、今度は予約が入っていないような態度を取られたんです。このホテル、主人の妹がクリスマスプレゼント替わりに予約して支払いもしてくれているはずで、予約のメールも送ってくれています。なのに「支払いされていませんので、今お願いします。」と言われてしまい・・・・ま、支払ったわけですよ。とにかくもう一刻も早く部屋に着きたかった。すでに時間は夜の11時半を回っていた!

で部屋についてシャワーを浴びて一息ついたころに、主人の妹からメッセージが入りました。なんと、妹はちゃんと支払っているだけではなくお部屋に着いた時のサプライズにチーズとか飲物をホテルに届けているとのこと!でまた受付に主人が戻りました。30分ぐらいして可愛いボックスを抱えて戻ってきました。

受付についてから主人が妹からのメッセージを見せると、初めて気が付いたように「あ~〇〇さんでしたか、すでに部屋にいると思っていました。」とトンチン感な答え。というのは私達が泊る部屋は別の部屋でそこにプレゼントが既に置かれていたんです。実際に部屋を見た主人は「大した違いはなかった。」とのことだったので移動はしませんでしたけど。
すぐに私たちが払った分は返金してもらえました。

時間をみたら午前0時半すぎ。朝ご飯代わりにプレゼントのチーズとかクラッカーなどをいただくことにしました。

18日にプレヴェザを出てから数えると、20日にシドニー到着まで48時間以上もたっていましたが、ようやく一安心でゆっくり眠ることができます。翌日は12時チェックアウトでいいので、目覚ましなし!あ~やっと着いた~。

それにしても、スクート。追加料金を払うと、最初から全部含まれているカタール航空と200ユーロぐらいしか値段の差がなくなる気がしました。一人200だから二人で400ユーロですが、機内エンターテーメントにお食事、スーツケースのチェックインを考えると、絶対次はスクートは止めようと思った私です。

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