TAPAI凍結はガセネタだった？！-陸上船上生活第一日目

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！

ハードスタンド上での船上生活がスタートしました。1日は新しい携帯をオーダーしたり税関に行ったり、SATOMI号を久しぶりにシャンプーしたりと慌ただしく過ぎていきました。

ハードスタンド上からGulf of Amvrakiaへの入り口が見えます

11月1日（火）：レンタカーのオフィスが12時にならないと開店しないということで、それまでは動きが取れません。午前中はほぼ新しい携帯をネットで探す作業に費やしました。数日以内に配達してもらえる業者を探さないといけないのですが、基本ギリシャのオンラインショップなのでサイト自体が英語でも、カスタマーサービスの人が英語が話せるとは限らず、配達期間の確認のために電話した時に英語で話した途端電話を切られたことが数か所。なので、オーダーしたい機種を決めてからも実際にちゃんとオーダーできて、英語で連絡が取れるサイトを見つけるのにすごく時間がかかりました。努力の甲斐あって最終的に英語が通じて配達期間も最短のサイトでオーダー完結できました。遅くても金曜日4日には着くと思われます。ちなみにギリシャのオンラインショッピング、サイトに配達期間が書かれていても実際はそれが出荷してから届く時間とは限らないのです。在庫自体がサイトにはなくてオーダーしてから発注をかけて、それから配達なので、最終的にオーダーしてから到着までに2週間というのもざら。その辺りを実際に電話して確認する必要があるんですよねぇ。

主人がレンタカーをピックアップして戻ってきた時には、午後1時をちょっと過ぎていました。それから急いでプレヴェザの港にあるカスタム（税関）に向かいます。クルージングタックスのTAPAIを11月一杯まで先払いしているのですが、すでにハードスタンド上に上げているのでマリーナから証明書をもらい11月のＴＡＰＡＩを凍結し、来年3月に回してもらうと思ったからです。

でカスタムに行ってその旨を言うと、なんと～「そんなことはできませんよ。」という返事が！！なんですと～？？？！！！確か2021年にクルージングログをゲットした時にＴＡＰＡＩを半年分先払いすると割引になるので長期出払った方が得だ、使用しなかった月は凍結して次に海上に戻した時に充当できるって、説明を受けたはず。だから先払いをしたのに。たまたま2021年は半年分ちゃんと使い切っていたので、凍結手続きをする必要がなかったのですが、その知識があったので、今年8月にトルコからレスボス島でギリシャ入国した時、11月分まで先払いしたんですよねぇ。

一体あの話はなんだったんだ！！カスタムの人は、私達の話を聞いて頭ごなしには断ることはなくいろいろ調べてくれたんですが、結局そういう事はやっていない、って言われたんですね。じゃ、あれはガセネタだったのかなぁ。確かにカスタムに人に聞いたわけではなく、トランジットログを手配してくれたエージェントに聞いたと思うんですが、勘違いだったのかなぁ。それにしても、私達が何の根拠もなく「凍結できる」という話を勝手に自分達で想像しちゃうはずはないので、必ずどこか信頼できるソースから聞いたはずんですけどねぇ。

一カ月分無駄になってしまったのは残念で、しかもなんとなく納得いかない部分もありましたが、カスタムの担当者は結構時間をかけていろいろ調べてくれたので、誠意は感じましたしけどね。

その後携帯会社に向かったのですが、時間が2時を過ぎていていて、なんとシエスタの時間で閉店中。夕方5時からまた営業開始。それまで時間をつぶすのは勿体ないので翌日で直すことにしました。帰りがけにスーパーに立ち寄ります。

お肉コーナーで豚と牛のミンチをミックスしてもらいました。今晩のチリコンカーンように。

ハードスタンドがあるのはプレヴェザから海底トンネルをはさんだ反対側のアクティオとい場所。トンネル通行料が片道3ユーロかかるので、往復で毎回6ユーロかかってしまうのです。でもトンネルを通らないと2時間ぐらい大回りしないといけないので、仕方ありません。なのでなるべくプレヴェザに行くのは必要最低限に抑えたいのです。だからこれからはお家ごはんの日が多くなりそう。ま、プレヴェザではお気に入りのレストランは2軒しかないし、そのうち1軒は金、土、日しか営業しておらずしかもディナータイムはに営業するのは金曜日と土曜日のみ。なので外食もその店の営業日に合わせると思うからそれほど頻繁にプレヴェザに行く用事はないと思います。

SATOMI号に戻ってから船体のシャンプー開始。潮を落とす洗剤をクレタ島にいる時に使い切っていて、その後同じものが見つからなかったのです。最後に水洗いしたのは一カ月ぐらい前のカラマタにいた時。だから物凄く汚れておりましたぁ。WAXが残る洗剤で小さめのブラシでゴシゴシ丁寧に洗いました。特にアンカー周りが泥はねですごかったんで、きれいになって気持ちがいい！

アンカーチェーンを下ろしてアンカーも下ろしました。10メートルごとに色分けしていますが、よく使っていた40メートルまでのカラーは結構剥げていました。また今年も塗り直しが必要ですね。

洗い終わったころには夕暮れになっておりました。

2020年から21年までいたハードスタンドの場所よりも、さらに奥の方。手前の位置は全て埋まっていて、10月の終わりにハードスタンドに上げるのは遅い方だったみたいです。

あっちを見てもこっちを見てもマストの林・・・森かな。

ちなみにあのフェンスの反対側はクレオパトラではなくお隣のアクティオマリーナのハードスタンドです。両方合わせると1000隻以上の船が陸に上がっているんですよねぇ。すごい規模だなぁ。

ということで、陸の上での船上生活の第一日目はあっという間に過ぎていきました。これから一息つく間もなく、毎日清掃とメンテナンスに明け暮れる日々となります。

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