2023年3月30日木曜日

コッパーコーティングにセールにエンジンも(ほぼ)完了!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






昨日29日は長い一日でした!たった一日にほぼ全部の保留事項が完了。セールが戻り、コッパーコーティングも終了、そしてエンジンの設置最終工程(ほぼ)がついに終了したのです。

朝8時半すぎに、セールメーカーのWaypointの人たちがやってきました。私はまだお布団にもぐってまったりしてました!
火曜日に来る予定だったのですが、あまりの強風でセールを設置するのが危険だったので延期になったのです。Waypointの人たちは本当にプロフェッショナルで、他の職人さんは、こちらから催促しないと日程変更になっても次にいつ来るのか教えてくれませんが、彼らだけは、催促しなくてもちゃんと翌日やってきた!

慣れた手つきでまずジェノアを設置し始めます。

30分もかからないうちにジェノアが設置されました。ほころびかかっていた部分の補強をしてえもらいセールも洗ってもらったので、真っ白になっていました。

セールをおろす時にやってきた同じみの3人組でした。呼吸もピッタリで本当に手際がいい!メインセール用のウィンチを分解中で、そのためスターボード側のジェノアシート用のウィンチも接続が切ってあったのですが、それを忘れていました。電動ウィンチが動かなくて全く動揺することもなく、手動で引っ張っていました。う~ンプロフェッショナルだ!

お次はメインセール。レイジージャックも修理してもらい、吊り下げているラインの間隔を変えてもらいセールをおろした時にレイジージャックに収まりやすいようにしてもらったのです。

他にも数か所ほころびを修理してもらったのでレイジージャックも新品みたいになりました。


この後ろの部分、前は開きっぱなしになっていてそこから背セールがズレてしまいファスナーを締めるのがとても不便だったのですよね。

今日もチャーター会社のヨットがまた一隻海上に戻っていきました。SATOMI
SATOMI号のまわりはどんどん隙間が空いてきましたよ。

真新しいジェノアシートが本当に気持ちいい。この先長~いこと、心配しなくていい。

一時間もしないうちにセールの設置が完了しました。その後、パノスさんに電話をしたら「今日は行きます。」とのこと。その場合バッテリーへの電気系統の接続作業なので主人は様子をしっかり見ておきたいとのことで、だったらコッパーコーティングしていたら見れないな、と思ったんですよ。でも私が「来るって言っても来ない時の方が多いんだから当てにしない方がいいんじゃない。」と言ったので、予定どおりコッパーコーティングを開始することにしました!

コッパー塗料のミキシングの仕方や塗り方の動画を、メーカーのサイトから観て勉強したのですが、主人は忘れていたみたいで、私が「ミックスの順番も正しい順番があるよ。」と言うと「コッパーの粉を先に入れればいいじゃない。」と言ったので、再度動画を観なおし。良かった復習して、正しくはコッパーの粉は最後で、かき混ぜながら入れないといけませんでした。主人がミックスしている横で私が粉を少しづついれる共同作業。

全部で4~5重コーテイングをするのですが、前のコーティングが乾く前に次を塗らないと行けないので、結構時間との戦いでした。私の担当はローラーでは届かない隙間をブラシで塗ることで、このラダーの動く部分隙間が担当でした。ブラシでも届かない部分もあったんですが、前に塗ってある部分が残っているので、できるだけ、という感じ。ブラシだとローラーよりも濃く濡れちゃうんので3重コーテイングでやめておきました。
そうこうしているうちにお昼ちょっと前に、パノスさんがやってきました!パノスさん自体の仕事は終了していて、最後の仕上げはマリン電気技師によるエンジンとバッテリーを接続する電気回路系の仕事。パノスさんとちょっと遅れてマリン電気技師さんがやってきました。電気技師さんと話をした後、パノスさんはアノードを設置しただけで一旦帰っていきました

電気接続の様子を見たいって言っていた主人ですが、コッパーコーテイングはスタートしたら途中でやめられないのです。なんか一日でほぼすべての保留事項が進んじゃった!

3回目のコーティングの様子。薄目に塗るので、3回目ぐらいでやっと下地が見えなくなってきました。私は自分の担当場所は終わってしまったので、主人の助手としてくっついていました。ほら、オペの時にドクターが「メス」とかいうと看護師さんが手渡しする、的な。火こんな姿勢で塗っている主人なので、いちいちたったりかがんだりが面倒です。ペイントがなくなってきたら、再度ミックスしてからトレイに流し込んだり、サイズの違うローラーが必要な時に手渡ししたり・・・できることを頑張りました。

いよいよ最終コーとの5回目。10時半ぐらいからスタートして、3時間ぐらいかかったかな。船底全体を塗り直しだったら、丸一日かかったかもしれませんが、お天気もよくすぐに下のコーティングが乾いてしまうので、時間との戦いで進めていったので思っていたより早くできました。それでも密度の濃い3時間だった。あとは最低2日間乾かし、海に戻す数日前に軽く全体をサンディングしたら全行程完了。


朝ご飯何に使用かなって思ってお茶を入れたら、セールが戻ってきたので朝から何も食べていませんでした。コッパーコーティングが完了した時には1時を回っていたので、お腹ペコペコ。近くにあるカフェに大急ぎで行きました。

戻ってきた時も、バッテリー接続作業は続いていました。思ったよりも時間がかかるんだね。主人が壊れているウインチモーターの事もついでに聞いて、話しをしているうちにこの方にお願いして点検修理をしてもらうことになりました。というのはさらに分解するために、特別なツールが必要だということがわかったので主人が自分でやるのは、結構時間のロスになるからです。ついでに、スターボード側のジェノアシート用のウィンチも点検整備してもらおうかかなって思い始めました。ポート側は3年前、故障したので点検修理をしてもらっていますが、そのほかのはSATOMI号を購入した時のまま。そろそろ点検整備のタイミングじゃないかしら。

午後4時を過ぎても作業が続いていました。

出発は最新が4月7日なのですが・・・・もしかしたらエンジン設置や補修作業が完了した後でも、遅らせないといけなくなるかもしれないんです。海上には戻れるかもしれませんが、少なくともギリシャを離れることが当分できそうもない雰囲気なのです。それは、現在延長申請中のレジデンスビザに伴う、バイオメトリックカードの発行が予想以上に遅れているんですね。最初の話では3月半ばには移民局から連絡が来るはずだったのに、ここに来てさらに追加書類が必要となってきて・・・カード発行前の段階までも進んでいないことがわかったんです。ギリシャ内には滞在できても、バイオメトリックカードがないと他のEU圏内には。たとえ飛行機でのトランジットでさえも入国できないんです。プレヴェザの移民局から発行されるので、連絡があったらすぐに出向かないといけないので、海上に戻ってもこのあたりをウロウロしていないといけないんですよねぇ。だからこの際だから、ウィンチの整備もお願いしちゃおうかなっていう気になっています。

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