皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！
昨日のシートライアルはほんの30分で終了して、また例のパブリックワーフに戻ってきました。いいニュースはエンジンリームへの海水がどこから侵入しているのか、確実に分かったので対策が取れること。ハードスタンドに戻らないでできるので安心。でも半面、主人がダイビングする必要が発生しました！
パノスさんが覗いているのは、この下にニコさんがいるから。
後進する時に回転数が上がらないのは、プロペラのピッチのせいじゃないか、ということで、主人がマニュアルを確認中。そういえば、ハードスタンド上にいる間に、新しいエンジンのターボに対応するように前進のピッチを変えたんですねよね。後進も同じように変える必要があったみたいです。ということは・・・スキューバタンクを付けて潜る必要があるということ。あらまぁ～。
天気予報では10時過ぎぐらいからまた小雨が降る予定。出発の時点では晴れていましたが、あっちの空は黒い雲。雨は降っても風はほとんどない日なので問題なし。
運河目指して出発進行！バウモーリンはパノスさんが外してくれて、スターンラインもニコさんが片方外してくれたので、私は全く何もすることがなくお客さん状態でした。
出発してから、またニコさんがスターンに入ってきました。
海水侵入を疑ったいた場所の動画を撮っているようです。その間もパノスさんはスロットルを操っていろいろ確認していました。後進ギアも何回も確認しており、やはりピッチを変えないと回転数を改善できない、ということになりました。
狭い場所での作業なので、あっちに向いたりこっちに向いたり体制を変えながらの作業。
ラットも外しました。
今度はスターンバースから入り込んで、残りの仕切り板を外しています。
そうこうしているうちに、小雨が降り始めました。シートライアルから戻ってきた直後にもパラパラと降り始め、すごいいいタイミングで戻れたんですが、すぐに止みました。板取り外し作業が終わったタイミングで、またしても雨が降り始めました。スターンのカバーを開けたまま作業をしなければいけなかったので、終わったころの雨降りで、絶妙のタイミング。
ニコさんは小柄なので、狭い場所での作業が得意です。
ものの30分もしないうちに、戻ってきました！実は今朝出発前に、お隣のチャーターヨットのオーナーさんが、いつまでいるのって聞いてきたんですね。整備のために一隻ここに移動させてきたい、とのこと。で主人が「シートライアルで1時間ぐらい出るだけでまた戻ってくることになると思う。」と言ったら、「じゃ、オタクのお隣が空いているから誰か入ってきそうだたらなんとか確保しておいてあげます。今あなたたちがいる場所にうちのヨットを移動させるけど、その隣を開けておくようにしますね。」と言ってくれました。さらに「もし誰かきちゃったら、反対側のワーフにうちが確保しているバースが余っているから、金曜日までだったらそこに入ってもいいから。」と、とても親切でした。週末が近づき、チャーターヨットがどんどん戻ってくるのです。
接岸時、例のチャーターヨットのオーナーさんと、最初にこの場所を教えてくれたジョンさんが岸にいて、接岸を手伝ってくれました。そろそろシーズンになってきたので、このワーフ、金曜日のお昼から日曜日の朝まではチャーターヨットで一杯になるので、プライベートヨットは出て行かないといけないそうなのです。幸いパノスさんが直接ジョンさんと話をしていたので、出ていきたくても出ていかれない事情は伝わりました。でなかったら「出て行って圧」がすごかったと思う。
ニコさんの動画で海水侵入経路を発見できました。ラダーポストから海水が伝わってきたのです。シーリングを新しくすれば解決するということで、ハードスタンドには上がらないで済む、というのが何よりでした。作業のためには、スターンの部分を完璧にアクセスフリーにしておかないといけないので、パノスさん達が戻ってから、主人の作業開始。収納していたものを全て取り出します。
真中の仕切り板を全て外します。
床板も全部外します。
私は、外されたボルト、ネジや板などを速やかに安全な場所に回収。
1時間ぐらいかかって取りはずし完了。ポート側からスターンまでスルー。
外しながら「ちゃんと元に戻せるのかな。」と聞いたら「うん、ちょっと心配。」だって！外したネジは全て保管してありますが、古いので新しいものと交換する必要があるそうです。
スターンのアクセスが全てOkになったよ～とアレクサさんに連絡。交換部品がすぐに入手できれば午後にまた戻ってきてくれるとのことで、これを書いている17日のお昼の時点ではまだ連絡待ちの状態です。そして、今、例の請求書の件でキャプテン・ロブはパノスさんの工房を訪問中。無事値段交渉が成立することを願っております！
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