2023年5月20日土曜日

早速潜り海水侵入もストップしたし

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




5月17日、シートライアルの後ひと息ついてから主人はダイビングしました!お昼寝してから夕方4:30から開始。そして最終支払い金額の値段交渉も無事終了しました。


時々思うんですが、うちの主人「三年寝太郎」みたいだなって。60歳過ぎて体力の衰えもあるのかもしれませんが、長時間連続で修理作業ができないので途中休憩の時、よくお昼寝をするんです。疲れ具合によって時間が1時間ぐらいから数時間に渡ったりまちまちですが。面白い事に、新しい作業でやり方が分からないような修理をする前にもお昼寝をします。そして起きた時にはモチベーションが上がっており、やり方もだいたい理解できているようなんですよ。この日も後進の時のプロペラのピッチを変える作業、マニュアルを読んで勉強してましたが、マニュアルがイタリア語からの英語翻訳なので、表現が不自然で不明瞭な部分があったようです。
お昼寝スタートが3時ぐらいと、いつもより遅かったのでこの日のダイビングは無いかなって思ってましたが、4:30過ぎにむくっと起き上がり、まだ明るいから潜る!となりました。


ピッチを変えるために小さいのアランキーが必要でそれをどうやって海中に持っていこうかな、となんかメッシュのバッグはないか、と2人で探しましたが思いつかず、結局ウェットスーツの袖口に挟んで解決!最終的に潜りはじめたのは5時過ぎでしたが、まだ十分お日様が出ていました。

主人がダイビング中、私は特に何もすることはないんですが、念のためいつも外で海中から上がってくる空気のバブルの行方を監視しています。タンクを積んでいるからといって、海中では何が起こっているかわからないので、上がってくるバブルで主人が船底のどのあたりにいるのかわかるし、究極、ちゃんと息してるっていうのが確認できるからです!

今回は、バース内の水深が3メートルないぐらいなのでそれほど心配はありませんでしたが、それでも外にいて見守って居ました。それに海中で作業をしている場合は、途中道具を取りに上がってきたりしますから。この日も最初に持っていたアランキーのサイズが大きすぎたので小さいのと交換。そういう時、私がスターンで交換ツールを手渡しする役目です。

2回目に潜ってから10分もたってなかったと思いますが、上がってきました。「できたよ。」とのこと。あっという間にピッチ変更作業が終わったみたいです。作業といっても角度を変えるネジを正しい方向に回すだけなので、やり方を理解できれば作業自体は簡単なんですが、もしこれを素潜りでやっていたら、息が長い人じゃないと何回もやり直しとなり、かなり面倒な作業だったでしょう。さらにもし自分で潜れなかったらダイバーを雇うことになったり、最悪はまたハードスタンドに上げ直しとなります。主人はヨットに乗る前からオープンシーダイビングのライセンスを持っていて、こういう時本当に助かります。オーストラリアでの船上生活時代、西オーストラリアパース沖をエンジン走行中プロペラがロブスタートラップのロープにひっかかり止まってしまったことがあったんです。水深は150メートル以上の深い海、そらにその地域はでっかいタイガーシャークとかホワイトシャークがうようよの海域!それでも仕方がないので主人がダイビングでプロペラにグルグル巻きになったロープを切り外しました。素人がしかけた罠ではなく、商業用だったので、ロープ自体が物凄く太くて丈夫だったので、かなり時間がかかりましたけど。この時も、もしダイビングができない人だったらいったいどうなっていたことか!本当に助かるなぁ。

この日、ディナーは広場にあるレストランの中で一番のお気に入りNissiに行きました。もうこれで3回目だ!期待を裏切りません。主人が「本日の魚」シーバスグリルと、私はラムチョップのピスタチオまぶし。いつも二人でシェアしているので、両方食べましたけどね。どっちも本当に美味しかった。

帰り道、いつもとは違う裏通りを通って帰りました。レフカスはもう隅々までわかっていると思っていましたが、まだまだサプライズがあります。主人はピッチを変えれたことがとても嬉しかったようで、帰り道でもずっとその話をしていました。
最終的に後進ギアの際でもエンジン回転数が2000を超えられるかどうかは、実際に動かしてみないとわかりませんが、調整の仕方がわかったので2回目はもっとすぐにできるね、と話ながら帰路。

5月18日(木):11時に行きます!とアレクサさんから連絡がありました。でもなんとその30分ぐらい前にニコさんがやってきた。早速ニコさんはスターンに潜りこみ、作業開始。なにやらトントン、パイプをたたいている音がします。ニコさんは下準備をしていたようで、それからしばらくして今度はパノスさん自ら登場。そしてパノスさんの指導のもと、また作業が続きました。

この部分がプロペラシャフト。上下に動く部分にシールとなるロープみたいなものを巻き付けて押し込んでいるいるそうです。


これがそのロープ。なんか普通のロープに見えるけど特殊なものだそうです。



お昼前には作業が終わりましたが、この日のシートライアルはなし。金曜日19日にどうせワーフを出て行かないといけないし、次に戻ってこれるのは日曜日以降なのでその間どっかに移動する必要があるので十分テストできます。値引き交渉が成立したので、オーストラリアから送金したものがギリシャの銀行に金曜日の朝までに届かなかったらどうせ月曜日に戻ってくることになります。それとこの日の夕方、パノスさんから「閉まり具合を確認したいから月曜日以降にまた戻ってきて。」という連絡があったのです。

午前中で作業が終わったので、エンジンルームでの作業はもうしばらくないので、外していたエンジンルームのカバーの下部分を付けもどすことにしました。

ネジの部分が消耗していて弱くなっているのであずは補強修理。


この下のカバーは普段は取り外すものではなく接着されてるんですが、廃棄パイプの設置などで外す必要があったので、ずっと下部分があいてました。また接着し直して元に戻りました。

夕食は外食ではなく、お家でチリ・コン・カーンとサラダ。簡単だし主人が大好きなのでかなりヘビロテメニューです。

そしてついでにイチゴジャムも作った!沢山買っていて食べ切る前に痛んできたので勿体ないのでジャムにしてみました。ほとんどお砂糖を入れないでイチゴそのままの甘さでOK。リンゴジャムも最近時々作るんですけど、イチゴの方が簡単だったな。ほんのちょっぴりなので2回ぐらいで食べ切りそうだけどね。今イチゴのシーズンだから次に見つけたら沢山買っておいてジャムにしよう!

夜になってギリシャの銀行にオーストラリアからの振込完了が確認できました。いずれにしても月曜日にはまた戻ることになりましたが、パノスさんは海水侵入は解決しているという自信があるようで、これで本当に長い長い新エンジン設置の道のりが終わったようです。
週末はプレヴェザではなく運河を出た先にある二ジュリとかカラモス島とかがある大きな湾内のアンカレッジで過ごすことにしています。

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