2023年6月9日金曜日

コーフ島に到着しました!中世古城のふもとに係留

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






6月7日にコーフ島に到着しました!ここでは今の所10日まで4泊滞在の予定です。係留しているのは中世の古城のふもとにあるMandrakiマリーナ。街に出るには毎回古城の中を通過するというとてもユニークな場所なのです!

古城をバックにしたMandarakiマリーナの夕暮れ


6月7日(水):いよいよ待望のコーフ島に向けて出発です。Igoumenitsaでの夜はとても快適でした。フェリーが行きかう航路があっても距離があるので多少「あ、フェリー通ったかも。」と感じることはあってもLakkaやGaiosの街みたいな「お~通っている通ってる」という揺れなし、でした。でも夕方遅くに風がちょっと強くなっていたのはわかりましたが、ここでは全く波もたたず。
コーフまでは15マイルほどなので、それほど急ぐ必要もなくて朝食を済ませて10時半過ぎからゆっくり活動開始。でも出発間際に「あ、テンダーを引き上げないと。」と思い出しました。ずっとアンカリングだったので引っ張ったままでしたが、この後はマリーナに入るのでテンダーはダビッドに上げておく必要があります。最初はそれだけで30分以上時間がかかっていましたが、今では慣れたもので10分もあればできるようになりました。

以前はアンカーを引き上げるのは私の役目でしたが、最近は主人にやってもらっています。チェーンが上がってくる時チェーンに着いた泥とかで汚れるんですよね。ここは絶対泥まるけになっているとわかっていたんで「私はやらないよぉ~。」と宣言。

案の定。上がってきたアンカーは泥がこんもり。チェーンを引き上げている時から主人は塩水シャワーで洗いながら上げていました。

こんなにこんもり泥がついてきた。この塩水ホースは今年新しいものに変えました。何しろ新エンジン搭載で予想以上にクルージングスタートが遅れ、待ち時間が長かったので、その間に今まで先延ばしにしていたメンテやアップグレードをほぼすべて完了しました。新しいホースはトリガーがついているので水圧が大きくて威力も抜群!

お、フェリーがまた出航するね。

11時15分ごろ、コーフ島とIgoumenitsaを往復するフェリーとすれ違いました。一日に数便あるみたいで、一番よくすれ違うフェリーです。

この日は前日よりもさらに微風だったので、セール走行は期待してませんでしたが、今の所なんとかのろのろ走っております。



11時45分、本土とコーフ島の間にある小さな島の隣を通過。

チャート上ではこれです。この島と本土の間はフェリーも航行する場所。なんか前からも後ろからもフェリーに挟まれているよ!この時点で、もうセール走行は諦めてエンジンをかけました。なのでスピードが6ノット近くになっています。


後から来るのはその航行線上にSATOMI号がおります。どうするのかなって思っていたら微妙にあちらが進路変更をして横を通り過ぎる角度変わりました。

前からも後ろからも挟まれている!

コーフ島のMandarakiマリーナ目指して一直線コース。


12時半ごろ。この調子だとあと2時間弱で着くね。

エンジン走行していると暇なのですが、時々こんな風に突然トラップを発見するので油断は禁物です。フェリーの航路内にはさすがにトラップはしかけれられていないけど、ちょと外れた場所にあるんですよね。幸いこれはブラックの比較的目立つサイズの旗がたっていたので、かなり遠方から見つけることができました。

午後1時、コーフに近づいてきて海上交通量も増えてきました。全部の船がAISをつけているわけではないので、チャート上に上がってこない数のヨットも結構いるんですよね。


午後1時40分、お~コーフの街が見えてきた。そして丘の上に立つ古城も。あの反対側が目ざるMandarakiマリーナです。

午後2時ちょっと前、ラジオでマリーナに連絡しました。一応1時半すぐに入港すると、前日に連絡しておきましたが、念のため。傍まで来ている事を知らせました。というのは、Mandarakiマリーナはスタッフの数があまりいないみたいで、入港時に何隻か重なると「外で待機してて」と言われることがあるのです。

古城の岸壁をぐるりと回ったら、すぐにヨットのマストが沢山見えてきました。再度無線で「着いたよ~。今すぐ外にいます。」と連絡したら、「古城側に係留となります。入口を入ったらスタートボード側になります。ワーフでスタッフが待っています。」とのこと。

入って一番外側の場所に案内されました。最近キャプテン・ロブはSATOMI号を後進させるのがとても上手になってきており、アンカーを打たないでバウモーリンラインがあるマリーナに入るのは、私はとても楽ちん。だってスターンラインを投げるだけなので。

午後2時半ぐらいには係留終了し、パサレルを出してくつろいでいたら、ハーバーマスターのアンドレさんがやってきて「何日います?」と聞いてきました。「4泊で予約してますけど。」と言ったら「明日になったら場所を変えてもらいます。」とのこと。というのは、まずこのマリーナ、真ん前を大型フェリーが通過するのでそれが起こす波が結構入ってくるんですね。それで入り口付近はかなり揺れるんです。それと1日しか滞在しない人達のために外側を確保しておきたいみたい。だったら最初から奥の方に案内してくれればいいのに・・・予約の時に4泊って言ったよ!で、8日は朝から忙しいから移動したくない、移動するなら今やります、と言ったらアンドレさんが「じゃ、そうしましょう。」となり3つ入った並びのバースに再係留。予め4泊で予約したのに移動させれることになったからなのか、事前に聞いていた係留代よりも安かった!安いといってもね、52フィートのSATOMI号だと一泊65ユーロ+水電気で15ユーロ(4泊分です)ですけどね。でもこれはもう一か所のリーナよりもうんと安いんです。すぐ隣にもう少し安いマリーナがあるんですけど、そこは自分でアンカーを打ち、しかも電気や水施設は無なのです。それを考えるとここはお値打ち。

シャワーがある建物の後ろには古城の塀が。

ここで4泊いたします。

マリーナから街に出てるためには、古城の中を通過するんですよね。早速街までランチに行きました。

マリーナは後方。

古城から海に出るための出入り口ですね、これ。



トンネルをくぐって古城の中に入りました。

マリーナを見下ろします。

SATOMI号はブルーのキャノピー。隣の船のマストが異様に高いんですがその左隣りです。


そこからどんどん進むとちょっと新し目の建物。

これは内堀ですね。でも水が入っているタイプではなかったみたい。

これはかなり近代的な建物で、古城の時代よりは新しいと思います。実際に事務所みたいな感じで使用されていました。

そしてこの門を通過すると街に出ます。正面にも別の古城がありますね。あれはたしかビザンティン帝国時代のものだったはず。

ランチに向かったのは、チャニーズのお店。何しろずっとご無沙汰で、Pargaの街で数カ月ぶりに行ってからまた食べたくて仕方がなかった。コーフには数軒チャイニーズがありますが、ここが一番評価が高いお店です。

美味しそう!

すでに午後4時半を過ぎており、普段この時間に食事をしたら夕食は食べないんですが、夜もおでかけしたかったので軽くにしておきました。チキンチョウ麺はそれほど量が多くなくて、春巻きと餃子と共に二人でシェアしたら小腹を満たすには丁度良かったです。

その後、マリーナに戻り、ちょっとゆっくりしたりシャワーを浴びたりしてすっきりしました。Mandarakiマリーナはコーフのセーリングクラブで、敷地内にもレストランがあり、なかなか評判がいいのです。なので夜はそこをのぞいてみることに。

大砲が置いてある。この正面に係留するのは、わかっていてもなんか変な気持ちになるな。

おつまみ系にしようと思い、チーズボール。



ツナのタタール。

そして一風変わった焼きスイカのサラダ!これがなかなか不思議な美味しさでした。

食事を終えたのは、私達にしては遅い時間の夜9時。マリーナの反対側のワーフの方を見に行きました。こっち側は浅いそうで、小型のヨットや、モノハルの場合はスターンではなくバウインで係留されていました。トイレやシャワー施設に行くのにちょっと遠いけど、マリーナのブレークウォータに係留しているので、ヨットから降りたらすぐドボンと海で泳げるのは便利だね。マリーナの中はちょっと濁り気味ですが、ブレークウォーター外の海は結構綺麗でした。

ということで、ここで6月11日まで滞在します。せっかく安心して放置しておける場所にいるので、レンタカーを借りて島の別の場所に泊ったりして観光を楽しみたいと思います。

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