2023年6月14日水曜日

島の反対側にやってきました!コーフ島周遊クルージング

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






13日はコーフタウン近くのアンカレッジを出て、島の反対側に移動しました。最初に行こうと思ったアンカレッジは着いてみたら安全に夜を過ごせそうになかったので、プランBに変更!近距離に何か所もアンカレッジがあるので、行ってみて決められるのがありがたいです。

12日の夜は晩酌系ディナーでした


クルーズ船が出航していきました。

ボーボーっとでっかい汽笛をならして夜9時25分クルーズ船は出てきました。9時を過ぎてもこの明るさ。フェリーが通過するたびに、Mandarakiマリーナ内にはウネリが押し寄せてきたので、港にさらに近いこのアンカレッジはどうなんだろう、と思っていましたが、全然大丈夫。マリーナにいた時よりも揺れなかったのです。多分、大型フェリーは出発したばかりのこの時点ではまだスピードが出ていないからかもしれません。一晩中本当に穏やかでした。

6月13日(火):今日の行き先は、実はぎりぎりまで決めていなくて、本当はすぐ近くのアンカレッジに使用かと思っていたんですが、朝になって風予報を確認したら、木曜日から島の反対側では北からの強い風が吹き始めるようです。そこでその時までに南下する位置にいるためには、今日中に島の反対側または北のてっぺんあたりにいる必要がある、となりました。しかも14日はちょっとだけど南風になっているので、島の反対側だと南がオープンになっている場所ばかりなんで、それも含めてアンカレッジを選ぶ必要があります。

ゆっくり出発したのですでに11時になっていました。いつの間にかでっかいクルーズシップが3隻も入港していた。全然気が付かなったぐらい、全く波の影響はありませんでした。

海はあまりきれいじゃなかったけど、泊地としては便利でいい場所だったので、天候が合えばギリシャチェックアウトに時にまたここに戻ってくるかも。

さて、目的地はだいたいこのあたり、程度に決めただけ。行ったことがない場所だし、どのアンカレッジも海底が岩が多かったり、海草が生い茂っている場所が多かったりと、今一な点があるので、行ってみて気に入らなかったら別の場所にしよう、と言う感覚です。今日はセール走行は無理だとわかっているので、エンジン走行。スピードだけは確保できます。

あそこら辺り、また雨雲発生しているみたい。

コーフ島と本土の間のこんな風にくぼんだ部分にコーフ・タウンがあるのですが、北上して反時計回りに島を一周しようと思っているので、途中アルバニア共和国のすぐ近くを通ることになります。

案の定、12時頃小雨が降ってきました。局地的なのでお天気雨。パラパラ程度だったので、防水キャノピーの下にいるので最初全然気が付きませんでした。

12時13分、右側に見えているのはもうギリシャではありません。お隣のアルバニア共和国です。

実際はこれ。右側の島みたいに見えるのがそう。

そのちょっと先に、Sarandeという港町があって、アルバニア共和国入国の際、チェックインする街です。すごく近いので、コーフ島からはフェリーが行き来しています。エーゲ海の反対側、キオス島にいた時、毎日トルコのチェスメまでフェリーが出ていたのと同じ感覚。日帰りで、それも片道1時間ぐらいで外国に行けちゃうのは日本やオーストラリアでは考えられないですよね。

結構都会に見えますね。行くのが楽しみ!アルバニアは独立するまでトルコに占領されていたり、第1次大戦以降イタリヤやドイツに占領され、第2次大戦以降に独立したそうです。ヨーロッパでも貧しい国の一つらしく、そういう意味でもどんな暮らしぶりなのかとても興味があります。

コーフ島側はこんな感じでした。あちこちに小さな湾があります。コーフ島は島中にアンカレッジがある、ていう感じですが、実際は海底が砂地のいい泊地ばかりではなく、ほとんどが海草が生い茂る場所なので、穏やかな天気の時や、昼間の一時的なストップだけにしておいた方がいいみたい。

あれも雨雲だね。あっちでは降ってますな。

午後1時53分、島の北の端っこを回りました。方向転換したら何とか微風でもセール走行できる角度になるかも、と期待していましたが、全然だめでした。方向転換するたびに正面からの風となる・・・つまり全然風ない。


岩肌ではなく砂岩ですね。

この時点でやっと本日の目的地を決定。北西の端っこに突き出ている岬で、Cape Drastisという面白い場所を発見しました。北側は全くオープンなので穏やかな天気の日しかアンカリングできません。


こちら側は砂岩ばかり。
海が浅いみたいで、色がすごくきれいな薄い水色になってきました。

あそこがCape Drastisで、アンカリングするのはぐるりと回ったところです。

砂岩をバックにきれいな薄い水色の海が広がっていて、きれい~!小型ボートが何隻もいました。午後2時20分ごろ着きました。

で、アンカリングスポットを見に行ったんですが・・・・かなり浅いので、泊地アプリに表示されていた場所にはSATOMI号はいけませんでした。面白い景色ではありましたが、風がほとんどない日とはいえ、安全に一晩過ごせる気がしなかったのであきらめ。

ここにオーバーナイトでアンカリングした人もいたようですが、SATOMI号のサイズだとち無理だな。方向転換しても安全な場所にアンカーしようと思ったらかなり陸から離れた位置だから海の真ん中にいるような感じになっちゃう。それじゃ、ここに来た意味がないね。

ということで、プランB。場所がら、最初からちょっと疑問もあったので、Cape Drastisがダメだったらここにしよう、という場所を探しおりました。


地図でいくと今ブルーの位置で、次に向かっているのは画面下側の2つの緑の碇マークと1つの黄色の碇マークがある湾。そのうち2個目の緑の碇マークの湾を目指します。


それほど遠くないので30分ちょっとで次の目的地のAfionasの端っこが見えてきました。

ブルーのマークの場所におります。
岸には洞穴みたいなのが見えて、探検しがいがある場所が沢山ありました。

ここは、14日に南西の風に変わった場合でも、あまり影響がない場所なので、北風が吹き始める木曜日15日まで2日間滞在することにしました。


大きな湾で、静か!隣の小さな入り江には1隻ヨットがいたみたい。マストが見えました。主人はそこに入りたかったみたいですが、幅が狭いのでスターン・トゥーで岸にラインをつながないとSATOMI号には無理。すでに1隻入っていたら、多分もう私たちが安全に係留できるだけのスペースはないでしょう。私は最初からこっちの広い湾の方が良かったのです。

広い砂地があったのでそこにアンカーを下ろして午後3時半、本日の航海終了です。水深は6メートルほどなので、チェーンは30メートル。すぐにアンカーが効いたのがわかりました。

ビーチ沿いに数軒のリゾートホテルがたっていましたが、まだそれほどお客さんがいないみたいで静かでした。観光船が1隻いましたが、夕方にはいなくなっていました。


ジェットスキーやスピードを出した小型ボートなどもおらず、海に出ている人たちはパドルボードや足漕ぎの乗り物に乗っているだけで、本当に静か。ここ数日ドライブ旅行や出発準備で買い出しに行ったりと、毎日休む間もなく忙しかったので、私はすごく疲れていて夕食を終えたらすぐに横になりました。ディナーの写真を撮る気力もなかった!


6月14日(水):朝9時半。こんなに平和です。

一面砂地の場所なので、海底までくっきり見えました。チェーンも。


昨日の夕方にキャタマランが入ってきたそうです。私は全然気が付かなかった。というか多分その時間はもう寝ていた。

ということで、コーフ島周遊第1日目はすでに島の西側に来ております。これから岩場の方に行ったり、隣の小さな入り江を見に行ったり、散策を開始したいと思います!


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