2023年7月30日日曜日

次は欧州のグランドキャニオンータラ渓谷

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






欧州のグランドキャニオンと言われている、タラ渓谷に行ってきました。宿泊地はタラ渓谷唯一の交通手段の有名な橋のすぐ近く。谷の上をまたぐジップラインにも挑戦しちゃいました!



7月27日(木):次の目的地タラ渓谷は車で30分ぐらいの場所なので、朝ごはんは次の場所ですることにして直ぐ出発しました。気温がたったの9・5度しかなくて驚き!7月も終わりなのに!さらに山の中に進んでいき、緑が一杯!

ドゥルミトル山タラ渓谷です。写真の橋は、第二次世界大戦中、イタリア占領下のユーゴスラビアによって架けられたそうです。完成当時は、ヨーロッパで最大の車両用コンクリートアーチ橋だったそうな。第二次世界大戦でユーゴスラビアのパルチザンは、橋を建造した技師の協力のもとで中央のアーチを爆破し、イタリア軍の侵攻を阻止し、技師ヤウコヴィッチは捕らえられ、橋の上で処刑されて、祖国の英雄となったそうです。現在の橋は、戦後に再建されたものだそうです。

凄い高さ。


一旦橋の反対側に車を止めて、橋の上を歩いてみました。

ラフティングしているねぇ。


あ、ジップライン。ジップラインというのはワイヤーに吊り下げられて反対側に移動する、いわば自分自身がロープウェイになったみたいな感じなのです。フィジーで一度やったことがあるけど、ここはそれよりも何倍の高さと長さがあるな。無理無理。





渓谷の中には町がないので、取り合えず一番近い街に向かう事にしました。Pijevljaという街で、モンテネグロとセルビアとの国境に近い街です。直線距離で5キロも進むとセルビアになってしまう!

それでかな、イスラム教の人が多いのかその当時の名残が強く残っているのか、立派なモスクが街の中心にあったし、あちこちにお祈りを流すスピーカーの塔もありました。トルコで見たいみたいに、500メートルおきぐらいにこの細長いタワーがあったんです。

街はそこそこ栄えてましたが、お店のウィンドーは控えめな感じ。店の外には相変わらず何も看板とか飾りつけはなし。だから目の前まで行かないとお店が開いているかわからないのは、第2の都市と同じでした。KotorとかTivatのように有名観光地では大々的に看板があふれていたけど。モンテネグロの素顔は非常に質素なんでしょうね。

屋根の形が面白い建物が目立ちました。

これはホテルらしいんですが、外側工事中。

お茶はグリーンティーしかなかった!スーパーでも見つからなかったから、イギリス風の紅茶を飲む習慣がないのかも。

主人は目玉焼きの普通な朝食。私は朝からチキンリゾット。でもリゾットというよりは炊き込みご飯に近かったな、美味しかったから文句はないですけど。

落ち着いてて小ぎれいで、私は好きなタイプの街でした。

街の中心広場。その地下に地下駐車場がありました。だから街中に路駐がなくてごちゃごちゃした感じがなくて運転しやすかったです。駐車場は入り口のカメラがナンバーを記録していて、出る時マシンにナンバーを入力すると料金が出てくるシステム。支払いが終わっていると出る時に自動的にバーが上がるという近代的なシステムでした。

この街の目玉として大きな修道院があるので、行ってみることに。

なるほどとても大きくてきれい。


残念ながら私達が入れたのはここまで。というのは服装制限があったんです。ちゃんとした修道院だと見学者にもドレスコードがあります。短パンがNGで、主人も私も短パンだったんですよね。ギリシャで修道院を見学した時も同じルールがあり、そこは観光客が多い場所だったのでカバーするものを貸してくれましたけど。

その後お宿に行きました。実はこの日のお宿、さっきの渓谷の端のすぐ近くというベストポジション。キャンプ場でもあるんですが、自分でテントを張らないキャビンタイプの宿泊もあるんですけど、それだとバスルームが共有なんですね。この歳になってさすがにそれは嫌なので、自分の部屋にバスルームがついている「母屋」の部屋にしました。

それでもお値段は40ユーロぐらいだったかな。


部屋のバルコニーからの眺めがこれですから!なかなか橋をこの角度で見られる場所ってないんですよ。

あっちがキャンプグランド。

ラフティング、ジップラインなどのアクティビティーもお宿が運営しています。




とても空気がよくて景色もよくて、すごくリラックスできて、また眠くて仕方なかった!空気が爽やかだしずっと湿気と熱さで寝不足が続いてたのを補うみたいに眠気が襲っているのかも。夕方までお昼寝しちゃいました。お宿にもレストランがあるんですがモンテネグロ料理にはちょっと飽きていたので、例のスキーリゾートの街まで戻りピザで軽く済ませました。

7月28日(金):爽やかな気分でお目覚め!なんと私は6時半に目が覚めました。朝からとってもいい天気。朝ごはんはお宿のレストランで食べました。日が当たっている場所はいいんですが、日陰は肌寒い感じでした。

主人はパンケーキで私はオムレツ。モンテネグロではベーコンの代わりにプロスキュートなどの生ハムが使われるみたい。スーパーでもベーコンを探しても見当たらないんですよ。

朝食の後、私は日本のクラフト仲間とZoomチャットがありました。その間主人はジップラインの事を聞きに行ってたみたいで、私がチャットを終了したら「ジップライン行くよ!」となったのです。え~????昨日は「特にやらなくていいなあ。すごい高いし(値段ではなく高さが。)」って言っていたのに!私はまだ心が決まっていないまま、トラックの荷台に乗せられて渓谷の反対側のスタート地点まで連れていかれました。

で、二人一緒にやれるのがわかり、それなら、ということでやることに。主人は単独で行きたかったみたいですけど。やる前は携帯を手に持ちながらやれる自信がなかったのですが、実際は手放しでも全然大丈夫だったので、ちょっとがっかりたら、ジップラインの人たちが写真を撮ってくれていました。10ユーロかかりましたが、10枚ぐらいあったので大満足。

私が前で主人が後ろにいます。

着地直前。主人はとっても楽しんでますよね。私は途中でスピードが速くなってきた時に一瞬パニックになりそうになり、さらに着地の時にスタッフがブレーキをかけてくれるのですが、それで急にストップするの思わず雄たけび!でも思ったより怖い感じはなかったです。ただ、下を見ようとしても姿勢的にできなかった。その方がいいのかな。

その後次の街に移動。この日はいよいよ首都のポドゴリチァに向かいます。こんな山の中をぐるぐる。車で2時間ぐらいの距離です。が途中近代的な高速道路に入りました。

主人が今回の旅行中に是非とも川で泳ぎたい、といっていて泳げそうな沢を探してましたが、渓谷の中にいる間は下って行けませんでした。

ここならいけそう?と思ったけど浅すぎる感じだったので見ただけ。

で、さらに進んでいくうちに道路から川の距離が近くなってきた位置で車を止めて、藪の中を超えてみると・・・おお~いい感じじゃないか。
水温はかなり冷たかったので、私は見てるだけ。主人は大喜びでドボンと入って行きました。

が、ひえぁ~と言ってすぐ出てきました。かなり冷たいみたい。

でもまた入っていき、ドボンとしてからすぐ上がってました。

最後は冷たさのあまり足が痛くなってきたそうです。

それから1時間弱ぐらいで首都に着きました!とりあえずランチだ。


さすが首都だね。ショッピング街みたいなのも今まで見たどの街よりもおしゃれです。(Port Of Montenegroのマリーナ付近をのぞき)

でもなんとなく活気がないな。落ち着きすぎているというか・・・・実は「ヨーロッパで一番つまらない首都」という噂のポドゴリチァ…納得。

観光案内看板もありましたが、あまり目立たない場所。ランチはちょっと繁華街でサラダとかの軽食程度で済ませました。さすがにここまで来ると暑さが戻ってきていて「夕方また戻って来よう。」となった。

宿泊先は郊外へドライブすること20分ぐらい。その辺りには大型ショッピングセンターとかがありました。お宿は空港の近くだった。

一般のお家で、今は近くに新しい家を建てたので、前の家の一部をエアB&Bにしているとのこと。

ロフトに寝室があります。とっても可愛らしくて居心地がよかったです。ここも一泊30ユーロぐらいだったかな。今回の旅は宿泊費が本当に安かった。値段の割に質が良かったのでどこも大満足でした。

ディナーはまたポドゴリチァに戻り評判のいいチャイニーズに行きました。


評判通り美味しかった。レストランにバラエティがあるのはやはり首都ならではかな。

マンゴープリンで締め。

その後首都観光に行ったかというと・・・なんか興味がなくなって食後はすぐに帰りました。特に見どころがあるわけでもなさそうで、気が向いたら翌朝朝食がてらに行ってみようかな、と言う感じ程度。

いよいよ29日はモンテネグロ観光最終日ですが、マリーナに戻る途中にもう一つの街に寄っていきます。今回の旅は全て主人に企画をおまかせしていたので、私なら多分パスしただろう自然一杯の山岳地帯に行けて、涼しくて(寒いぐらいだったけど。)よかったのですが、やっぱり歴史探索もしたいので、最終日は私のリクエストをきいてもらう事にしました。

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