2023年8月27日日曜日

丘の上の古城を見学の裏技!暑い日はこれに限る

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





ナフパクトスに来て、古城に行かなかったら意味がありません。でも丘の一番高い場所にあるので暑い中登っていくのはかなり大変。ということで、裏技を使いました。


大したことじゃないんですが、タクシーでひょいっと門のすぐ前まで行ったんです。徒歩で来るルートとは違うんですが、坂道をグルグル回っても車なら街中から10分もかからないし、たったの5ユーロ弱。徒歩だったら30分以上かかることは確実なのです。なので上りは車で、下りは城壁の中を徒歩で、というのがベストな方法!

このすぐ前まで車で来れます。ここは無料エリア。

中に入って、奥に見える小屋みたいな場所でチケットを買います。ギリシャってどこでもだいたいこんな感じで(アテネのパルテノン神殿などガチな観光スポットは別ですけど。)、入場料を払う場所がちょっと中に入った場所に設置してあることが多く、しかもフェンスとかもないので、チケットを買わないでふらっと迷い込んでもわからなかったりするんですよ。勿論それは各自の良心に任されているのですが、ギリシャ人は本当に正直な国民だなぁと常日頃から感じています。だからずるをする人はほとんどいないんだと思うんですね。


あ、SATOMI号見えた。3つ並んでいる真ん中の船がそうです。この中では一番大きいね。

建物の説明書きはこの看板だけでした。ビザンティン帝国時代から始まり、ベネツィア共和国の支配下で、オスマントルコ帝国と戦っていた時代の古城、要塞です。海抜200メートルの位置にあるそうです。要塞なのでお城といっても宮殿とかの華やかなものではなかったわけですね。


端っこの階段部分は柵がしていあって、上ることができませんでした。多分危険だからだと思うんですが、他の地域、例えばペロぽネス半島の下の方にある古城の街メッソーニなんかは、これよりもっと怪しい感じなのに、全然出入り自由になっているんですよね。安全基準は全体的にかなり甘いんですが、ここは観光客が多いからなのか整備されていない部分は立ち入り禁止となっていました。おそらく修復していてないから保存の意味もあるのかも。

歩き回っていい場所は修復されているみたいで、きれいになっていました。




敷地内はまあまあ広くて、さらに上に登っていきます。



建物が所々にあるんですが、中に入れず、しかも説明とかがないので、そういう部分は今一つ。建物は、教会跡だということですが、違う時代の教会が数個あったらしいから、どれがどれなのかは不明。



ここ一番高い部分です。床の石畳とかも綺麗なので、修復されてるようです。

壁に穴が開いているのは、ここから武器を出して下からやってくる敵を狙ったんでしょうね。外からは開いている部分が小さいので敵から矢が放たれても当たる確率が非常に低いでしょう。





塀の隙間から港がバッチリ見えました。丁度一隻のヨットが港に入ってきましたが、すぐにUターンして出ていきました。あのサイズにとっても狭すぎるのです。


徒歩で上ってくるとあちらから上がってくることになるみたい。帰りはここを歩いて下ります。


今日は係留している船の数がここ数日で一番少ないですが、これから夕方に向けてもう少し増えるかも。





下っていく途中にカフェが数軒ありました。丁度喉が渇いて休憩したくなりそうな場所。斜面に立っているカフェなので何層か違うレベルの場所にテーブルがあるんですね。カフェに入らないとカーブした道をぐるっと回り道するんですが、カフェ内の階段を降りていくと近道になるんです。通り過ぎる人もいるでしょうが、きっと途中で、せっかくならなんか飲んでいくか、という気分になるはず。

カフェを出た当たりに、オスマントルコ時代の公共風呂跡がありました。

この辺りには普通に住宅もあります。石だたみ城壁の石垣に雰囲気を合わせているのか、家の壁も石を積んだように見えるタイルでした。

ここ徒歩で上ってきた時の入り口。ゲートになっているので、当時の古城の内側部分への出入り口だったのでしょう。



この後も、外壁みたいなのの内側なのですが、どんどん普通の住宅街になっています。

あれも有名な時計台だけど、近くで見たらあまりインパクトがないね。

凄く坂道で車一台分しか通れないぐらいなのですが、普通に車がやってきます。なめらかな石畳だからなのか、タイヤがキュッキュと音をさせていました。この道以外にも、

ちょっと離れると時計台たということがわかります。


あそから降りてきたんですね。

街の商店街のすぐ近くまで、この塀が続いていました。今でも昔の城塞をそのまま利用して生活している場所はギリシャでは珍しくありません。一昨年越冬したキオス島もそうで、かなり広い範囲に渡った塀の中に普通に町ができていました。


ここはかなり立派な門だけど中は一般のお家なのかしら?

古城見学を終えたのは、午後1時ぐらいで船に戻る前に港沿いのカフェで軽食を取りました。主人がどうしてもトーストサンドを食べたかったみたい。

SATOMI号に戻って来てからはお昼寝したりしてくつろいでいました。ここのところ毎日夕立があって、この日(26日)も少しだけ雷と雨が4時半ごろありましたが、風は大したことがなく、涼しい夕方になり気持ちよかったです。

夕食はお家ディナー。そろそろ冷凍庫のものを消費していこう、ということで冷凍ピザにトッピングを増やしグルメピザにします。

ピザ作成は主人担当で、トッピングにソーセージ、マッシュルーム、玉ねぎ、オリーブ、ケーパ、トマト、アーティチョークにモッツァレラチーズとかなり豪華になるのです。

具がモリモリ。外で食べるピザよりも断然美味しいのだ!

あっという間になくなりました!本当に家で食べるピザが一番美味しく感じます。だって私の好きなものが全部のってるからね。

食後は日が暮れるまで外のマットレスの上でこの景色を堪能していました。ウェディングがあったのか、クラクションを鳴らし続けたトラックが何台も通過していました。ギリシャの結婚式のパーティーは夜8時過ぎぐらいから夜中過ぎまで続くのです。


ということで3泊もしてしっかり堪能したナフパクトスも今日27日の午後に出発します。いい感じの風が午後にならないと吹かないので、移動距離が短いのをいいことに朝はゆっくりの出発となります。次の目的地はコリンス湾に浮かぶ小島Trizoniaの港です。20マイルもないぐらいの距離だと思います。

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