皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
中世の城壁内にあるおしゃれな街、ナフパクトスを散策してきました。コリンス湾の入り口にありパクソスの端(と私が勝手に呼んでるだけで本名はRion-Antilionといいます。)も見える絶好の地。そしてオスマントルコとの激戦がすぐ近くの海域で行われた歴史的な街でもあるのです。
午後になってから久しぶりにテンダーを下ろしました。最後にテンダーを使ったのはコーフ島を離れた時だったから、もう1週間ぶりぐらいかな。
午後4時半、上陸。天気予報が夕方から時々サンダーストーム、となっていました。空模様ももちょっとそれを予想させるような感じだったので、念のためポートホールや天井ハッチは全て締めて出かけました。(これ大正解だった!)
小さな港は小型ボートが沢山係留されていましたが、テンダーが何隻かつないであるコンクリートのワーフがあり、私達もそこに繋ぐことに。階段もあって上陸がとても便利。
わあ~なんかいい感じ~!
外への出口がありました。
アンカリングしているSATOMI号が見えます。
左側には砂利と砂が混ざったビーチが続いていました。
ちょっぴりですが、角度によっては門の間からSATOMI号が見えました。
おしゃれな感じのカフェがここにも。奥にも数軒お店があるみたいです。
その奥の路地にもレストラン。港周辺にレストランやカフェ・バーが連なっているのでお店探しにも便利。
その後、街のはずれの方に向かって歩いていきました。その辺りは普通の街並みになっていてスーパーマーケットや美容院、ブティックなど普通の街の繁華街という感じでした。ビーチもパラソルは所々しかなく、地味な印象。観光客向けというよりは地元の人が泳ぎに来る感じの場所でした。この時あたりから、ゴロゴロっと雷の音が聞こえ始めました。
そのまま港に向かい、ビーチ沿いをしばらく歩いていきました。もう8月の終わりだから本格的観光シーズンが終わり近づいているのかな?観光客はいましたが、圧倒されるような数ではなく落ち着いた雰囲気が漂っています。夕立のお陰で涼しくなったので、今晩は過ごしやすそう。
普通の住宅街の中の商店街にも教会の広場がありました。
そして6時半、そろそろお腹が空いてきたのでディナーの場所を探しました。でも結局港周辺でごてごてギリシャ料理以外のもの、ということで最初にみたイタリアンのお店に落ち着きました。
料理を待っていたら、またしてもゴロゴロ・・・今度はピカ!ドドーンと本格的に雷が鳴り始めました。かなり近くでも一回落雷したみたいでした。次にドジャブリがやってきた。前のよりも風が強かったので、ちょっとSATOMI号が気になり始めました。というのは門の間から見えていたのですが、風によって向きが変わったのでどんどん視界から消えて行ったんですね。チェーンを40メートルも出しているので大丈夫なんですが、気にしいの私は主人に「見に行った方がよくない?」と言い、ドジャブリの中主人をレストランの外に出して門の外から様子を見てもらいました。主人は大丈夫だからその必要はない、とわかっていたのですが、私の不安を解消するために行ってくれました。帰ってきた時には全身びしょ濡れ。まさに「水もしたたるいい男」状態!ご苦労様でした。ありがとう。これで安心してディナーができます。
天候の具合にもよりますが、ナフパクトスのアンカレッジは西から東まで、つまり南以外はほとんど大丈夫な素晴らしいアンカレッジなのです。海底も砂地や泥でアンカーの効きも最高。しかも通過するヨットが立てる波以外、ウネリによる横揺れも全くなし。橋をくぐってすぐのコリンス湾の入り口にあるので立地も抜群です。Missolonghiにいた時、タクシーで小島の街Aitolikoに行きましたが、当時はその地域とここは同じ地域となっていて、ナフパクトスが首都だったそうです。そして橋の向こう、Missolonghiの辺りの海で、1571年オスマントルコがスペインやヴェネチア共和国が支援した中世キリスト教騎士団と戦った「レパントの戦い」があった歴史好きにはたまらない場所なのです。ちなみにレパントの戦いではオスマントルコ海軍が大敗しました。
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