2023年8月7日月曜日

レインストームに捕まるな!ーKotor湾からBarへ

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!







8月6日のお昼ごろ、私達にとってモンテネグロ最初の地だったBarのマリーナに到着しました。雨雲を眺めながら捕まらないように最短距離での移動。Kotor湾内での最後の夜も、予報ピッタリで夜になってサンダーストームに見舞われました!


8月6日(日):午前6時半。起きて直ぐに出発準備をしました。最新天気予報で、この日目指している目的地のBarも午後からレインストーム予報になっていたので、その前に到着したかったのです。
前夜5日の夜も、天気予報がバッチリ当たり夜10時過ぎから雨が降り始め、その後どんどん激しく降り始めたと思ったら、風も吹き始め、そして一番恐れている雷も始まりました。さらに怖かったのは前日の雷はちょっと遠方だったのに、この夜はまるで真上に雷雲があったみたいに、光と音の間隔がすごく短かったのです。ドシーンという振動なんかもかすかに感じたりして(風だったのかもしれませんが。)近くに落ちているみたいで、すごく怖かったです。後で聞いたら主人も実際は怖かったらしい。大丈夫だって私には言ってたけど。風もまた突風は30ノット超えたね、という音を出していて、船体もちょっぴり揺れたんですが、さすがにここでは波が立たず、ちょこっと一時的に揺れた時間がありましたがPort Of Montenegro近くのアンカレッジと比べたら全然平和でした。サンダーストームは短いインターバルを挟んで合計3回ぐらいやってきて・・静かになったと思ったら、また次がやってきたって感じで、なかなか寝付けませんでした。

6日の朝に確認した最新天気予報では、Kotor当たりは天気が回復していくようでしたが、反対に私達が行こうとしているBarの街当たりが、午後からサンダーストーム予報になっていました。なんと~、雨雲と一緒に移動するってこと?!!

晴れていたけど雨雲もまだあり、隙間から虹が出てました。

既にお日様が輝いていてますが、まだ6時ちょっと過ぎ。空気はひんやりしていて肌寒かったです。

島側のアンカレッジの人たちは、昨晩どうだったのかな。私的にはあまり高い木とかが近くにある時に雷にあうのは、落雷にまきこまれそうで逆に怖いんですけどね。あとからわかったのですが、私達がPort Of Montenegro近くにいた時サンダーストームに見舞われた日、知り合いの知り合いの船が落雷にあい、ソーラーパネルの機器にダメージがあったそうです。おお~怖い怖い!

6時56分、泊地を少し離れて振り返ったら、なにやらまた怪しげな雨雲がありました。

寒いし、雨に降られる可能性大だったので、今のうちにレインコートを着ております。これで丁度いいぐらいの気温でした。


7時半ごろ、湾のほぼ出口まで来てました。
この辺りはいいお天気でした。Kotor湾から出てからセールをあげようと思ったので、ひたすらエンジン走行しております。

他にも一隻同じ方向に向かうパワーボートがいて、向かっている方向からこのままイタリアに行くのかなっていう感じでした。明日以降はアドリア海を横切るのは結構ラフな状態になるからねぇ。反対方向からこれからKotor湾に入ります、というパワーボートもいました。

パワーボートが起こしていったウォッシュ!

7時49分、湾の一番外にある城塞跡を通過。さよ~なら~Kotor湾!

さて、湾の外に出たのでいよいよセールをあげるか、と思ったらキャプテン・ロブは一向にその様子がみうけられません。「今日はセール走行できるって言ってたよね。」と聞いたら、「丁度到着するぐらいの時間にBarで暴風雨になる予報だから、できるだけ早く到着すことが優先だからエンジンで行くよ。」とのこと。風的にはまだ北風に変わっていないので、もともと大きく外海の方まで出ていき、タックをして戻ってくる感じでセーリングすることにしていました。でもそれだと到着するころに天気が荒れている可能性大。直線距離でBar
まで6時間ぐらいかかるので、セーリングだと8時間はかかるでしょう。

外の方はいいお天気みたいだけど・・・。

目的地方向はこんな空模様。

安全に航行するのが一番、というキャプテン判断でずっとエンジン走行でぶっとばしていくことにしました。7ノット弱のスピードなので、お昼ごろには着くね。

風は真正面ですが、波はそれほど大きくはなく、時々ホワイトヘッドを見るぐらいでした。

ですが、ちょっとずつ風が強くなってきてたまにパンチングすることも。風に飛ばされたしぶきがドッジャーにぴちぴち当たりました。せっかく豪雨で潮が洗い流されていたのにまた潮まるけになるね。

8時43分、Lustica湾の外側を通過。Lustica湾は例の新しいおしゃれなマリーナがある場所です。その内側が丁度、今朝までアンカリングしていた場所。

Kotorの辺りは天気が回復してきているのかな。

でも私達が今朝までいた場所の当たりはまた雨雲に覆われていました。今頃また雨が降っているのかも。出発を延ばそうか、朝一瞬迷ったのですよね。でも出てきて良かった。じゃないとKotor湾からまた数日間出られない感じになったと思います

Barの辺りには相変わらず不穏な感じの黒い雲。とにかく急げ!エンジン走行で、メインセールも上げずに走っているのでモーターボート状態。その分やることがなく暇でした。

11時20分、Barの街が見えてきました。マリーナへの連絡がつかず、着いてからVHFで呼び出して入港できるかどうか聞かないといけなかってので、バースに空きがあるかどうかちょっと不安でした。またサンダーストームの中アンカリングするのは嫌だし、マリーナ近くのアンカレッジはウネリの影響を受けやすいので、快適じゃないのです。ダメだったら、1時間ぐらい戻ってBudvaまで行かないとけない。

VHFもマリーナのはかなり近くに行かないと受信してくれないみたいで、入り口近くまできてエンジンを止め、そこからやっと呼び出しをしました。すぐに応答がきて、空きがあるので大丈夫!ということがわかりました。

出発時が早朝になるので、先に給油しておきます。この時点で満タンにしておけば今年いっぱいは給油しないで済むんじゃないかな。7月よりは値上がりしていましたが、それでもディーゼル1リッター1,44ユーロはギリシャよりも断然安いのです。アルバニアより安いよ。

バースは前と同じGアームのポンツーンに横付け。前に来た時と同じ場所だと思います。12時半に到着。ほぼ6時間ピッタリだった。お天気がいいうちにランチに出かけました。

行ったのはマリーナの受付のお姉さんお勧めのカフェ・レストラン。水色の建物はフェリー乗り場のカスタムの建物でその右側がマリーナなので、マリーナから徒歩数分の場所。


カフェの割には、食事メニューが充実していました。

前菜のナスとトマトのチーズ焼き。
マグロのタタール。(洋風漬けマグロって感じかな。)この後メインとしてラザーニャをオーダーしてましたが、運ばれてきた途端がっついてしまい写真を撮るのを忘れた。

お腹が一杯になったので、ちょっと散歩がてら大回りして帰ることに。ちょっとしたボートヤードがありました。トルコでよくみた海賊船スタイルの観光船、すっごく古いのがありましたが、修理してまた使うのかな。それともトルコから中古を買い受けて修復中?

あのお椀をさかさにした建物は、中にお店が入っているのですが、ショッピングセンターと呼ぶほどのものじゃないですよ。ドライブ旅行の途中でみた、共産主義時代の名残の建物を思い出しました。もしかしたらあれもそうなのかも。結構古そうだったし。お店があるのは一階部分だけみたいです。

その後、朝が早かったのでお腹も一杯になったのでお昼寝。それほど気温が上がらなくて良かったです。午後4時ぐらいから空模様が怪しくなり、ポツポツ降り始めたと思ったら、あっという間にざ~っと振り出し、風邪も強くなってきました!ビムニーは防水なのですが、再度のオープンの部分から雨が吹き入れて、デッキ内もびしょ濡れになりました。

見る間にドジャブリになった。

バケツをひっくり返したかのような豪雨。雷はなかったのですが、とにかく豪雨。この最中に慌ててマリーナに戻ってきたパワーボートが数隻ありました。同じポンツーンに入ってきたボートは私達の後方の向かい側のバースにスターン・トゥーで入ろうとしていましたが、風にあおられてコントロールができなかったのか、しばらくウロウロしていた後、そのまま私達がいるポンツーンの後方に横付けで係留していました。天気予報確認してなかったのかな。きっと地元の人たちだから近場に行っていて、急に雨が降って来たからあわてて帰ってきたって感じかな。

雨は1時間ほど続いたかな。セール走行でウロウロしていたら、この雨に捕まったいただろうな。7日月曜日も一日雨の予報で、8日火曜日にやっと晴れなのです。マリーナのランドリーには乾燥機がないので、火曜日まで洗濯はおあずけ。二日間ゆっくりしてから水曜日9日早朝に、ギリシャコーフ島に向かって出発、というのが今のところの予定です。

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