2023年10月5日木曜日

エンジン快調&最後まだ泳ぐから橋のすぐ外でアンカリング

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





このブログが更新される頃には、SATOMI号はクレオパトラマリーナでクレーンに吊り下げれてる頃かも?!10月3日のお昼前、エンジンメカニックのパノスさんがやってきた後、レフカスを出ました。プレヴェザに入ってしまうと泳げないので、最後のあがきで橋のすぐ外のビーチのアンカレッジに泊りました。


10月3日(火):11時半の約束でしたが、パノスさんが来たのは12時ぐらい。30分の遅刻はギリシャでは誤差の範囲です。これでも今までで一番約束時間に近い時間に来てくれたんですよね。


早速エンジンを付けて、スターンバースに潜りこんで調子を確認してもらいます。

とても快調なのでどこも異常がないのはわかっていましたが、まだ搭載してから1年たってないから保証期間ってことで点検してもらうに越したことはありません。

調子はバッチリ。取り合えずオイル交換やフィルター交換をしてもらうことになりました。バウベッドルームの天井のウッドの部分は特に問題なく、老化でウッドべニアがはがれてきた感じのようなので、カーペンターを手配してくれることになりました。パノスさんが取引している人なら信頼できます。他にもスターンヘッド(バスルーム)の床が腐りかけているのでそれも修理してもらうことにしました。ウッド関係の修理は、2020年にも床板を一部新しくしてもらったり、ポートホール周りのウッドも張り替えてもらいました。なんといっても築31年、この手の修理は今後も増えてくるだろうな。ま、化粧的なものなので、走行に得に関係するわけではないので、余裕がある時に少しづつっていう感じです。今年のメンテナンスは大仕事はないのでウッド関係もやってもらうことにしたのです。

パノスさんは30分で終了。お昼を食べに行くことにしました。最初ハーバー沿いのタバーンでスブラキでも食べようかと思ったのですが、風向きのせいか、なんか臭いんですよ。運河内の港なので海水の循環はあまりよくないと思うんですよね。下水の臭いがきつい!で、食欲も失せたので、数本裏通りに入ったタバーナに行きました。

ここは何回も前を通ったことがあるんですが、入ったことは一度もなかった。

伝統的なタバーンのランチ時間帯にありがち。カフェテリアみたいに予め料理されたものを見て、これとこれをお願いします、とオーダーします。

ナスのベシャメルソースミンチです。ムサカにとって似てますがパスタは入ってません。これ結構いいサイズ。20㎝ぐらいのナスです。
もう一皿はミートボール。リゾット風ライズがついてきました。もうどちらの料理もすごく美味しくてしかも家庭の味っていう感じ。すでに出来上がっている実物を見て選べるのもいい。あっという間に料理が出てきたので、午後1時ちょっと過ぎには食べ終わっていました。

これなら午後2時の橋のオープンに間に合います。

午後2時のオープンに合わせて、1時40分にモーリンを外して出発しました。ちょっと早く出過ぎたかな。


橋の近くでしばらく待っていましたが、なんとこの日は時間ピッタリに開き始めたのです。毎時間丁度の時間に開くことになっていますが、いつも5分から10分ぐらい遅れたりしてました。この日は2時1分に開き始めた!

あっち側からもこちら側からも沢山の船が通過します。


今まで何回も、通過しましたが、回転橋のこんなに近くを通過したのは初めてかも。

橋の上にピンクのティーシャツを着たお姉さんがいましたが、彼女が開閉係の方のようでした。


5分ぐらいで通過。外に出ました。他の船は颯爽とヘッドセールだけを出してプレヴェザ方面に向かっていました。角度的にコーフまで行くのかな、という船もいました。一瞬羨ましくなって、私達もプレヴェザまで今日のうちに行っちゃおうかと思ったのですが、プレヴェザに入ったら泳げないし、港内で2泊するのもねぇ・・・・ということで予定どおり、すぐこの近くでアンカリングです。

ここは橋の開閉を待つためにアンカリングしたことは何回もあるんですが、泊まったことはありません。風が夜になると落ちるので、外からのウネリの影響があると思われますが、泳げる泊地でアンカリングするのはこれが本当に最後になるので横揺れは覚悟しております。

海はそこそこ綺麗なのです。初めて来た時は、これでもすごい綺麗だって思ってたんだけどね。ケファロニア島やカリモス島でもっときれいな海を見ちゃったからそれほど感動しませんでした。でも泳げる!魚はあまりいなさそうでした。

白いきれいなビーチがあるんですよ。


後ろはオープンでプレヴェザの街があちらに見えます。

お昼にガッツリ食べたので、夜はラビオリを茹でて軽く済ませました。

夕日が落ちていく場所に回転橋への入り口があります。

レフカスのマリーナに係留されている船のマストが見える。


午後の遅い時間はビーチ側から風が吹いていたので外からのウネリに縦向きだったのですが、夜が更けるにつれて風がなくなり時々横揺れが始まりました。でもウネリの高さは15㎝程度の予報だったので、凄い揺れて眠れない、ということはなく、ゆらゆら揺られながらも「この海の上にいる感じともこれでしばらくお別れになるんだなあ。」と思ったら、その揺れさえも愛おしく感じちゃいました。そんなことを思っているうちにいつの間にか眠りに落ちたみたいでした。

10月4日(水):海上に浮かぶSATOMI号で過ごすのはこの日が今年最後。朝になっても少しゆらゆらしていましたが全然気にならず。お昼ちょっと前になってもう一隻のヨットがアンカリングしてました。ウクライナ船籍だった!

最後の泳ぎをギリギリまで楽しみます。水温は暖かくて気持ちいい。

午後1時45分、ついにプレヴェザに向けて出発しました。この日は午後3時ぐらいになると風がちょっとあるんですが、ほんの少しの距離なのでもうセールを出すのはやめました。なんかもう心の整理がついたって感じ。

レフカスのパブリックポンツーンには水も電気もあるんですが、面倒だったので陸電にはつなぎませんでした。係留代は1泊2日でも二日分取られるので21ユーロ。つまり一日たったの10.5ユーロです。陸電につないでないとお湯が沸いてないので、ここでエンジン走行しているとプレヴェザに着いた時に、暖かいお湯のシャワーが浴びれます。SATOMI号の船内でもシャワーもこの夜が最後になるのだ!ハードスタンドに上がったらマリーナのシャワーに毎日歩いて通うことになります。どの列になるのかわかりませんが、でっかいクレオパトラのヤードなので場所によってはかなり歩くことになるのです。そういうのが不便なハードスタンド上生活。やっぱり船は海に浮いてないとねぇ。


午後1時51分、プレヴェザ港に入る航路に入りました。

そしてすぐにクレオパトラマリーナとボートヤードが見えてきます。物凄い数のマストの林。でもあそこにはクレオパトラを含み他にも2つボートヤードがあるんです。この規模はギリシャで最大だと思います。

まず最初にプレヴェザマリーナの給油スタンドに向かいます。プレヴェザタウンバースはとても繁盛していました!


クリスタルディーゼルといって微生物発生防止剤が入った方のディーゼルを入れてもらいました。普通のよりちょっと高くてリッター2.136ユーロ。この給油スタンドはプレヴェザマリーナの入り口すぐの所にあるのでとても便利。ワーフにも沢山フェンダーが着いているので接岸しやすいです。それと係の若い男性がとても優秀で、いつギアを変えてるのかまで細かく誘導してくれます。だから接岸がとても楽ちん。バックタンクは空で前のタンクをちょっとトップアップ程度、全部で420リッター入りました。

その後、プレヴェザマリーナを通過してその奥にあるプレヴェザ港の泊地に移動。ここは広いんですが、その分深い場所が多いので皆さんチェーンを沢山出しているんですよ。だからスペース空き空きに見えてそうでもない。3回ぐらい場所を変えてやっと納得いくところにアンカリングしました。午後3時半でした。

ここからプレヴェザの小さい漁港にテンダーを乗り入れると街に行くのがとても便利。でももうテンダーは下ろさないのでこの日も船上で過ごします。

今夜は船上お家ディナー最終日。(最後最後としつこいですなぁ。)買い溜めした真空パックのビーフの最後の1個にいたします。でもいいの。陸上生活になったらいつでも好きな時にLidlに行けるから真空パックビーフもいつでも買えるのだ!主人が担当してくれたので付け合せはローストベジタブル。美味しかった!楽をさせていただきました。








本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
             



PVアクセスランキング にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿