2023年10月25日水曜日

デッキコーティング完了しました&出禁のカーペンター

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!







メンテナンス日記第16日目の23日もひたすらデッキコーキング。スターボード側は反対側よりも範囲が広かったので、すごく大変でした。それでも一日で一気に最後まで仕上げたかったので奮闘しました。そのため翌24日には体中筋肉痛で何も仕事ができず。久々の休養日となりました。

10月23日(月):朝ごはんを終えてからすぐに主人は古いコーキングの除去作業を開始。


私はその間、残りのサビ落としを再開しました。前からずっときになっていたスイミングラダー部分はハードスタンド上だと、落っこちそうで怖かったのですが、ラダーを下ろししっかりつかまりながら、サビ落とし液を塗布。スプレーボトルに詰め替えたのでシュッシュと吹きかけてからブラシで伸ばすやり方に替えたら、楽になりました。結果綺麗にサビが落ちて大満足。

届かなったので、昨年もサビ落としができなかったダビッドも、スプレーなら下からシュシュっとできた。柄の長いデッキブラシでその後軽くゴシゴシしたら簡単にサビが落ちました。

この部分はサイドのパイプにつかまりながらキャノピーに腰を下ろして、作業。サビ落とし液は広範囲をあっという間に処置できるのが嬉しいです。前は最初から磨き液でゴシゴシしていたからすぐに腕が痛くなって大変だったけどね。サビがさっと落とせると、その後のポリッシュ液塗布の時は、軽くふき取って光沢を出させるだけでいいのです。


主人がコーキングを全て取り除き、アセトンで溝部分をきれいにした後、私の出番。

マスキングテープを貼ります。溝に合わせてマスキングテープを貼りますが、0.1ミリぐらい端を残してテープをはるのですごく神経を使います。それにウッド部分は直線ではなくカーブしているし。二日目なので慣れたもので、ポート側よりも手早くきれいにマスキングできました。お昼休憩を挟んでやっとコーキング注入ができる段階まで終了したのは午後3時半過ぎでした。

それからやっと本番。コーキング液をゆっくり注入していきます。



その後、溝に液がしっかりはまるようにヘラで平らにしていきます。この工程は、すでに注入した部分を踏まないようにするのがすごく大変。足の踏み場ない状態だったので、こんな風に主人は変な姿勢でバランスを保ちながらやっていました。


手にも液がついているので、船体を触ることができず、木のレール部分捕まったりしていましたが、うっかり白いマットを触ってしまい、あっちこっち染みが着いてしまいました。
全てならしおわったら、最終工程はテープはがし。これも緊張する工程です。はがしたテープにはコーキングがどっぷりついているのでs、それが回りについたらとんでもないことになります。一旦はがしたら、落っことすこともできず、最後までいっきにはがし、手早く丸めてゴミ箱に入れないといけません。私はゴミ箱かかり。二人の呼吸が合わないと、ゴミ箱にもちゃんとテープがいれられないのです。

気を付けていましたが、マットには数か所黒い染みがついちゃいました。アセトンで拭いてもその部分が脱色されちゃってかえって目立ってしまった。でも幸い、船体部分は触らなかったので、前日よりも汚れは少なかったけどね。

やっと終了。すでに夕方5時を回っていました。

でもさすがに二回目。ポート側よりも断然仕上がりが綺麗にできました。範囲が密集していたにもかかわらず船体にはどこにも液をつけずにできました!(ついても、船体ワックスポリッシュ液で落とせるのがわかっていましたけど。)

この日はお家ディナーの予定だったのですが、それだと途中で私が抜けないといけなくて、さすがに全部終了した後から夕食の準備をするのは体力的に無理!で、マリーナレストランに行くことに。やっとコーキングを終了したので、プチお祝い。ここに置いているワインは白も赤も美味しいのです。

まずムール貝のガーリックワイン蒸しで、おつまみ替わりに。

主人はいつもどおりのビーフスティファ―ド。写真を撮るのを忘れました。私はチキンペンネ。
いつもはワインはグラスでしか頼まないのですが、この日は主人もビールなしで最初からワインだったので、ボトルにしていました。大仕事を達成した満足感とほろ酔い気分も手伝って、いつもよりゆっくり食事をし、船に戻ったのは9時過ぎでした。デッキコーキングは今シーズンのメンテナンスの中でも大仕事の一つだったので、これを終了できて、ちょっとスケジュールに余裕が出てきました。

翌24日火曜日は、起きたら主人も私も体中筋肉痛でした。私は最初から「今日は作業しないよ。」と宣言してて、主人も「今日は楽に行こうと思う。」と言ってました。お昼ごろにディーゼルエンジンのパノスさんが、マリンカーペンターと一緒に来ることになっていたので、主人はエンジンルームにアクセスできるよう、荷物の移動やっていました。そろそろパノスさんが来るころかな、と思ったらマリーナの事務所から連絡が入りました。

なんとパノスさんが手配したカーペンター、クレオパトラマリーナでは「ブラックリスト」に載っている人だったのです。クレオパトラマリーナは提携業者しか敷地内に入れないことになっているのですが、パノスさんは登録業者。でパノスさんが手配したので私達は直接面識がないカーペンターです。その旨をマリーナにも説明して、支払い等はパノスさんへの請求書の中にカーペンターがやった仕事分も含まれているのでカーペンターに直接支払いは発生しないと説明しました。それからおそらくマネージャーに確認を取ったみたいですが、最終的に「出禁業者」なので、パノスさんと一緒でも入場許可できない、という連絡でした。

「出禁」になるって、いったいどんなことをやらかしたのかな?!はっきりとは教えてもらっていないのですが、支払い関係が滞っているらしい。業者がマリーナに支払う事があるって、施設レンタル料とかなのかしら?でパノスさんの事務所のアレクシアさんからも連絡がきて、そうことなのでパノスさんも今日は来れません、となりました。

で午後から暇になったのですが、すぐに主人は別のカーペンターにもコンタクトを取りました。ビジネスカードがマリーナ事務所に置いてあった人なので提携業者さんらしく、25日に下見にきてくれることになりました。パノスさん関連はまた後日。

さらに運よくギリシャの口座のキャッシュカードが届きました。これがなかったので現金を下ろすことができなくて、23日にマリーナレストランに行った時シーズンオフになったので、現金での支払いしかできません、と言われたのです。その時最後の50ユーロを使ってしまったので、かなりヤバイ状態でした。タイミングよくカードが届いたのですぐにプレヴェザまで行ってカードをアクティベイト、そのまま現金の引き出しもできました。その後野菜などの買い足しに行き、戻ってきたのは4時ぐらいでした。

結局そのまま24日は何もすることはなく、ゆっくりしていたのですが、夜は夕食後にお楽しみが待っていたのです。夏にアルバニアで出会ったキャタマランに乗っているイギリス人カップルとマリーナのシップシャンドラーで再会!彼らはお隣のお隣、アクティオマリーナのハードスタンドにいるとのこと。再開を祝って食後の一杯の約束をしていました。

彼らはアルバニアの後、クロアチアに向かい帰り道にモンテネグロによっており、時期は違っても同じ場所に今年いっていたので、共通の話題が盛りだくさんでした。お酒もどんどん進んでしまい、気が付いたら11時近くまで飲んでいた!楽しすぎて写真を撮ることを忘れていましました。次はちゃんとディナーをしよう、ということで土曜日にまた会うことにして家路につきました。

しっかり働いた後はゆっくり英気を養うと、またやる気がわいてきます。今日25日もまた頑張るぞ!


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