2023年10月8日日曜日

SATOMI号メンテナンス日記―第一日目はセールを外し扇風機を設置

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!







10月5日ハードスタンドに上げてから、陸上生活は今日で3日目を迎えました。ゆっくりしたのはハードスタンドに上がった当日だけで、翌日6日からはメンテナンスを開始しております。これからしばらくSATOMI号のメンテナンス日記をお届けしたいと思います。


10月6日(金):朝一番、8時半過ぎにセールメーカーのWAY POINTの人たちがやってきました。
冬支度のためメイン、ジェノアセールともに下ろしてWAY POINTさんに点検、洗浄&保管をしてもらうためです。2020年にメインセールを新しくWAY POINTで購入したので、プレヴェザで越冬した昨年に引き続き、メンテナンスをお願いしています。ギリシャでは業者さんが時間通りにやってきたり、仕事を進めたり、というのはほぼ期待できない中、WAY POINTさんだけは別格。この日も9時~11時の間にレンタカーを引き取りに行くのでその時間は留守です、とお伝えしたら「では8時半~9時の間に伺います。」との返事。そしてしっかりその通りでした。それでも30分の間かい!って思うかもしれませんが、これはギリシャ的には超オンタイムなのです。WAY POINTさんは回転橋があるレフカスにある会社なので、途中で橋のオープン時間にひかかってしまうとそれぐらいの30分ぐらいのズレは想定内。

手際よく、するするとジェノアを下ろし始めます。

まず目一杯に広げておいて・・・・

ジェノアハリヤードを緩めます。

陸上にはビニールシートが引かれており、その上にジェノアをたたみながら下ろしていくのです。これで主人と二人だけでやるのは本当に大変なのです。ジェノアだからでっかいしね。WAY POINTさんは3人のチームで手際よくやってくれます。仕事の種類ごとに専門チームが違うので、セールのメンテナンスチームは昨年下ろした時と今年設置に来てくれた人たちと同じ。なので「久しぶり!元気だった?今シーズンはどこに行った?」と会話も弾みます。

ジェノアの次はメインセール。こちらはレイジージャックも下ろして修理点検してもらいます。レイジージャックは以前のメインセールの時と同じものを使っているので、新しいメインに変えた時、うまく収まらなかったんですね。それで昨年つり上げ部分の位置をちょっと変えたり、ジッパーに引っ張り用のひもをつけたもらったりして、かなり楽にセールを収めることができるようになりました。手際よく作業が進み30分もかからずに作業が終了しました。

午前11時半、セールおろしのチームとは別のチーム、リギンのチームの人がやってきました。レンタカーを引き取りに行くといった11時より後に来ます、ということで、今回も時間に正確です。

ジェノアファーラーのローラーの部分にヒビが入っていたので、その部分を確認してもらいたかったのです。当日は写真を撮って、後日どうするのか連絡が来るとのこと。結果的に、交換することになりました。そうなるとジェノアをささえているステイを緩めて、となるわけですがWAY POINTさんなら期限もしっかり守ってくれるし、仕事ぶりも安心です。自分達でやったら・・・というかやれる気がしないので、信頼できる業者さんで本当に良かったです。ついでに、ライフラインもサビている部分とかがあり、そろそろ交換時期かな、と思っていたので交換の際の見積もりをお願いしました。後ほど計測に来てから見積もりを出す、とのことでした。

その後買い出しとポートポリスにチェックアウトの手続きでプレヴェザに行きました。こんな可愛らしいコンバーティブルのフィアットだった!ボートヤードの近くにプレヴェザ空港があるんですが、そこにレンタカー屋さんが沢山あるんですね。元々、ハードスタンドには11月からオーストラリアに帰る11月半ばまでしかいないはずだったので、レンタカーはその間だけ借りていました。でもハードスタンド上に上がるのを早めたのでその分は別のレンタカー会社で借りました。延長した方はこのエリアをウロウロするようなので、21日でたったの250ユーロの車、それがこのフィアットです。で31日に空港に返却して、そのまま別のレンタカー会社(最初に予約しておいた会社)の車と交換します。最初に予約した会社の車は、アテネの空港で返却OKの会社なのでちょっと高いのですが、出発時アテネ空港まで車で行けて乗り捨てできる便利さには代え難いです。来年アテネから戻る時もそれと逆をします。

中も可愛らしい!主人が「おもちゃの車みたいだねぇ。」と言ってました。

プレヴェザの港では、ポートポリスに立ちよりトランジットログにチェックインのスタンプと今年度のクルージング終了でハードスタンドに上げた書類を提出。数分で終了。その後、街のちょっとハズにあるディスカウントスーパー、Lidlに行きました。このスーパーはドイツ系のスーパーで、オーストラリアにも展開している同じドイツ系のAldiと非常に似ているのですごく馴染みがあり、普通のギリシャのスーパーでは売ってないものが売っているのでお気に入りです。残念ながらこの日は真空パックのビーフステーキは売ってなかった。(ディスカウントスーパーなのでいつも同じものがあるとは限りらないのです。)

お買い物から戻りランチを食べたら、なんかもうやる気がなくなってしまったのですが、ちょっと休憩した午後3時過ぎ、主人が動き始めました。ミニ扇風機をリビングエリアにつけるため。これ、陸電に繋がっていない時にもハウスバッテリーだけで使える扇風機で、以前からバウのメインベッドルームには付いていました。小型でも結構これがあると違うんですよねぇ。で、リビングにもつけることに。今までは普通の扇風機を陸電に繋がった時だけ使ってましたが、場所を取るしマリーナに入った時しか使えないので結局、あまり使う機会がないものを常に保管しておかないといけません。今年の夏に扇風機が壊れたので丁度いいタイミングでした。

どこにつけるか場所に迷ってましたが、テレビ画面の反対側の壁にしました。もともとスポットライトがあった場所でその上の隙間に収まりそうです。


お~いい感じだ!完璧。ほんの30分弱ぐらいで作業終了。

で午後4時過ぎ、リギンのチームがもどってきて、ライフライン交換の際の見積もりのためにサイズを測りに来てくれました。同じ日に全てやってくれるのが本当にありがたいです。でもいちいちレフカスから来ているわけではなくクレオパトラマリーナにもWAY POINTさんの事務所があるので、常にクレオパトラのヤード内で仕事があるんですね。だから次のアポイントの合間にやってきてくれるんです。こういうのも個人経営の場合だと何回も出向いてくるたびに違う日になるので、物事が遅々として進まないのです。見積もりも、すぐに翌日に届いて、思っていたよりも安かったのでライフラインの交換もお願いしました。

自分達でやった作業はほとんどなかったのですが(特に私は)、夜はカレーを作りました。今年初めに買いだめしておいたカレールーがまだ3箱(小型ですけど)残っているのです。数カ月後には日本に帰れるし、日本のカレールーはオーストラリアでも普通にスーパーで買える昨今、希少価値が低くなってきたので、これから積極的に消費していきます。

大量に作ったので翌日のランチもこれだな。主人は日本のカレー大好きなおので全く問題なし。

ということで、メンテンナンス第1日目は、スケジュール通りにスムーズに終了しました。

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