2023年11月4日土曜日

2日かかって配線し直し&ミラクルが起こりました!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





11月1日の夕方からスタートした、バッテリーチャージ関係の計器類の配線誤り、2日間か買って正常に戻しました。予想していた以上に大仕事だったけど、これで知りたい情報を正しく把握できるようになったので、主人は大満足です。さらに大仕事が終わったころに、弁護士さんから嬉しい知らせが!ミラクルが起こりました。

11月2日(木):メンテナンス日記第23日目は前日スタートした、自家発電した電力量関係の計器の配線誤り直しを引き続きしました。主人はもともと電気技師だったので、電気系統の配線は全て自分でできるのが強み。その分、走行には直接問題なくても、配線間違いが原因で正しく計器が数値を表示していないのが許せませんでした。

これまでソーラーパネル、風力発電で発電した電流量がどれだけバッテリーに取り込まれているのかを示す計器がオータネーターと正しく配線されておらず、ずっと誤った数値を表示していたのです。新しいエンジンを搭載した時のマリンエレクトリシャンのミス。「他人に任せると細かい部分まで気をつかわないから、こういう結果になる。」と主人いわく。

まずはどこがどう間違っているのかから検証し、誤った配線部分を見つけてからやっと訂正作業に移ります。

ここにはバッテリーのボルテージと、アンペアが表示されるはずなのですが、今までアンペアの方は全く表示されておらずいつも0を示してました。私はずっとそういうもんだと思っていました。

床板をあげて、シャントを設置しております。(白いボックス内)シャントというのは、レジスターの事でそこを通過したボルテージからアンペアを計測して計器に表示させる設備のこと、らしい。何回説明されても今一つわからない私。これまで床下のこの部分には自家発電した電力用のシャントがなく、そのため正しい数値を表示していなかったそうです。

電流を正しく表示させるために、メーターへの配線を正しくしているところ。

食器棚の内側です。


主人がやろうとしていることを説明すると、ほんの数行で終わってしまういますが、実際の作業は非常に時間がかり、丸1日かかってもやりたいことは全て出来なかったのです。業者に依頼してたらどんだけ時間と費用がかかっただろうと思うと、ぞっとします。

夕食は、冷凍庫にあったミネストローネ用の刻み野菜に残っていたジャガイモを加え、パスタも追加した具沢山ミネストローネスープ。スープというよりこってりでシチューという感じに仕上がりました。これまた冷凍庫にあったガーリックブレッドと共に。
お肉類が入っていない夕食でしたが、こってりスープで満足感があったみたいで、主人も「美味しいねぇ。」と言ってくれたので良かった。沢山作ったの翌日の朝ごはんでも食べました。


11月3日(金):メンテナンス日記第24日目、前日の続きです。ケーブルをクリンピングしているところ。

前日配電し直した計器、まだアンペアの数値が0のままです。

エンジンルームのシャント(白いボックス)は新しいエンジンを設置した時からあったのですが、その中の配線が一部正しくなかったそうです。新エンジンについてきたオルタネーターに加え、同じサイズのオルタネーターをもう1個追加して設置したのですが、今までは一つのシャントは一つのオルタネーターの数値を計測していたのですが、もう1つはなんと2つのオルターネーターを合わせた数値を計測するように配線されていたのです。主人は2つあるオルタネーターのそれぞれの数値を知りたかったので、それぞれのシャントがそれぞれのオルターネーターの数値を示すように配線し直したそうです。

その間、私が依頼された仕事は、こんな風にこんがらがったまま収納していたコード類を整理すること。使っていないコード類、前につかっていたコードでカットしたものなど、全部をスーツケースにいれて「取り合えず保管」していたのですが、再利用できるコードもこの状態では使えないので、ずっと気になっていたそう。

テレビを観ながら私は気長に一本一本引き離し作業をしました。こういうの私は結構好きなのです。

まとめてみたら、こんなに分量が少なくなりました。

でもまだある。沢山あるように見えますが、長いコードがからまっているので多く見えるだけで、くるくるまとめていくと5~6本の束にまとまりました。

オルタネーターへの配線部分を仕上げるためにスターンバースのさらに奥まで入っている主人。

全ての配線を正しくしたので、最終的にアンペア部分も、正しく表示されるようになりました。

風力発電、ソーラーパネルを合わせた自家発電のボルテージ、アンペアが正しく把握できるようになりました。2つあるオルターネーターのそれぞれの数値もナビゲーションデスク横の計器パネルに正しく表示されています。

2日かもかかった大仕事がついに終了したのは午後3時。それからレジデントビザ延長を手続きをやってくれている弁護士さんに電話しました。水曜日にもさらに追加で財産照明関係の書類を出していたのでその結果がすごく気になっていました。いつもはなかなか電話がつながらないのですが、向こうも私達に連絡しようと思っていたタイミングだったようで、すぐにつながりました。それはとても嬉しい知らせでした。全ての書類が認められたので、来週月曜日にはアポイントメントの日時の知らせが来るはず、とのこと。移民局には、私達が水曜日8日にギリシャを出発すると伝えてるそうです。なので、月曜日に行きなり「来てください。」ということもあり得るのでID用の写真などを用意しておくように、とのこと。

やった~!!!これで本当にミラクルが起こりました!すぐにID用の写真を撮ってくれる場所を探し始めました。ギリシャには日本みたいに証明書写真用ブースみたいなものがないので、やってくれる場所を探すのも一苦労。しかも、写真をCDに入力しておかないといけないので、そこまでやってくれる場所を見つけないといけなのです。

最初プレヴェザでググっていたのですが、ウェディング写真専門の場所しかなく、そこだとやってくれたとしてもすごく高いだろうなと思いました。検索を「パスポート写真」でやっていたのですが、ふと思いついて「ID写真」に変えてみたら、大正解。レフカーダにあるお店がヒットしました!この時点で夕方5時15分過ぎ。電話したら5時半から開店しますよ、とのこと。レフカーダまでは25分ぐらいかかるので、丁度いいのですぐに出発しました。

レストランが固まっている広場のお迎えにあるお土産物屋さんがそうでした。今まで何十回と前を通過していたのに気が付かなかった。そういえば「コダックエクスプレス」という看板も出ていたね。お店のも「レジデントカード用の写真ですね。」とわかっていたので、CDに入れてね、とか説明しなくて済みました。15分で仕上がるとのことで、その間食事をすることに。

広場では夏の間はぐるりと回りを囲むようにレストランが並んでいるのですが、このお店以外は全て冬ごもり状態。来年のシーズン到来まで営業停止なのです。

ワインをオーダーしたらサービスでおつまみが出てきました。ポテトサラダすごく美味しかった。こういうサービスはギリシャ特有なのですが、観光客が多い夏の間はやってなかったりします。観光客が去り、地元の人だけが来る時期になったので復活したのかも。

ビーフ煮込みソースのパスタ。マカロニとはちょっと違い、これはギリシャ特有のパスタです。

主人はポークベリー。柔らくて美味しかった。こんなにボリュームがあるので一切れいただいました。パスタは勿論食べ切れなかったので、お持ち帰り。

食後のリキュールもサービスで出てきました。甘酸っぱくてシナモン味もしてすごく美味しかった。

ということで、これで本当にメンテンナンス事項は全て終了しました。さらにギリシャレジデントビザの延長も無事許可され、やっとこれで心から帰国するのを楽しみにできます。これまでは気がかりなことが多すぎて、帰国するのを待ち遠しく感じることが今一つできなかったのです。実際の出発日は11月12日の日曜日なので、まだまるまる1週間あります。これからは掃除をしたり、テンダーを下ろしてカバーしたり、という冬ごもり仕事が残っているだけなので、すごく気が楽です。バスルームの床板の修理と、ガスボトルのウッドフレームの仕事は、二人目のカーペンターからの見積もりが予想以上に高かったので、やめました。来年ギリシャに戻ってきた時、大急ぎで先を急がなくてもよくなったので、ガスボトルのフレームに関しては主人が自作する時間もあるしね。

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