2023年12月17日日曜日

ついにウェラード家に日本では当たり前の「あれ」がやってきた

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





日本では各家庭はおろか、公共施設でもある程度の新しさなら必ずあるウォッシュトイレット。オーストラリアではまだまだ一般的ではありません。でも高齢の義母のためにこの度、ウェラード家にも初めてのウォッシュトイレット(ビデ式便座)がやってまいりました。

3年前に母屋をリフォームした時に、主人が「これを機にウォッシュレットに帰るのが絶対いいよ。」と提案したのですが、義母は断固として「そんなの嫌だわ。普通のトイレで十分。」と反対していました。でも将来を見越して主人は、後で便座をウォッシュレット式に変えられるように電源とか配水設備を整えておきました。

ついにその先見の明が功をなすことに!高齢の義母が来年1月半ばに手首の手術を受けることになったのです。ずっと我慢していた手首の痛み、管が詰まった状態になって指先の神経への妨げがひどくなってきました。このままでは両手が使えなくなってしまう・・・ということで思い切って手首の手術を決めたのです。で問題は、術後にしばらく手首を捻ったり手を使う事ができないこと。トイレに行った時に物凄く不便になるので、片手づつ手術を行うのですが、それでもしばらくは非常に不便な状態が続きます。腰を痛めている義母はただせさえ体を捻ったりすることが最近できなくなっているので「回復するまでの間トイレが憂鬱。」という話から義母自身がやっと「やはりウォッシュレットあった方がいいかも。」という気持ちになったのです。

善は急げということで、早速主人がネットで探し始めました。最初ウォッシュレットといえば、TOTOということで検索していたのですが、ウォシュレット自体が全く普及していないオーストラリアでは日本での金額の3倍以上の値段になるんですね。TOTO製品だったら15万円から40万円の超お高級トイレとなります。最初はそれでも信頼できるブランドの方がいいということで検索していたのですがサイズを測っているうちに、残念ながらTOTOブランドでは現在のトイレに対応できるものがないことがわかりました。そこで、すでに設置しているトイレメーカーに問い合わせて、どういうタイプのものなら対応できるのか確認。最終的にいきついたのが韓国のメーカーのものでした。仕様に関しては、TOTOのものとほとんど変わらない設備でしたが、お値段が安かったので早速注文。オーダーして翌々日ぐらいには届くという超スピード対応でした。

到着したその日の夕方から主人は早速設置開始。




新しい便座は形もサイズも現状のトイレの形にピッタリ!残念ながらTOTOではオーストラリアで普通に販売されているトイレの形に対応していないので、どうしてもTOTOにしたい場合は全てまるごと取り換えることになってしまうのです。それもなかなかオーストラリアでは普及していない理由かも。ウォッシュレット自体はもう20年ぐらい前からオーストラリアでも市場を広げようと頑張っているのは、日本人向けの現地新聞(そう新聞がまだ普通だった当時からです。)に広告が載っていたのでわかっていました。

簡単にできると思っていましたが、洗浄水供給部分に接続する部品をつけ忘れていて、洗浄スイッチを入れるたびにホースが外れて床が水浸しになるというアクシデントも。3時間ぐらいかかってやっと完成!

主人が試運転をした後、義母に試してもらいました。最初の感想は複雑な気分だったようですが、使い始めて1週間ぐらいして、だんだん慣れてきたようです。噴射強さや位置、温風の温度など、義母は自分の好みを少しづつ調整しながら発見しているようです。今の所、母屋のトイレを使う時、義母や私達以外の人(ゲストが来た時)は普通のトイレとしてしか使ってませんけどね。

前の便座は3年前にリフォームした時に新しく買ったものなのでまだ新しい状態。庭のトイレの便座が古いものだったので、そちらに再利用することしにしました。(トイレを含むバスルームは全部で4か所あるのです。)
トイレ自体は何十年も前の年季がはいったものですが、3年前に新品だった便座の形にもピッタリでした。無駄にせず再利用できて良かった。

手首が不自由になるので、というのが理由で便座を変えたし、体を捻るのも最小限にするため、スイッチはリモコンのモノを選びました。

これで義母は、術後も心置きなく自由にトイレを使えるようになりました。

一度使うと元には戻れないウォッシュレット。使ったことがないからその良さを感じてもらえずオーストラリアでは全然普及していません。でも一般家庭に売り込む前に、私がTOTOのセールス&マーケティング担当だったら、まずはホテルや病院に売り込みに行くと思うなぁ。公共の場で使ってみていいな、と思えば個人にも購買欲が発生するかもしれないし、何りも病院とか老人ホームとかには衛生面とかでもすごく便利だと思うんですよね。

なんてことをここ何十年も語っていたウェラードですが、主人の実家に設置されたので、ここに遊びに来る義母の妹や義妹などが使ってみたら、そこからじわじわと地元のシニアの間に人気が出てくるかもしれないなぁ。ちなみにウォッシュレット自体は日本製以外のメーカーのモノは結構出回っていたので、もしかしたら日本のメーカーが市場参入に成功していないだけで、オーストラリアでも韓国人とか中国人のご家庭では結構広まっているのかもしれません。

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