皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！
甥っ子が陸上自衛官で、能登半島地震の支援に出動していたのですが、2月になって少し落ち着いたようで、主人が戻ってからも何回か会うことができました。駐屯地で買えるお土産を私と主人にプレゼントしてくれて、そのお土産がユニークで私の中でちょっとした自衛隊グッズブームになっております。
主人用に買って来てくれたTシャツは、普段普通に自衛隊員が来ているシャツだそうです。一番大きいサイズを買ってきてくれました。
LLサイズぐらいですが、これ以上大きいサイズはなかったとのこと。ま隊員用だったら、あまりでっかい人は訓練に耐えられないでしょうし、訓練中にみんなスリムになっていくんじゃないかな。
なんかゴミがついてるのかな？って思った部分は沖縄でした！（沖縄の方失礼しました。)
元旦の能登半島地震時、甥は駐屯地での待機当番でした。豊川駐屯地の特科連隊は東海三県以外にも石川県を含むエリアまでが担当エリアで、その地域で災害が発生すると出動するのも大事な任務の1つなのです。駐屯地では地震発生直後から上を下への大騒ぎだったそうで、連隊員は全員駐屯地に呼び戻されたそうです。こういう時のためにいついかなる時も、駐屯地から片道1時間半以内の場所にいないといけないのです。たまたま待機当番になっていた甥は、元旦早朝に基地に戻っていたので、わざわざ戻る必要はありませんでした。すでに災害救助経験のあるベテラン隊員はすぐに出動されたそうです。甥っ子たちはその後1週間ぐらいずっと基地に滞在で、能登への出発の順番を待っていたそうです。そして1月9日、いよいよ出動となりました。甥が担当した場所は輪島の朝市跡。火災も発生してしまった、被害が一番ひどかったかもしれない場所でした。水の供給ルート確保、瓦礫の処理などをしたそうです。毎日スコップで瓦礫の掃除をしていたので、久しぶりに実家に戻って来た時には、ますます筋肉がついていたようでした。テレビで放送されていたのは、ほんの一部、実際の現場はもっと悲惨だと、と言っていました。ちょっと不謹慎だったけどテレビで自衛隊員が映るたび、実家では甥っ子の姿を探してしまいました。でもユニフォームを着ているのでみんな同じに見えてわかりませんでしたが、実際はカメラに映りこんでいたそうです。
3週間ぶりに一度実家に戻って来た時、甥っ子言っていたのは「自衛隊は自分達の面倒は自分達でみれるように、行きかえりのガソリンや宿泊施設（テントです。）は自分達で確保していくけど、個人で何気にやってくるボランティアは本当に迷惑。」ということでした。彼らはなんとなくやってきてしまうらしく、スノータイヤもなしでやってきたり、ガス欠で途中で動けなくなり、ただでさえ通過できる道路が少ないのに、道路を封鎖してしまい、その人たちの救助が発生したそうです。そのため物凄い渋滞が発生して、現地に行くのに車で10時間もかかった、と言っていました。さらに「偽自衛隊」による詐欺行為も実際に目撃しており、本当に憤慨していました。テレビで上官が「偽の自衛隊に注意してください。本物は個人では行動せず、グループで行動しています。」と訴えた後、なんとそれをみた詐欺集団がグループで戻って来たそうなんです！全く酷い話だ。多くは語らない甥っ子ですが、心の中ではいろんな思いが交差している事でしょう。
私に買って来てくれたのはこのスプーン！ネーミングが最高です。スコプーンだって！！！
そして裏には「レンジャー五訓」というのが書かれていました。一、飯は食うものと思うな、二、道は歩くものと思うな・・・・と厳しい内容ですがジョークかな？とも思いますが実際のレンジャー隊員は、普通の隊員とは違うさらに過酷な訓練を通過し試験に受かった人たちしかなれないそうです。能登の地震の時も、レンジャー部隊の方たちが、車両が入れない地域に物資をとどけるために荷物をしょって徒歩で移動しているのをニュースで見ました。普通の隊員は25キロの荷物をしょって20キロぐらい徒歩移動できるらしいのですが、レンジャー隊になるためには40キロぐらいを背負えないといけないそうです。「レンジャー五訓」は案外ジョークではなく本物かもしれません。
スコプーン以外にも、以前にご紹介しましたが、他の基地に行った時に買ってきた「精鋭の休息」ビーフカレーも、私の中ではツボに入っています。パッケージやネーミングがとても面白いですよね。誰がこういうの考えているのだろうか。ちなみにビーフカレーはとっても美味しかったです。
ということで、最近自衛隊グッズに興味津々の私です。
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