2024年2月19日月曜日

迫力の合戦気分を体験できる!ー関ヶ原古戦場記念館

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





昨年の里帰りは徳川家康生誕の地、愛知県岡崎市の岡崎城を訪問しました。今年は家康の一生の中でもハイライトと言える天下分け目の大合戦「関ヶ原」古戦場に行ってきました。2020年にできた「関ヶ原古戦場記念館」訪問が目玉です。


JR関ヶ原の駅は、改札を出たところから古戦の観光案内がスタートしています。

2月17日(土):朝8時半に刈谷市の実家を出発して、JR刈谷駅から電車に乗りこと焼く時間ちょっと、JR関ヶ原駅に到着。お目当ての古戦場記念館は駅から徒歩10分とのことでしたが、実際歩いてみるともっと近いように感じました。

というのも改札を出て直ぐ右に折れ、線路沿いに緩やかに坂を上って行くのですが、そのフェンス沿いに関ヶ原の合戦で活躍した名だたる武将たちの紹介看板が貼ってあるのです。

これは主役の徳川家康。

看板はただの看板ではなく、武将の家紋と似顔絵、その隣には故人にまつわる見どころを回るウォーキングコースの紹介がされているんですね。これは「徳川家康コース」。

そしてこちらは勝敗の流れを決めた寝返り武将、小早川秀明コース。


主な武将の陣地などを巡るウォーキングコースの紹介が看板に示されていて、それを見て歩いてると全然飽きないんです。ウォーキングには短いもので15分ぐらい、長いものは1時間半ぐらいかかります。両親も一緒で母があまり長時間は歩けないので、ウォーキングはやめて古戦場記念館を訪問するだけにしていましたが、看板を見た父が「今度は一人でウォーキングに来ようかな。」と言っていました。今回の企画も父がここに来たくて私達がそれに便乗した形でした。
看板には合戦時の各武将の陣地の図もありました。ブルーが西軍(石田三成側)でレッドが東軍(徳川家康側)、イエローが小早川秀明を皮切りに西軍から途中で東軍に寝返った武将たちを示しています。他にも合戦の大まかな流れの説明があったり、と記念館にたどり着くまでに、全く知識が無かった人でもある程度予習できるようになっていました。しかもどの看板にも簡単な英語での説明もあったんです。外国人観光客対策もバッチリでした。

それとJRの車内でも気が付きましたが、車掌さんのアナウンスがその都度英語でもされていた事。私鉄の名鉄でも予め録音された外国語のアナウンスは流れますが、その都度車掌さんが生で英語アナウンスをしているのはJR内で初めて聞きました。ここ何年もJRに乗っていないので他の路線ではどうなのかわかりませんが、都度生で英語アナウンスをして、しかもその英語は結構上手だったので感心しました。英語のアナウンスは、ただ書かれたものを意味も分からず読み上げているだけのものは、たとえ発音がまあまあであっても聴いていて意味がさっぱりわからないんですが、ちゃんと中身を理解して言っている人の英語は、カタカナ発音であっても意味が通じるんですよねぇ。刈谷ー関ヶ原間の車掌さんの英語は発音もきれいでとってもわかりやすい素晴らしい英語でした。

緩やかな坂道を上がりきって、線路をまたぐ陸橋に続くともう記念館が見えてきました。駅からとっても近い印象です。

左手前方に見えるのが記念館。


かなり立派な建物ですね。

入り口を入ってすぐ右手にチケット売り場、左手奥にちょっとしたホールがあり、そこにこの方がたっていて一緒に写真が取れます。

人形じゃないですよ。ちゃんと人が扮装していました。


チケットは当日でも買えますが、まず最初に観る場所が床面のプロジェクション・マッピングや合戦の様子を臨場感たっぷりに観られるシアターがあるのですが、特に床面のプロジェクション・マッピングは正目から見るのが一番なので、予め予約しておく方がいいかな、と思いました。それぞれあまり規模が大きくないので、団体客と重なってしまったり、予約の人でいっぱいだと当日券の人は入場が後回しになってしまうのです。私達は当日券で行きましたが、2月ということでかなり空いていたので着いて10分後ぐらいの会の上映で入場できました。シアターは絶対必見です。イス自体がちょっと揺れたり、風が吹いてきたり、と臨場感満載。迫力満点の映像とプロの口上師による軽快な語りで、関ヶ原の合戦の一部始終を知ることができます。すべてに英語字幕も付いていたので、日本語がわからない主人もすごく楽しめました!主人はその部分が一番気に入っていたようです。

記念館の中は写真を撮っていいエリアとダメなエリアがありました。OKな場所だけの写真です。下は展示室の外側部分。画像右の入り口以降は撮影禁止エリアで、各武将が着用た兜甲冑が展示されていました。

外のエリアには西軍、東軍の家紋が。

CGのスクリーンになっている屏風。関ヶ原の合戦の様子が映像で流れていました。


展示室の後は戦国体験コーナー。あまり広いエリアじゃないので、混んでいるシーズンだとこの部分がゆっくり見られないかも。

バーチャルリアリティーで、自分が兵士になって攻撃をかわす体験ができるよう。人気みたいで、私達がいた時はフロアー内には50人ぐらいいるかどうかっていう感じでしたが、それでも順番待ちなっていました。混雑したシーズンだったら絶対無理じゃないかな。

こちらは、兜などを着用してバックグランドをCGにしてもらい、画面に映し出されたものを写真に撮るコーナー。誰も並んでなかったからすぐやれました。

バックグランドは6種類ぐらいあって自分で選べます。

こんな風にスクリーンに映し出されたものを自分の携帯で撮影します。

体験できるものは他に、刀を実際に手に取ったりできます。ずっしり重くて、こんなのよく片手で振り回せたなぁと驚き。

これは鉄砲ではなく手で持つ大砲。すっごい重くて私は両手でもひょいとは持ち上げられませんでした。


鐘を突いたりもできるので、小さい子供さん連れでもおもしろいかも。

その後エレベーターに乗り最上階の展望階に移動です。円形になっているのでほぼ360度見渡せます。写真付きの案内版があり、どこら辺に各武将が陣取っていたのかがわかります。

床には上空からの地図があり、そこにも各武将の配置図が示されていました。


とってもよくできていて、ただ景色を眺めるだけではなく、当時はあそこに家康が陣地をかまえていたんだ~、あそこに石田三成がいたんだ~、などと想像しながら観られるし実際の距離感を味わう事もできてとっても楽しめました。それほど急がず長居もせず、で全館を見て回りましたが、だいたい1時間半ぐらい滞在していました。

観終わったら丁度ランチタイムだったので、記念館の隣にあるカフェとレストランや売店がある建物に移動。駅の方に戻れば他にも数軒食事ができる場所があるみたいですが、面倒だったので隣接のレストランに行きました。右が記念館、左がレストラン。





主人と父は武将カレーをオーダー。ビーフカレーで普通に美味しかったです。他にも武将なんとかと名前がついたメニューがありましたが、ボリュームが多そうだったので母は普通にオムライス。

八丁味噌風味のボロネーゼパスタ。パスタは太麺で腰がありましたが、ソースは味が薄くて今一。八丁味噌風味は全く感じられず、でした。これもボリュームだけはすごくて、食べ切れませんでした。他の店に行ってないのでわかりませんが、コスパはあまりいいとは思えなかったなぁ。ま、観光地だから仕方がないか。

主人は食後のデザートでパフェをゲット。レストラン部分とカフェ部分は別のお店ですが、フードコートみたいなので、食べる場所は同じ。これも武将パフェで、3種類ありました。

記念館は徳川家康が、最終的に移動してきた陣地あとのすぐ隣にあるので、食後に行ってみました。


あそこが記念館なので、本当にすぐ隣なので見ないで帰るのはもったいない。

看板にはちゃんと英語説明があるので海外からの観光客をかなり意識しています。

ここは戦士した兵士や武将たちを弔うために設置されたみたい。

午前中はちょっと曇りがちでしたが午後はおひさまも出てきていて、あまり寒くなかったのが良かった。


ということで、ちょっとした電車の旅も体験した関ヶ原古戦場記念館訪問、思った以上に楽しめました。特にシアター部分は本当にわかりやすく合戦の流れを見せてくれたし、語り口もすごくエンターテイメント性が高かったです。なので、歴史にあまり興味がない人でも十分楽しめると思うんですよねぇ。それと冬場の閑散期がねらい目かな。体験場所もゆっくり楽しめるしね。行ってみて本当に良かったです。まずは愛知県岡崎市にある岡崎城を見学してから岐阜県の関ヶ原古戦場記念館に行くことをお勧めです!

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