皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！
SATOMI号を置いてあるプレヴェザには一気に行くのではなく、途中山岳地帯にあるデルフィー遺跡近くの街に宿泊。Arachovaの街はとっても可愛らしくて真冬だったら近くのスキー場へのお宿としてウィンターワンダーランドだったでしょうね。かなり暖かくなっているギリシャですが、それでも遠くの山には雪が被っているのが見えました。
斜面に立つArachovaの街は眺めが最高！
3月3日（日）：10時ちょっと過ぎにアテネのエアB＆Bを出発。プレヴェザまではぺロポネス半島を通過する高速を使って4時間ちょっとなのですが、毎回同じルートだったので今回は本土側の山岳地帯を抜けていくルートを選択。直行だと5時間半でぺロポネス半島ルートより時間がかるのですが、途中デルフィー遺跡に近いArahovaの街がある山岳地帯で一泊していくので気になりません。
やっとEUレジデントカードの更新ができたので、今年は自由にギリシャ以外のEU諸国をめぐることができます。もうギリシャには戻ってこないので、いつもとは違うルートで観光しながらゆっくりプレヴェザに向かいます。アテネの街もこれで最後かな？！
高速に入ると、どこまでも真っすぐの道がかなり続ていました。
2時間ほど走ると遠方に雪山も見えるエリアにやってきました。デルフィー遺跡には2020年の7月に来たことがあるので、もう見に行きませんが、その時に通過した小さな可愛らしい街を再訪します。当時はコロナの影響真っただ中だったので、観光客が激減していてデルフィー神殿もその近くの可愛らしい街Ａｒａｃｈｏｖａもひっそりしていました。お店もほとんど開いてなかったしねぇ～。ちなみにＡｒａｃｈｏｖａの街はギリシャでは珍しく「冬」が観光シーズンの街なのです。デルフィー神殿自体が山岳地方にあり、周辺にはスキーリゾートがあるんですよね。Ａｒａｃｈｏｖａの街に宿泊して、そこからスキー場に行くみたいです。
12時15分ぐらいに、Arachovaの街の外れに到着。この道沿いにお店やホテルが立ち並んでいるんですが、一本道でデルフィー神殿に続く道路でもあるので、すごく渋滞するんですよ。しかも路上駐車だし。街に近くづくと駐車する場所はほぼ見つからないので、ちょっと手前に駐車し、徒歩で散策するのがベストです。
そうそう、ここ。懐かしいね。三年ぶりに来ました。
あったかそう～！！！3月のギリシャはアテネとかだと日中最高気温が17度ぐらいになったりして、すでに春の陽気なのですが、さすがに山の上はちょっと冷えています。それでももうこういう毛皮は必要ないぐらいな暖かさ。きっと冬のシーズン中だったらよく売れたんでしょうね。本物の毛の帽子ですが、お値段は20ユーロぐらいとそれほど高くなかったです。
お店の中にはジュータンも売ってました。
店内に薪ストーブと椅子のコーナーがありました。寒い時はここでちょっとゆっくりしながら買い物できますね。
毛皮のコーナー。こういうの、日本ではもう着る人あまりいないと思うけど、どうなのかな。オーストラリアはそもそも毛皮コートを着るほど寒くならないのですが、もしそうであっても動物保護団体の人たちからペンキをかけられそうなので、怖くてきれません。でもヨーロッパに国々は毛皮コートが冬の必需品の場所もあるから観光客には人気だったかもしれませんね。お値段はそれほどバカ高いわけでもなさそうでした。
以前来た時は、夏場だったしコロナ渦最中だったりで、閑散としていてお土産物屋さんなんかも閉まってるのがほとんどでした。
そしてこの景色がArachovaの街の目玉！
あのクロックタワーが有名です。段々畑のように斜面に建てられた家々に、周り囲む山々の風景はメルヘンの世界のように素敵です。
そして後方にそびえたつ雪山。この近くにスキーリゾートがあるそうです。街の中にもスキーに行ってきたかな？という服装の人たちが結構いました。
午後1時近くになり、そろそろお腹が減ってきたのでランチ。2020年に来た時、唯一営業していた2軒のお店のうち一つがこのレストラン。当時はこんなおしゃれな内装じゃなくて、素朴なパブっていう感じだったけどね。観光客が戻って来たので、きれいにしたみたいです。
山の上でも結構暖かくて、主人はジャケットの下はなんと半袖！私も薄手の長袖を着ていただけでした。
外のテーブルは飲物を楽しむ人たちで満席で、しかもタバコを吸っている人が沢山いたので、室内席にしました。お腹が空いたといっても、最近食べ過ぎが続いてたので前菜だけにしました。チーズはハムの盛り合わせに、スモークトラウト。へへ昼間っからワインを飲んじゃった！トラウトはオリーブオイルとビネガーでマリネ―とされていて、本当に美味しかったです。
腹ごなしに街中散策。お天気がよく、日曜日だったこともありとても賑やかでした。
前に来た時は、閑散としすぎていて、お店も開いてなくさびれた感じだったので、すぐに通過して路地裏は探検しなかったなぁ。
普通の住宅街みたいですねぇ。そう見えて、ブティックホテルだったりもしますけど。
街の人が餌をやっているみたいで、猫が集まっていました。他にも餌が固まっておかれていた場所がありました。ギリシャの人たちは野良猫を大事にします。
階段の頂上に教会があります。そこからの眺めは素晴らしいと思うんですが、お腹が一杯だったので、登っていく気力がありませんでした。
街のメイン通りから続いてる階段。
こんな狭い道でも車が入ってくるみたい。多分住んでいる人の車だと思いますけど。
例の景色のいい場所にもどってきました。
雪山が見えるけど、あのふもととかにスキーリゾートがあるのかな。もう一面の雪景色ではないみたいですが、まだスキーリゾートは営業しているようです。
午後2時近くになったので、本日のお宿に向けて出発しました。この道しかないので、混雑した街の中を進みます。ただでさえ道路が狭いのに、路駐もしているしね。しかもここ観光バスも通過するんですよ。
Arachovaの街からデルフィー遺跡までは車で10分たらずです。なので、Arachovaの街に泊っていれば、スキーに行ったりデルフィー観光をしたりできるのです。冬の観光地としては最高の立地条件。私達が泊まるのはデルフィー遺跡を超えて10分ぐらい行った別の街ですけどね。
この路駐の車はデルフィーに行く人たちのものです。ちゃんとした駐車場がほとんどないので、路駐するしかないのです。なので車を止めてから1キロぐらい歩かないといけない事も普通です。
右側がデルフィー遺跡の一部。デルフィー遺跡はとても広いのでゆっくり見ていると半日ぐらいかかります。建物は斜面に立っているものも多いのと、直射日光をあびるので、山の中といえお天気がいいと暖かい・・・つまり夏は非常に暑いのです。7月に行った私たちは本当に大変だったので、夏場は避けた方がいいと思いました。
すでに以前ご紹介しましたが、デルフィーに行った時の動画です。まだご覧になっていなかった是非どうぞ！
日本の国旗もはためていていました。
10分ほどドライブして、本日のお宿Panホテルに到着。ここも斜面にホテルが立ち並んでいて、スキー客やデルフィー観光客の宿泊地エリアです。
お部屋のバルコニーからの眺め！
あ、あれはIteaのアンカレッジではありませんか！Iteaはデルフィー観光したい船が係留する場所としても有名なのです。私達は、コリントスに行く途中の寄港地としてよっただけですが、メルティミ待避の湾としてもすごく良かったです。
画面真ん中あたりにちらっと見えるブレークウォーターの横辺りにアンカリングしてメルティミを避けた事もありました。さらにコリントスからの帰り道に遭遇したメルティミの時も、Ｉｔｅａに来ましたが、その時は画面には入っていないさらに左の方にアンカリングしました。Ｉｔｅａがある大きな湾はコリントス湾から奥まっているんで、メルティミは外の方を通過しており、湾の一番奥にあるＩｔｅａの街の周辺は、外の半分ぐらいの風の強した。しかも海底が一面砂地で水の透明度も悪くないので、アンカリングがとっても簡単でした。風景が特別いいとか町が特別いいわけではないですが、安全で簡単なアンカレッジという面で、私はＩｔｅａがお気に入りです。
あれは山桜ですかね。あちこちに咲いていて、半分ぐらい開花してました。
ほんとうにいいながめ。
その後、ちょっとお昼寝して夕方までゆっくりしました。部屋にバスタブがあったので、主人はお風呂に入ったりしてました。
夕方6時にホテル近くのレストランに行きました。すごくいい感じのレストランでメニューもなかなか美味しそうなものが沢山あったのですが、どうも最近の食べ過ぎで胃の調子が今一つ消化が遅いんですよね。ランチもそれほど沢山食べたわけじゃないのに、お腹が空いてなかったんです。それでもなんかちょっと食べたいな、と思い、メニューにスープがあるお店を選びました。
レストランからの眺めも最高です。
日が暮れかかったIteaの街。
この日のスープはキャロットスープ。ニンジンスープなんですが、たしかにニンジンの風味はあるものの、強すぎず、丁度いい感じのポタージュ加減でパンプキンスープかな？と思うぐらい。美味しかったなぁ。きっとほかの料理も美味しいお店だと思うんですよ、スープがこんなに美味しかったら。でもそこまで食欲がなくて残念でした。
主人も私もスープだけにしました。
ということで、3日はアテネから2時間ちょっとドライブしただけで一泊。以前来たことがあったArachovaの街でしたが、シーズン中に来れて前には開いてなかったお店とかも見れてよかったです。デルフィーはすごく混雑していたので、ずらっと並ぶ路駐の車を観て「よかった、前に観光しておいて。」と思いました。
3月4日はいよいよ4カ月ぶりにＳＡＴＯＭＩ号とご対面です！
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