2024年3月26日火曜日

さすがイタリア!食の質が高いし人々が何気におしゃれ!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





Santa Maria Di Leucaってすごく小さな街でかなり田舎だと思うんですよね。でもさすがイタリアだなと感心したのは、とにかくレストランの質が高い!グーグル評価で4.1程度でもでも私たちの中では「今まで食べた中で一番!」だったりするんですよ。そしてすれ違う人達が何気に皆さんおしゃれなのだ!

一番外のワーフに係留しているSATOMI号。

3月24日(日):イタリアでの最初の地Santa Maria Di Leucaの夜は、マリーナ内に入っているウネリで一晩中横揺れがありましたが、疲れていたのでそれさえ心地よく感じました。マリーナの施設としてランドリーがあるとんことだったので、お洗濯をしようと思いマリーナオフィスに行くと8時半の時点では閉まっていました。朝食から帰ってきたらお姉さんがカギを開けていたので聴くと、ランドリーは壊れていて使えないとのこと。シーズンオフだから使っていないってだけかもしれないけどね。

朝ご飯はマリーナから徒歩5分ほどのベーカリーカフェに。人気のお店みたいで、けっこうにぎわっていました。カウンターで自分でオーダーするんだと思ってましたが、年配の女性が外のテーブルに座っていたら、ウェイトレスさんが注文を取りに来ていました。おなじみさんかな。お店にあるペーストリーの事をよく知っているみたいだったから。
でっかいカップが主人がオーダーしたカプチーノ。ダブルショットにしてもらいたかったみたいですが、ちゃんと通じておらずミルクの量がダブルになっていたみたいでコーヒーが薄かったそうです。私は紅茶。

お天気がとってもよくて気持ちいい。私はカスタードクリームの入ったペーストリーで主人はとろとしたチーズとトマトソースのペーストリーをゲット。どちらも美味。

朝ご飯を終えて、港沿いとは一本裏の道を通ってマリーナに戻ります。それにしてもこの辺りのお家、どれもこれも豪邸なのですよ。まるでお城みたい。人が住んでいる様子がないお家もあるので、サマーハウスなのかな?

お城みたいな作り。これはホテルのようですが。


もう少し先にはいろいろお店とかなあるのかなと思ったのですが、特に何もなく、日曜日だからなのか、シーズンオフだからなのか営業していないお店がチラホラ。

裏通りも閑散としていたし、レストラン以外はお店らしきものはありませんでした。

またしても豪邸!

に続く豪邸。ここはお金持ちの避暑地とかなのかな?


これは中世の城塞の名残かな。

海岸沿いのメインストリートが橋になっていました。以前はここ川だったのかも。

これなんか城塞っぽい。ギリシャでもそうですが、古代から中世にかけて海からの侵略が頻繁だったからどこも海辺は城塞があったんでしょうね。

とってもきれいな景色。

街の広場あたりに人が集まっていました。イースター関連の行事が行われていたみたいで、みなさんオリーブの枝を手にしていました。きれいな讃美歌の歌声も。イタリア語なので何を言っているのかはわかりませんが、所々パードレ(父)とかクライストとか聞こえてきたのでイースター関連だと推測。

SATOMI号がいる位置以外でも、マリーナ全体がウネリに影響されるようで、どこの船も横にゆらゆらしているんですよね。特にこの日は前夜から日中にかけて揺れが結構あったので、さらに風が強くなる月曜日と火曜日はもっとひどいかも?と思いました。最初はSanta Maria Di Leucaのマリーナがが一泊33ユーロとこの辺りではお値打ちだったので、一週間ぐらい滞在してその間レンタカーでいろいろ遊びに行こうと思っていたのですよ。でも居心地が悪いかも、ということと、マリーナから徒歩で行けるレンタカー屋さんがあまり安くないのもあって、予定がたたず。安いレンタカーはバスで1時間半ぐらいかかるLeccaという街まで行かないといけません。そこにはショッピングセンターもあるみたいだから結構な都会だと思うんですよね。でもこのブーツのかかと部分をぐるりと回っていくと、その辺りの港はどこも浅くて入れる所が非常に限られているようなのです。しかも今いるところの倍ぐらいのお値段。その分位置的に快適に過ごせると思うし街にも近いみたいだけど・・・。レンタカーを借りて観光に行く時は、泊ってきて2,3日留守にするのでアンカリングで放置しておくのはちょっと心配です。しかも泊地アプリによると、なんとアンカリングしている船をけん引して盗もうとした悪い奴がいたらしく・・・それを知るとなんか、ますます一晩中放置っていうのは心配になります。だから港に係留しておきたいのですが、浅くて入れなかったり高すぎたり・・・で、取り合えず外泊するなら風が強くてウネリによる横揺れが激しい時は留守になっているので、このままSanta Maria Di Leucaに泊めておいて、周辺は陸地から観光し、戻ってきたら一気にメッシーナ海峡に移動しちゃおうかなっていう話が強くなりました。いずれにしても月曜日、レンタカー屋が開いたら細かく計画することに。

壊れたクラッチ、新しいのは月曜日マリーナに届くように手配しておきました。在庫が2個しかなかったので、取り合えず前から壊れていた部分だけ取り外し。

ポート側のバースの天井も外されていました。

こんな風に1個づつ外れるって知らなかったな。

そのまま夕方までお昼寝したり、テレビを観たりしてくつろぎました。ゆらゆらもだんだん慣れてきて、あまり気にならなくなってきた。

夕方4時半ごろマリーナの入り口辺りにも人が結構いて、みなさん夕方のお散歩に繰り出してきたよう。海沿いの道には昼間とは比べ物にならないぐらい沢山の人が行きかっていました。スナックやナッツの出店があり、チーズ味のお煎餅みたいなのが売っていたので即買い!

その後すでに開いているレストランを探したのですが、この時間に開いている場所はランチの名残で空いていて、5時にいったん閉まり、再度7時とか8時に営業開始となる、またはこれで本日の営業終了という場所ばかり。つまりディナーは必然的7時以降というわけです。で仕方なく昼間歩いた海沿いの道を端まで歩き、またもどってオールドハーバーの方まで行きました。途中同じ人にすれ違ったので、地元の方たちもメインストリートを行ったり来たりして夕方散歩を楽しんでいるようです。以前ローマ郊外の海辺の街オスティアにいた時も同じで、イタリア人は夕方散歩が大好きみたいで、ただ歩きながら友人とおしゃべりしたりの社交の時間みたいです。その後カフェに行ったりディナーに行ったり、または普通に家に帰る人も多いみたいですが。

前夜ディナーに行ったレストランの手前からクラブ風な音楽がかかっていました。バーみたい。

夕陽を見ながら食前のプロセッコ!う~んさすが本場、プロセッコも美味しい!


店内にもテーブル席が沢山ありますが、みんな外に出ています。道を挟んだお向かいにもずらっと並んでいますよ。

主人は最近ネットフリックスのフォーミュラ1レーサーのリアリティーショーにはまっていて、イタリア人を見るとみんなレーサーに見えるそう。確かにイタリアの男性、みんなかっこいいねぇ。ギリシャの若者と比べるとうんとあか抜けています。それにおしゃれが気負ってない感じ。

レストランは7時まで開かないので、散歩で2時間も時間をつぶすのはさすがにつらく、一旦船に戻りました。

ちょっと肌寒くなってきたので、上着を着替えたりして再びお出かけ。7時に予約しておいたレストランですが、10分遅れぐらいで到着したら、なんか営業している雰囲気がないんですよね。開店はしてましたが、準備がされてないっていう感じ。なんと、予約したのにキッチンは8時からだって!!!!で予約した店にちゃんと来ているのか確認したら同じ店だったのです。で、お店の人は8時にまた戻ってきて、と言ったのですが、結構です、と断ってすぐその奥にあった店にいきました。昼間見に来た路地裏の店。これがもう大正解だった!


まずは赤ワインで乾杯。とにかくワインが美味しいなぁ。ギリシャでは美味しいワインに出会うのが非常に難しかったのです。

前菜のツナのカルパッチョ!これ、もう今まで食べたカルパッチョはなんだったんだ!ってぐらい。でっかいマグロの刺身なのですよ。でもちゃんと塩味がついていて・・・本当に美味しかった。

一切れが15㎝四方って感じぐらいでかいのです。オリーブオイルとレモンをちょっと足すとさらに旨味が増す!

次のミートボールパスタは、一人分を二つのさらに分けて持ってきてくれました。お店のサービスもすごく行き届いています。カルパッチョアの時もそうですが、お皿にお店の名前「Calura」が描かれてます。食器にもこだわっているんですね。それにしてもこの自家製パスタは、今まで食べたパスタの中で一番と言っていいほど美味しかったのです。程よい歯ごたえが何とも言えず、噛むたびに味がぎゅっと出てくる・・・麺好きの私にはたまりませんでした。そして太さと硬め歯ごたえが、名古屋名物味噌煮込みうどんを思い起こさせた!味噌煮込みうどん総本家山本屋の麺はかなり歯ごたえがあるんですよ!このパスタだけずっと食べ続けたかったです。

メインはポーク。あっという間に取り分けちゃって、気が付いて写真を撮った時はこんな悲惨な姿。トマトとロケットのサラダが付いていました。

私はパスタでただでさえお腹いっぱいだったので、デザートは一口。主人は本場のティラミスとエスプレッソを堪能しました。ティラミスも今まで一番美味しかったそうです。

この日はワインをボトルでオーダーしたので、前日よりちょっとお高い90ユーロでしたが、お料理の質やわざわざ二皿に取り分けてパスタを持ってきてくれたりする気遣いなど、ウェイターさんのサービスも素晴らしく、十分価値を感じました。特にパスタはもう絶品で、以前イタリアにいた時のことを思い出しました。そうだったそうだった、本当にパスタが美味しいから、スーパーで売っている乾麺さえもオーストラリアで買ってたものより美味しかったんですよね。今船にある乾麺、全部捨ててイタリアのパスタに買い替えよう、心に誓いました。

ギリシャ料理は素朴で美味しいですが、素朴過ぎてバラエティーがないんですよね。だから外食よりも自炊の方が満足できる事が多かったのですが、イタリアではもう何を食べても美味しいから、家で作る気がしないのだ!カルパッチョも最高だしね。

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