皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
昨日15日、予定どおりSATOMI号は海上に戻りました。やっと自由の身になった!今回リギンのチェックを受けることにしていたのですが、その手配でちょっとした行き違いがあり、海上にに戻ってから1時間ちょっと当てもなくプカプカする羽目に。全てが終わりタウンバースに係留できた時には夕方5時半過ぎでした。でもチェックのお陰で全て完璧になったし、ランニングバックスステイの使い方を教えてもらえたのでやる価値は大でした!
3月15日(金):朝かとってもいいお天気。海上に戻るのは午後3時からなので、余裕があります。まずは最後の買い出し。これから移動中、大きな街に寄るのはコーフ島ぐらいだと思うし、主人の好物のベークドビーンズの缶詰はギリシャではどこにでも売ってるわけではないのです。ほぼLidlで買い物をし、その後そこでは売っていないものを2020年11月~2021年4月まで住んでいたアパートの近くのマーケットに寄りました。
ここはアパートから徒歩で来れたので、私達の「My Market」でした。ここに来るのも、もうこれで本当に最後だなぁ。
これがギリシャでの住所だった。
プレヴェザの街とも本当にこれでお別れ。ちょっと寂しい気分になりました。だって、ロックダウン中、越冬2回と合計で一年近く滞在した場所ですから!知らない場所はないと言っていいぐらい。
前日、断水していたので船体を洗えませんでしたので、お昼ご飯を食べてから私はSATOMI号のシャンプー。主人はその間、レンタカーを返しにいっていました。プレヴェザ空港に返却にいくので、帰りはスクーター(足でけるやつ)で来てもそれほど時間はかかりません。
昨年出発前にかなり念入りに磨いておいたので、表面につもっていた埃を落とす程度で、簡単にきれいになりました。
コックピット内も掃除機をかけてからゴシゴシしたので、狭い溝の中もピッカピカ!これまでで一番きれいになったかも。
主人がポリッシャー液で磨いただけある!本当にピカピカ光っております。多分他のオーナーさん達は毎年やっているんでしょうけど、私達は今まで他に大仕事がありすぎてそこまで手が回らなかったんですよね。でもSATOMI号所有して4年目で、初めて業者が入るような大掛かりな修理やアップグレードの必要がなくなり、ようやく「外見」にも気を使えるようになりました。
後ろ姿もいいねぇ。どこから見ても「べっぴんさん」です。
ボートヤードの一番広い場所で、牽引車からクレーン車に交代となります。
クレーン車に引き継がれて、ボートランプまで最後の移動です。ハードスタンドの位置がボートヤードエリアの入り口に近かったこともあり、たったの15分しかかかりませんでした。
予定よりも早くお迎えが来たので、3時前に海上に出られそうです。予定よりはやいのは、いつもだったらありがたいのですが、この日はちょっと都合が悪かった。というのは海上に戻してからリギンのチェックを受けることにしていたので、このタイミングでWay Point社のリギンチェックチームが一緒に乗り込んでくることになっていたんですよ。でも彼らの姿形はどこにも見えません。3時と言っていたので、3時にハードスタンドから移動だと思っていたのかも。
海上に出たのは3時で、Way Pointの人たちが来るのが4時半ということだったので、1時間ぐらいは暇つぶしが必要でした。プレヴェザの街とクレオパトラマリーナの間の海域にぷかぷか浮いて、お茶を飲みながらゆっくりしていました。
何をどうチェックしているのか、私にはわからないのですが、専門チームだしWay Point社はセールの手入れに関してもいつも満足の行く対応なので、今回も不安はありません。
一人がマストに宙ぶらりんになって上を眺めながら、下にいるスタッフにいろいろ指示をしていました。
目の前はレストラン街。
一息ついて、シャワーを浴びてお出かけ準備をしているうちに、今夜のテストで、すでに音楽が流れ始めていました。
仮装している人もいる!
デッキでくつろいでいたら、白いバンの人が「お宅はうちの電気ポストを使っていますよ。」と言いに来ました。実を言うとすぐ近くの電気ポストが壊れているのか、昨年買った電気水カードが料金切れなのか(15ユーロ分なのでそれはないと思うけど)、使えなくて、延長コードを使って少し離れたポストにつけたら、カードを使わなくても使えたのです。前の人が使った時にカード使用を終了しておかないと、そのまま後の人が使えちゃうんですよね。私達も誰かのを無料で使っているのを知っていたので、言われてからすぐには逗子に行きました。でもその人ヨット出来ているわけではなくパレードの関係者みたいでしたが。で、カードをもって別のポストの電源をアクティベイトしようしたら、うまくいかなくて、またその男性に、どうしたらいいか聞いたのです。すると、私達がちゃんとカードを買っているのを知ったからか「じゃ、そのまま使い続けていていいですよ。」と言ってくれました!やったぁ~電気無料で接続OK!しかも係留代を支払う事務所が三連休でお休みなので、係留代も払わなくていい(というか払いに行けないので)ことになっちゃいます。プレヴェザには長居するつもりはないので、週明けにはとっくに出発しております。
午後4時ちょっとすぎ私達が見えたのでしょう、プレヴェザマリーナの給油スタンドのスタッフが接岸する場所を教えてくれました。風向きが岸から吹かれる方角に接岸したいな、と思っていたらちゃんとそれを考慮し、しかもマリーナの外側の岸に誘導してくれたので、接岸が簡単でした。それにスタッフがラインを受け取ってくれましたしね。
ここの給油スタンドのスタッフもとても優秀で、毎回その時の風向きをちゃんと理解した上で、離岸しやすい方に誘導してくれるのです。風が強くてバウがふられそうな時も、エンジンやバウスラスターを吹かすタイミングを的確に指示してくれて、場合によってはテンダーでバウを押すことも、お願いしなくても自主的にやってくれます。だから安心して給油スタンドに付けれるんですよね。今回も、マリーナの外側とはいえ、ちゃんとしたワーフに無料で接岸させてくれただけではなく、アシストもしてくれました。さらに向こうから「水の補給は必要ですか?」と聞いてくれたのです。水は満タンにしているので必要ないです、リギンチェックの間だけ留めさせていただけあすぐに出ます、というと「了解です!」ととても気持ちのいい対応でした。
作業が終わったら、あっちのタウンバースに移動します。シーズンオフで空き空きなので、ほとんどの船が横接岸していますね。私達もそうするつもり。
接岸して一息ついていたら4時20分、Way Pointのリギンチームがやってきました。
3人のスタッフが早速取り掛かります。
一人がまずバックスステイをウィンチで回し緩め始めたようでした。
なんかネジを全部緩めているみたいだけど。
あっち側にさっきまでいたアクティオのボートヤード群が見えます。
30分ちょっとで作業は終了。リギンが全てゆるくなっていたらしく、しっかり締め直していただきました。それとSATOMI号にはランニングバックステイというのが左右にあるのですが、それの使い方が今一つわかっていなかったのですよね。SATOMI号にはジェノアをファーリングしているもののほかに、もう1つ手前にフォアステイがあってそこに小さいヘッドセールを付ければカッターにすることができるんです。ストームジブを付ける場所だそうです。でも今のところはジェノアだけで十分だし、2つヘッドセールがあるとタックする時に不便なので、使っておりません。で、ランニングバックスステイは、そこにセールを付けた時に使うものだという事を教わりました!マストを固定したい場合は、フォアステイを締めるのだそうです。つまりランニングバックステイは今の状態では必要なかったのです。でもあるっていうのがすごいなぁ。大海を超緒距離で航海する時にストームジブを使う事があるでしょうから、やっぱSATOMI号は外海をガンガン走って行く用の船なんだってあらためて実感しました。早く大西洋を渡ってみたい!
リギンをしっかりチェックしてもらい、全て異状なし、ということで今後のセール走行がますます楽しみになりました。
午後5時半、無事タウンバースに横付け終了。近づいていったら、岸でラインを受け取ろうとレストランのおじさんとかが出てきましたが、私は自分で飛び移りたかったので無視しちゃいました。十分安全な距離まで使づけてくれたので、ひょいワーフに飛びうつりバウラインを結わえました。スターンは岸にいたおじさんの一人がが受け取ってくれたようです。
留めてから気が付いたんですが、ステージの真後ろだった!来週の月曜日が「クリーンマンデー」という宗教的な祝日なので、ギリシャは今週末は3連休になるのです。この日の夜もパレードがあったり、して賑やなんだそうです。丁度開いていた場所が、メインステージの真後ろだった。
ということで、無事SATOMI号は海上に戻りました。それを祝って、今夜はパーティーだ!街全体がパーティ―気分だけどね。この後、夕食は昨年アルバニアで出会ったイギリス人カップルの方と一緒にします。彼らもクレオパトラの2つとなりのボートヤードにカタマランを追いていて、昨年の出発前にも何回か会いました。とてもいい方達なので、再会がすごく楽しみです!今夜は久しぶりに夜更かししちゃいそう!
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