皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!
前日に行きそびれた騎士団長の宮殿(Grand Masters Palace)を訪れるたび午前中はヴァレッタに行き、午後からは島の反対側近くにある旧首都のMdina(イムディーナ)を観光。混雑路線のバスで満車バスの乗車拒否が多発。それを回避する方法でバスを駆使して丸一日観光を満喫しました!
St. George広場、前日も通っていたのに広場だってあまり認識がなかったのは、このコンサート会場のせいでした。なんかちょっとした工事現場みたいに前日はなっていたんですよね。
4月29日(月):前日見逃した騎士団の宮殿に再チャレンジするためと、午後からは島の反対側に近い内陸にある旧首都のMidna(イムディーナ)に行くため、朝10時ちょっと過ぎに出発。私たちには早いほうです。勢い込んでバスを待っていたら、来たバスは満員で乗車拒否。泊ることすらなく通過していきました。ヴァレッタは人気観光地だから月曜日でもこうなんだなぁ~と思っていたら、2台めも、3台めも、そして4台目にも乗車できず。すでに30分が経過しており11時近くになってしまった。というのはこの路線人気路線で、しかももっと手前にホテル群があるのとフェリー乗り場もあるので、乗車客が多いんですよ。そこで、作戦変更。バスは2時間以内乗り放題なのを利用して、反対側のバス停に移動し、込み合う前のバス停まで戻って乗ろうということに。この作戦は見事成功しました。ここでもかなりな人が並んでいましたが、すでに切符を持っている私たちは、チケットを買ったり、回数券をスキャンする必要がないので、ドライバーにちらっと見せて、横入りで乗車できました。
11時緒と過ぎにはバスに乗れていました。途中さっきまでいたバス停を通過しましたが、一緒に並んでいた人たちがまだ待っていた!
宮殿の前にはなんとちょっとした列がありました。でもこれは入り口に空港みたいなセキョリティゲートがあり、持ち物のX線検査があったからでした。入場料は普段は大人12ユーロ、シニア10ユーロなのですが、この日は一部の部屋が都合により閲覧できないということで2ユーロ割引きになっており、私がシニア料金の10ユーロ、主人は子供料金の8ユーロで入場できました。ちょっとラッキーかも。
英雄だったヴァレッタ騎士の名前をとってヴァレッタという街の名前になったそうです。
グランドマスターの宮殿というのはロードス島でも見ていて(ロードスの一番の見どころ)、そういうのを期待していたんですが、ちょっと違いました。この宮殿は最近でも利用されているらしく、最近の歴史も表示されていました。故エリザベス女王が若かりしころ、ここを訪問した写真がありました。
第2次世界大戦時には爆撃を受けて、破壊されてしまった場所も。
宮殿にはいろんな運営組織もあり、印刷部門で使われていた印刷機。
中庭に入ると、目の前に時計同みたいなものが。
そこから正面の入り口から室内に入ります。
最初の部屋は武器の展示がされている部屋。細長い大広間の壁という壁は元より、ショーケスが全部で4列も部屋の長さいっぱいに並んでいたのです。
20000人もの兵士を武装できる武具が保管されていたそうです。
鎧の形も様々だけど、サイズもいろいろあるみたいで、主人が「これが俺のサイズだな。」とお腹のでっぱりの丸みが同じようなものを指さしていました。中世の兵士たちも、武具を渡される時「はい、Mサイズね、君はLLだな。」という会話とかがあったのかな?と想像して面白くなっていまいました。
みてこの部屋の長さ。100メートルぐらいの長さはあると思います。
騎士が着用したと思われる、前進の甲冑が何個もありました。それぞれ装飾やスタイルが違っていて、甲冑のスタイルで個性を出していたのかな。日本の戦国時代の武将も兜のスタイルがそれぞれすごく特徴がありますもんね。
次は廊下。壁、天井が見事なフレスコ画で覆われています。
光で色が飛んでいますが、実際はもっとくっきりした色彩です。でもおそらくこれは再現されたもので、オリジナルの色ではないと思います。くっきりしすぎてました。
オリジナルと思われるものはかなり色あせてました。
さっきの長い廊下とはまた別の廊下。ロの字型の建物なので、長い廊下が左右対象にあるわけですね。
床もこんな見事なタイル細工。石の色の違いで模様を作っているのだろうか。丸の中は描かれていると思いますけど。
入り口付近にはスライドがあり、大まかな説明がされていました。
時間だけではなく、月の満ち欠けを示計器もついてました。動いてないみたいだけど。
どの部屋も、壁や天井の装飾があり、床も大理石で、見事なタイル細工でした。
部屋をぐるりと囲む半円のフレスコ画。
オリジナルと思われるフレスコ画はこれぐらい色あせています。
さっきの長い廊下とはまた別の廊下。ロの字型の建物なので、長い廊下が左右対象にあるわけですね。
中には扮装した人たちがいました。ドアの正面で中の写真を撮ろうとしたらセキュリティーのデカいお兄さんににらまれたので、やめて、通り過ぎてから斜めから素早くとったので、ぶれております。もしかして前日、聖エルモの砦でみた扮装の人たちと同じ人たちかな?
青丸の場所がヴァレッタで、イムディーナは赤字のMdinaの場所です。
これがメインゲート。この場所は実は当日の朝まで知らなかったのです。月曜日の朝マリーナオフィスに事務の人が出勤してきたのを見計らってチェックイン手続きにいったら、是非行った方がいいとお勧めされたのです。正解だった!
お次がお目当ての大聖堂です。
床にはこんな見事なタイル細工に文字に絵柄。こいうのがほぼ床一面にあるのです。
そちらでも、全体的にお店が少ないにもかかわらず、観光客の数は結構あったので、食事がさっとできる場所がすぐには見つからず、結局やっと入れた小さなカフェでアンティパスタ的盛り合わせを食べたのは午後3時を回っていました。
外の街もカラフルに装飾された出窓の建物が連なっていました。ドアの色とおそろいとうのがおしゃれ。きっと宿泊施設だと思います。
イムディーナを出たのは午後4時すぎ。帰りのバスはイムディーナのすぐ前のバス停より一個前のターミナルから乗りました。これが大正解で、ここが始発なので座れましたが、すぐ次のバス停ではほぼ満席になっていました。ヴァレッタまで普通なら30分ぐらいんなんですが、帰路は渋滞の時間にあたったのか、1時間ぐらいかかったんです。その時間をずっと立っていたらかなり大変だったなぁ。
路線的にはヴァレッタに入る手前のバス停で降りて、マリーナ前まで行く路線に乗り換えればいいんですが、それだと満車で乗車拒否が発生すると思い、終点のヴァレッタまで行きました。案の定、ヴァレッタから帰る人達でターミナルはごったがえしていました。でもマリーナに変える路線は人気路線なのでバスが沢山あるんですね。しかも乗り場も3つのスタンドなので、そこに来たバスならどれに乗っても大丈夫なんです。知らない人は3つのスタンドに分かれて並んでいましたが、すでにその一つにバスが停車して出発時間を待っていました。素早くそちらのスタンドに移り、無事乗車成功。慣れていない様子の観光客はバスが来ているのに気が付かず隣のバス停に並んでた!で、さきほど「ここで乗り換えればヴァレッタまで戻らなくても乗り換えられる」バス停に来た時点では満員になっていたので、停車せず通過。よかった~!!ヴァレッタまで戻る時間のロスを考えてここで乗り換えようとしていたら永遠に乗れなかった。そっちの方が断然時間ロスが大きいです。朝の教訓を生かし、多少距離が後戻りになっても始発またはそれに近いバス停から乗車する方が、結果的には時間ロスが少ないのです。料金は時間内乗り放題だから後戻りしても全然無駄にならないし。
経った二日の路線バス旅行でしたが、乗りこなせたので、快適にしかも格安で移動することができました!
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